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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第3章

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確認と覚悟

 朝も遅い時間だが、当夜は目覚め、直ぐにルナへのチャージを行った。当夜は宿に帰ってからの事がよく分からなかった。チャージをした記憶がなく、ルナとアモネスは椅子に座ったまま寝ていた。


 ルナは意識がまどろんでいて、目が覚めると驚きつつ当夜の頭を押さえて唇を貪って泣いていた。チャージ中は喋れないから何かのリアクションだと当夜は思い、そっと背中を擦っている。


 ある程度チャージを行い、口を離すとルナが心配そうに当夜の体をあちこちを必死な顔で触っている。


当夜「ル、ルナ大丈夫だから、ちょっと落ち着こうか?」


ルナ「当夜様、当夜様、当夜様ううううう」


 ルナが泣き出し皆が起き出す。ルナが泣いている事実を誰も深く考えなかった。

 当夜はルナを抱きしめ背中を摩り


当夜「本当に大丈夫だから、何があったのか誰か教えて?それと装備等を準備して、あの穴の状態や今後の事を決めないとね」


シャクラ「あのね当夜は部屋に着くなり痙攣して失禁したのよ。そして泡を吹いていたの。ってあんた心が折れたんじゃないの?大勢の死に耐えられなかったんじゃないの?」


当夜「はあ?誰が俺の心が折れたって?んなわけ無いじゃん。俺の心臓はきっと毛が生えてるさ。人を殺す忌避感は転移時に置いて来たんだろうな。なんとも思わないよ。痙攣の方は多分魔力の使い過ぎだよ。さすがにあのアースホールはきつかったようだな。頭が痛かったもん。あと失禁ってみっともない事したようだけど、痙攣の影響だろう。あとな、気の所為か俺の魔力が力も量も増えたと思うぞ。多分またレベル上がってる筈だ」


 アモネスが当夜の頬を軽く引っ叩き


アモネス「心配したんだからね!本当に心配したんだからね!このまま死んじゃうんじゃないかって!ううう」


 当夜はアモネスを優しく抱きしめながら頭を撫でる。


当夜「そっか心配かけたね。ごめんな。もう朝も遅いのだろう。兵達が腹を空かせてるだろうから皆の前に顔を出そうか!」


 そう言って装備を整え、部屋を出ると歩哨がえらく驚いていた。


 慌ててガボット卿に報告を行っている。


 当夜は急いで広間に向かうが、皆の目が変なのに違和感を覚えた。中には道の脇でひれ伏してる者もいる。ちょうど真横にいたシャクラに


当夜「なあシャクラ、なんか俺を見る人達の目が気になるんだが、何か知らないか?」


シャクラ「はあ、相変わらずね。ねえ、あんたの行ったのって最早災害級の所業よ。こちらは怪我人すらいないのに9万人の兵士を葬ったのよ。そりゃあ恐れるか崇め立てるわよ」


当夜「はあ、そんなかものなのかな。そんな大した事してないと思うんだけどな」


レグナス「あのね、当夜様もう少しご自分のなされた事と、ご自分の持っている力を認識した方が良いと思いますよ!最早生ける災厄とも軍神とも言われてますよ!」


 それを聞き当夜は己がもう普通の生活が、一般市民に紛れる事が不可能になった事を認識し、今後の生き方を考えなければならないのと、戦争にこれからも巻き込まれる事を理解してしまった。


 因みにパーティーの場合、経験値が人数割の為、当夜以外のメンバーのレベルも大変な事になっているのだが知るのは後日だ。9万人の経験値が入るのだ。冒険者の登録というのはレベルの恩恵を受ける為の登録でもある。その事をよく理解していなかったのだ。


 そうしていると野営地に着いたのだった。

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