なんでこうなった!?
この作品でアップされているものはすべて新しく手直ししました。多少読みやすくなっていると思いますが誤字脱字や読みにくい部分があれば気軽にコメントしていってください。
「あははっ!そうだ!明日はカフェに行こーよ!」
学校からの帰り道で友達の美奈に明日の予定を聞いてみた。
「いーよ!駅前のでいい?」
「そうだね!そうしようか。」
そんな気さくな話。次の瞬間には最後の会話になった。
……なんでそうなるんだよ!
私達が歩いていたのは急で有名だった坂だ。
でもないわー!
車に跳ねられて人生終了とか!
でも、そしたらなんで私には意識があるんだろう?
謎すぎるわ。で私は目も開けられない、体に激痛が走っておるんですが…。
いやまだ死んではない…かな?わからないことが多すぎる!
私のまだ現世にいるという仮説は次の瞬間にはぶっ壊れた。
「〜〜!」
……は?何?今の声。
聞き覚えがない。どうゆうこと?私はどうなってるの!?
怖い。そもそも聞いたことのない言語だ。
というか、体が超絶痛い。
私もしかしなくても今の状態やばくない?
もしかしたら私は車に跳ねられてそのまま誘拐されたのかも…?
いやいや無い無い。私には社長みたいな凄い親はいない。
ましてや私に一切の愛情を与えないような親だ。
そんな娘をさらってそいつ等にはなんの得が?
意味不明すぎる。
「〜〜!?〜〜!!」
また聞こえた。何この声。女の人の声だ。今いる場所かどこかもわからない。よし!口は開く。喋ってみよう。
「こ、こはどこ?」
!?!?
私の声じゃない。でも私が言ったことには間違いない。
薄っすらと女の人の声がまた聞こえてきた。
何故か今度は聞き取れる。
「!大丈夫なの!?へいき!?」
多分私の発した言葉は日本語ではない。
でもそれが話せたら確かに聞き取れるようにはなった。
なら私は今女の人が喋っている言語を知っている?
なんで?
わからない。
あっ!今度は目が開く!
よし!周りの状況がわかるかも!開眼!
あれ?
私の視界に写ったのは見覚えのない森に妖精だった。
え!?もしやファンタジーか!?いやでも鳥のものではない羽がある。うん。ここ異世界だわ。
私は多分今流行っている転生とかなんやらしたのではないのだろうか?
あれ?
でも私この妖精のこと見たことある?
なんで?
もしかして私…死にかけてる妖精の子に魂だけ入っちゃった感じ!?
は?
もしそれが正しいならそれはやばくない?
どうしよう。取りあえず起きれない。
何故か知っている名前で妖精のことを呼んだ。
「〜〜フリッツ!起こして!」
私がフリッツと呼んだ妖精の子は私を無言で起こしてくれた。
私は早速周りの見渡した。見覚えがない。
うん。やばいかもしれない。
これからどうしよう?
うん。でもまずは、
「体痛い」
これに尽きるのであった。