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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第3章

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惨状

 丘から移動する事20分位だろうか。音を気にせずに急いで向かった。


 既に周辺の制圧が終わっており、周りを確認すると武装解除され座っている敵兵がいる。当夜は縄を出して縛るように指示をする。松明を出しまくり、特に穴の縁に設置して誤って近づくのを防ぐ。


 馬が繋がれた一帯は無事で、生き残りがいる一因だ。駐屯場を完全にカバーできなかったのだ。敵兵は殺す事に何の躊躇いは無かったが何の罪のない馬は躊躇したのだ。


 当夜はファイヤーボールを穴に投げ込むが底が見えない。当夜はやり過ぎたのだ。恐らく殆どの者は意識を取り戻す前に底に激突して即死だろう。ー部はたまたま目覚めていたり、用を足していただろう。事実数名が街道を走っていて捕えられている。目覚めていた者は悲惨だ。突然訳の分からぬ状態で落下感があり叫んでいてだろうがやはり物凄い速度で地面に激突して死んで行ったのであろう。


 馬は輜重隊と士官のと騎兵ので5000頭位が馬を繋いでいるエリアにいた。


 斥候の見立てだと9割位が生き残っているそうだ。それか逃げ出したか。


 穴に投げ込んだファイヤーボールは明かり代わりだ。対岸の山に向かって投げて底を照らすも何も見えない。日中になり太陽が昇らないと照度不足で見えない。


当夜「ねえガボットさん、兵士が持っていた装備や貨幣って回収しないと不味いですか?金の流通量の影響とか大丈夫ですかね?」


ガボット「兵士一人につき持っていたのが金貨10枚だったとしてもたかだか90万枚ですから経済的には影響が無いことは無いですが、いずれ貨幣の流通に影響が出てくるでしょうな。可能ならば回収は行うべきでが、この深さじゃどうにもならないでしょう?」


当夜「手が無いことは無いのですが、ストーム系の魔法で色々な物を底から巻き上げて地上に撒き散らせば出せるのですが、そうするとおそらく細切れになった死体も出す事になり、辺り一体凄惨な事になるのが難点なんです。それに近いうちにここは湖になるでしょう。既に大量の地下水が流れ込んで底はもう背丈を超える水位でしょう。万が一落下時に奇跡的に生き残っていたとしても水死、浮きになるものに掴まってもこの高さを登り切るのは無理でしょうね。私も生き残りがいたとしても救助する術を持っていません」


ガボット「死体を冒涜する気はありませんから、彼らの死出の持参金としてそのまま葬りましょう」


 当夜はここに長居はしたくないので、監視の兵を200名残して街に引き上げた。そして早馬の伝令を後続部隊と王城に向けて送り出したのだった。


 引き上げる時は捕虜と馬も連れて行ったが捕虜の中に第一王子は居なかった。それは勿論第一王子も落下した筈だからだ。

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