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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

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メイド

 奴隷商に案内されたのは一種の留置所だ。牢の中に奴隷がいる。まずは、犯罪奴隷からだった。通路は1.5m幅で各牢の幅は2mで奥行きも2m位だ。敷物が引いてあり、飲み物が置いてある。そして酷いのが用を足す時に使うたらいとその蓋がある感じで、当然の如くプライバシーがない。

 当夜はショックを受けていた。

 奴隷の服装は所謂貫頭衣というのだ。胸の形が分かる酷い服だった。

 奴隷商には性奴隷に興味がないと言ってあるが、性奴隷の所を通らないとメイドのいる所に行けないという。

 中には裸の女もいた。これは買って貰うのに自ら脱いでいるらしい。


 一つ言えるのは殆どの者が目が死んでいるという事だった。

 中にはかなりの美人もいたし、当夜を見て誘惑する者すらいる。

 そして奥にある一つの扉を開けるとそこはとメイドのコーナーだった。皆メイド服を着ている。但し何故かスカートは短い。

 当夜は突っ込みを入れたい所だがスルーして見る事にした。全部で20人位いたと当夜には感じられた。犯罪奴隷と一般奴隷が半々だそうで、明らかに目が死んでいる者は候補から外していった。


 犯罪奴隷で気になる者がいて、当夜がケイトに確認するも頷くだけだ。


 一人は犯罪奴隷で見た目は良くわからないんだが、髪がボサボサで、体は細い。一番の特徴は耳が猫耳なのだ。顔は汚れで小汚いが、可愛らしい感じ。メイドよりも戦闘要員になりそうだ。歳は12,13といった子供だ。罪状は親殺しだ。猫耳族は大概戦闘力が高い。


 もう一人は20代半ばの銀髪のヒューマンだ。罪状は主人殺し メイド歴8年とある。未婚でスタイルも良く、美人メイドといった感じだが、こちらの顔を見ない。


 奴隷商にはこの二人と面談をしたいと伝えた。


 少し待ってから準備が終わったので面談を行う。

 まずは、猫耳族だ。


 奴隷Aとする。

 罪状が気になったので確認するのだが、予め首輪の力が嘘を禁じていると聞いている。

 親の介護をしていたが、不治の病に冒されて、もう治る見込みがなかった。親からも苦しいから殺して、殺して苦痛から開放して欲しいと頼まれて、苦痛に悶絶する親を救ったという。親殺しは重罪で奴隷期間20年。情状酌量の余地があると当夜は強く感じていた。性交渉NG


 皆に聞くと教える事は多いが問題ないと。

 続いて銀髪


 奴隷B

 こちらも猫耳と同じで嘱託殺人。病で苦しむ当時の屋敷の主人の命を絶ち、苦痛から救った。

 既に複数の主人の元を渡り歩いている。ブロンズアイで160cm位。痩せ型

 奴隷期間残り8年  

 性交渉NG


アモネス「何故性交渉NGなの?」


奴隷B「はい、宜しくお願い致します。性交渉が駄目なのは、私はまだ生娘で、出来たら奴隷解放の後に、恋人を見つけ、添い遂げる方に初めてを貰われたいからです」

 アモネスは満足そうに頷いていたが、当夜はアモネスに質問したかった。なんで質問が性交渉の事なんだと。


 皆の意見でこの二人を買おうとなり、当夜は購入を決意した。お金はケイトが払うという。元々メイドを買うか、雇うつもりでお金は用意していたと言う。


 二人で4800万だった。

 とりあえず最低給金でのスタートと、奴隷Bに猫耳をちゃんとしたメイドとして働ける様に教育を頼む事になりそうだった。


 この後ギルドで支払い、二人を連れ帰る事になった。

 奴隷商を出る前に当夜が二人に語る為に奴隷商の一室にいる


当夜「改めて宜しくお願いします。君達の身請けをした冒険者パーティー 蒼き炎のリーダーのS級冒険者の当夜です。見ての通り女性5人と男1人のパーティーです。私達の家の家事をお願いしたく、貴女達を購入しました。まず一番恐れているであろう事を話します。まず私は貴女方とセックスする事ができません。肉体の損傷の為です。例え私が貴女達を襲ったとしても貴女達の純潔が散らされる事は有りません。彼女達もまだ清い体のままです。詳しくは家で話しますが、因みに彼女は王族です。勿論貴女達を奴隷として酷使するつもりはありません。直ぐには信じられないでしょうが、宜しくお願いします」


 当夜が握手を求め、二人は恐る恐る握手に応じた。彼女達は当夜の手は暖かく、その喋り方や態度から頼りになりそうな人だなと感じていた。

 ケイトを始め、5人は彼女達にハグをして歓迎の言葉を発していた。二人は緊張の糸が切れたようで泣いてしまい、ルナとアモネスがそれぞれ抱きしめてあげていた。気の所為か良い人だけど、かなり鈍い乙女心のわからないアホタレとか聞こえた気がすると、ある事ない事吹き込んでいるっぽいので当夜は気になって仕方がなかった。


 奴隷商を出てからまずは最優先としてやらねばならない事として服屋に行く事とした。メイド達の服を買う為に服屋に行き数着を選ばせた。当夜は買う度に収納に入れていく。寝巻きやら下着を忘れてないか当夜は何度もアモネスに確認していた。


 一旦家に帰り二人には、二人で一室を与えると伝え、部屋へ案内した。

 かなりの高待遇だったらしく、涙を浮かべていた。普通の居室を奴隷の部屋にしたからだ。普通は小屋とか物置を部屋にする者が多いというので、それをシャクラが伝えていたが、その瞬間の当夜の顔はそれは恐ろしい形相で、殺気が出ていた。シャクラは思わず尻もちをつき、床を濡らしてしまった。ハッとなった当夜がシャクラに謝りつつ手を差し伸べそっとクリーンを唱えていた。


 名前を決めなければだったから猫耳はアリーヤ

 お姉さんはセレーシャにした。

 本名を尋ねたが二人から名前を付けて欲しいと言われ、当夜が命名したのだった。

 命令されない限り本名を言いたくないと言うので


当夜「無理に名前を聞こうとはしないから、君達自らが話す気になるまで待つよ。話す気になったら教えてね。アリーヤ、セレーシャ、宜しくね」


 等と話をしていたが、時間が遅いので当夜は二人にメイドとしての業務は明日からとし、今日は客人扱いとなりミニスカメイド服から先程購入した服に着替えさせた。

 そしてブリタニアで当夜が最初に泊った宿の食堂で食事をする事にして、食堂に向かったのだった。

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