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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

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散策

 新たなメンバーを加えて最初の朝食の食卓を囲んでいた。

 ケイトに色々聞いたが、家事全般は壊滅的だった。

 取り敢えず掃除と洗濯を覚えてもらう事になる旨を当夜が話した。ここでは全員何かの家事を行い、協力して生活を行う家族として暮らすと。


ケイト「国の事には関わっておりましたが、そ、その家事は分からないので是非教えて下さい」


 家事を一通り教える必要を確認し次に戦闘スタイルを聞くと騎士に向いているようだ。

 片手盾剣で、回復魔法を得意とするという。当夜も回復が得意だが、当夜が気絶していたりすると当夜を治す者がいなくて困っていたので助かる筈だ。

 貴族の令嬢だけあって食事のスタイルも上品だ。

先日の燦々たる食事の事を考えると、テーブルマナーを伝授して貰えたら助かりそうだと当夜は思い描きはじめた。


 今一度皆の戦闘スタイルと、ルナのチャージや当夜のドールの説明をした。

 そして当夜は提案を行った。


当夜「皆でケイトに家事を教えてあげて欲しい。ケイトはシャクラ以外に食事の作法を教えてやって欲しい。特にルナにはね。皆で不足している部分を補って行こうね」


 特にシャクラは言いたい事があるようだが、それぞれが不足している部分があるので皆了承せざるを得なかった。


 今日と明日は主にケイトの買い物だ。荷物を見ると服やドレスは揃っているが、日用品が入っていなかったからだ。それと2日間は暇になったのでブリタニアの散策等をして街を知ろうと思ったのだ。


 食事の後ケイトは食器を洗う手伝いから入った。ダンジョンの探索等で自分の事はやっていたようだから大丈夫だろうと当夜は思い、食器を洗い終わったタイミングで、皆が家の掃除等をしている間にケイトを連れてギルドに向かった。

 パーティー登録最後の一人としてケイトの登録と、依頼達成報告だ。仲間になった以上いち早くパーティー登録をしたかったのだ。まだ朝早かったので、一時間程でギルドを引き上げる事が出来て早々に帰宅したのだ。この日はいつもの受付嬢さんがいなくて対応してくれたのはハーフエルフのお姉さんだった。ちょっと残念に思う当夜だった。


 家に帰るとシャクラがお菓子を準備してくれていて、お茶の準備しようとしていたが


ケイト「あっ!ちょっと待ってください!。私ねお料理とか駄目なんだけど、紅茶だけは趣味でよくいれているから少し待ってね!」


 そう言うと部屋に何やら取りに行ったようなのでお湯を沸かしておいた。


 5分位で戻ってくると、茶葉の入った容器と急須の様なのを持ってきて皆のお茶を準備しだした。


 準備が終わったので早速皆でお茶を頂く事になった。そして一口飲んだシャクラが驚きの声を上げた


シャクラ「何これ!どうなってるの?悔しいけど美味しいわ」


 皆ケイトを見て驚いていた。


 当夜も体を支えてもらい、ストローで飲んで美味しさの余り絶賛していた。

 ストローは普通に売ってたのを見つけて購入していた。単にシャクラ達が知らなかっただけだった。 


 趣味というが当夜は思ったのだが、価格にもよるが十分お店を開く事ができるレベルだと。

 お茶担当の誕生である。

 喉も潤ったので、全員で街に繰り出す事となったのだ。


 忘れないうちにと、まずは食器を扱っている店に行く。ケイトのグラスを購入した。それと来客時の対応の食器やティーカップのセットが不足しているので合わせて購入した。


 次に寝具店だ。野営の時の布団をケイトの分購入し、馬車の中で使うクッション等も買い足していく。おかしな買い物である。普通部屋の布団を買うが、野営用に布団なんて買わないのだ。買い物はおかしくないのだが、使い方が規格外なのだ。


 次は貴族御用達の食材店だ。尤もメイドさんが買いに来るのだけども。貴重品と言われる調味料を買う為だに来た。シャクラの目が輝いていて、そんなシャクラに当夜は


当夜「これで必要なのを買ってね。この範囲だと遠慮せずにね」


 そう言うと大金貨を握らせた。塩、胡椒、砂糖、パンの膨らみの元がある。(イーストもしくは代わりの物のこちらでの商品名)


 当夜が店内で商品を見ていると、ふと目に止まった物が気になった。どう見ても醤油と味噌があった。高かったがこれも購入した。それと油は貴重品で高価なのだが、当夜には思う所があり多めに買った。

 結局金貨30枚程を追加で払ったのだ。


 次に食材店に寄ってもらい、芋を探した。じゃがいものようなのが有ったのでそれも買った。シャクラが不思議そうに当夜に


シャクラ「ねえねえ当夜、芋なんか買ってどうするのよ?」


当夜「ふふふ後のお楽しみだよ」


としか言わないのでシャクラは拗ねていた。拗ねて口を膨らましているシャクラの顔に癒やされる当夜である。顔はだらしなくニヤニヤしていたりする。


 昼頃に欲しい物は買い尽くしたので、昼食を外で食べる事になった。

 当夜がケイトにこの辺の店で食べようと言うが、庶民の店はブリタニアでは分からないと役に立ちません宣言をしている。ブリタニア以外は色々知っているという。


 当夜の目に止まった店に入る。

 憩いのオーク亭というとオーク肉専門の店で、当夜はステーキを注文した。

 コーナー席があり、ケイトとシャクラが当夜を挟み込み、アーンをするつもりだったが、当夜が口に入れたタイミングで体が前のめりにならない様に押さえるだけだった。

 当夜が倒れてこないのでシャクラはつまらなさそうにしていたが、誰も最近当夜が倒れなくなった理由を考えなかったのであった。


 お腹を満たした後は店を出てケイトに街を案内して貰う事となった。

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