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謎の少年

結構長くなっちゃいました。

ごめんなさい。

つまらないから術使って抜け出そ!

おばあには多分バレるけど...おばあなら暖かい目でみてくれるよね?

えっと、こんな時は変わり身の術かな?分身?

「∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞」※術を呟いています。

よし!これで自由の身だ!しばらく行ってない里の下の方へ行ってみよっ!

「わぉ!!面白そうなものいっぱいある!」

「おや、あんたどこの子だい?どこかで見たことがあるような無いような...。」

やべっ!老人は私の顔見たことあるんだっけ。

とにかく着替えて変装しないと、バレる!


着替え完了!さてさて。久しぶりの町はどうなっているのかな?

グ~~~

???ナニこの音?まさか虎?

虎がいたらまずい!干支のなかで一番私と相性悪いじゃん!

そんなことを思いながら振り向くと、女の子が3人いるだけ。???

グ~~~グ~

「なるほど!私のお腹がなってたのね!...お店あるかな?」

しばらく行くと美味しそうなミカンの木があった。

「よっと!」

ミカンは皮ごと食べる主義。がぶっ!でかっ!

喉につまらないかな?

数十個食べてお腹いっぱいになったころ、私より少し、いや、だいぶ背の高い男の子がこっちに向かって歩いてきた。

「おい。お前。」

なにコイツ。ムカつくヤツ。弥左衛家の娘に向かって!舐めてんじゃねーぞ!

でも、揉め事起こして私だとバレたらまずいから、ここはあえて丁寧に返事しておこう。

「私に何か用ですか?」

「お前、このミカン食っただろ。」

「食べたけど...あなたの木でしたか?ごめんなさい。お腹がすいていたので...。」

「俺のじゃない。」

「は?じゃあ誰の?」

あ。素が出ちゃった。

「この町の子供たちのだ。」

「なるほど。あなたは子供たちのために怒ってるのね。でも、お腹空いて死にそうな人にミカンの少しもくれないの?ケチ。」

「ケチはお前らだろ。この町には、飢え死にしそうな子供が何人もいるんだぞ。なのにお前らは、見て見ぬふりして贅沢に暮らしやがって。その挙げ句に幼い子供が大事に育て上げたミカンまで奪うって頭おかしいんじゃねーか。お松様とは大違いだ。」

男の子の言ってることが正論すぎて逆に怒りがわいてくる。

「はぁ?私はそんなこと知らないっての。てゆーか食ってほしくなければ『食べないでください。』って看板でもおいといたらどうなの?

だいたいあんたみたいな人がいつどこでおばあと仲良くなってんだよ!」

自分でもなに言ってるかわかんない...。

「こっちはそんなもの作る余裕もねーよ。」

声、冷たい!視線が痛いよ!怖いよ~!

冷静なってふと気がついた。

「なんで私が弥左衛家だってわかったの?」

まだまだ続きます。

宜しくお願いしまーす!

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