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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第3章

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敵国へ

 朝当夜が目覚めると既に皆は起きていて着替えが終わっていた。当夜は慌てて着替え、朝食を食べに食堂へ向かう。

 当夜がドールを出さずに食べているので皆が戸惑っていた。

 出発前にシャクラが宿の方と話をして、厨房に向かっていたのだが、何かを持たされていた。


 そうして今日の旅がスタートする。


 1時間位進むと関所が見えてきたが、駐在しているのは敵国の兵士のみだ。

 自国の側は全て進軍する兵に殺されたか捕らえられたのだろう。

 犯罪者のチェックをされ、ケイトが対応をしている。ケイトはかなり有名らしく、ダンジョンの調査の為に向かっていると伝えるとあっさりと通された。予め決めておいた事だ。但し当夜は何を言っているか分からないので気が気じゃなく、関所を通されれ無事入国出来たので安堵をしていた。駐屯しているのは200名位だろうか。まあ後続の兵が来たら簡単に蹴散らせる数でしかない。



 更に2時間程進んでから昼休憩となり、食後シャクラが当夜に何かの飲み物を渡す。そして当夜が飲むのをじっと待っていた。当夜はありがとうと言い一口飲むとシャクラの顔にブーっと吹き出して口に入れた何かをシャクラの顔に掛けてしまった。

 そして喉を押さえてのたうち回りゼイゼイと荒い息をしている。

 慌てたレグナスが自分が飲んでいた飲み物を渡すと当夜は一気に飲み干し、何やら悪態をついていた。

 シャクラが謝ってきて、当夜は大体何をされたか理解してクリーンを唱えてシャクラを綺麗にしてやって、頭を撫でた。


 恐らく以前アモネスに飲ませた激辛の何かだろうと認識し、当夜に味覚が戻った事を確認したのだろう。普段だと一言聞いて終わるのだが、今はこういった方法しかない。


 気を取り直して王都を目指し出発した。

 特に何も無く、夕方に宿場町に着いたのだ。

 何時もの如く中級宿に泊まり、異国での地場の料理を堪能したりと、周りから見ると敵国を滅ぼさんとしている者の動きにはとてもじゃ無いが見えない緊張感のない行動をしている。


 この日はケイトとシャクラに挟まれて悶々としながら生殺しにされ眠りにつくのであった。


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