後始末
死体の処理は気が滅入る。
人海戦術で仕分けていき、ある程度死体が集まると聖職者が簡単な説法を説き、それが終わると当夜が燃やすの繰り返しで、山になった死体と瓦礫の前にため息をつく。
昼休憩を入れていた時に、ついにその時が来た。
奴等が現れたのだ!
そう後続部隊が!
そこからは早かった!
それでも分別と死体を燃やすのに三日間掛かり、残りは腐敗が始まった為、やむを得ず燃やし尽くしたのである。
回収したのは主に金と武器だ。大量の剣が手に入り、ある程度まとめて縛り、当夜が収納し、お金も箱に封印をしてやはり収納した。倒したのは全て当夜なので、戦利品は当夜に権利が有るらしいが、当夜は半分は国に謙譲するとしていた。半分にしたのは国王に対する配慮だ。
因みに救助した奴隷だった者は、ブリタニアの城にて半年の間奴隷として働き、それで解放とする事になった。
但し、我が国から連れ去られた者は即刻解放になった。
困ったのは姓奴隷として連れてこられた者で、妊娠が分かった者もいて扱いに困ったが、ガボット卿に預けた。まあ彼なら悪いようにしないだろう。当夜は彼女達をギルド職員に推薦した。更に姓奴隷だったのはごく一部しか知らないので、当人を含め知っている者で墓まで持っていく誓いを立てたりした。
そんな当夜の対応を見ていたシャクラが神対応とうっとりとして当夜を見つめていたりする。
死体の処理を終えて明日からの遠征について、頭を抱える当夜をアモネスが心配そうに見つめていたのだった。当夜がぶつぶつ何かを呟いていたからだ。




