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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

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報告

 翌朝、当夜達は食事を終え、出発に備えて僧日を身につけて準備を終えていた。そうすると迎えの馬車が来て、領主の護衛を兼ねて王都へ向かって行く。大型の馬車で領主と奥さんが一緒だった。


 3時間位揺られているが、奥さんと3人娘が仲良く話をしている。当夜と領主はダンジョンの事を話し合っていたがルナだけは周辺を警戒をしている。

 どうやら国王に謁見する必要があるらしい。

 当夜は頭が痛い。ただ、よほど無茶な要望ではない限り、褒美を要求できるらしい。


 当夜は魔法の勉強と、自らの体の治療を行うべく、国一番の治療の使い手を紹介して貰おうと考えていた。女性陣は奥様との恋談に華を咲かせていた。


 取り留めのない事だが、当夜にとって彼女達の笑顔が眩しい。


 王城街に着くが、城壁の入り口の行列が激しかったが、そこは隣町であるウツロの領主だ。王族、貴族用の入り口から待ち時間無しで入って行く。

 領主に教えて貰ったが、当夜達の功績が有れば一代限りの準貴族になれるという。領地を下賜されないから、特に何もないのだが、平民出の者に対しての名誉職のような物で、こういう王城街や街の出入りに貴族用の入り口が使えるのと、宿等で便宜を図ってもらえるという。有り難い話だ。そういう便宜を図るのが一種の褒美という。


 まずは王城へ行き、王への謁見を申し込んでいる。流石に優先事項が高い内容なので、本日の晩餐に出席せよにとなった。


 次は食事だ。丁度お昼なのでちょっとしたレストランで昼食を済ませギルドに向かう。

 丁度いつもの受付嬢さんがお昼から戻ってきた所で隣街の領主がギルドマスターに会いに来た事と依頼達成を伝えると笑顔でギルドマスターに報告し当夜達を執務室に案内して何故かそのままギ同席した。ギルドマスターに領主がダンジョンの話をする。そして当夜がダンジョンマスターだったと話すと、飲んでいたコーヒーを咽てその辺に撒き散らしていた。

 それ程強烈な内容だったのだ。いつものお姉さんがもろ浴びてしまい悲鳴を上げて出ていった。当夜は恐らくトイレかなんかに行き顔を洗い戻ってくるだろうとちょっと可愛そうに思っていた。クリーンをと声を掛ける暇もなかった。

 当夜はダンジョンコアを見せた。許可者が触れるとダンジョンのステータスが見れる。

 ギルドマスターがコアに触れて確認していた。

 そんな中受付嬢さんは戻ってきたが、ブラウスに少しコーヒーのシミが残っていたので手招きして肩に手を置きクリーンを唱えると深々とお辞儀をしていた。まあ洗濯しないとあれは取れないだろうなと当夜が配慮したのだ。シャクラ達はそんなさりげない当夜の優しさにうっとりとしていた。この受付嬢さんもだ。


 当夜達はダンジョン攻略の指名依頼を達成したのだ。


 当夜とルナをSに、シャクラ、アモネス、レグナスがAになった。

 ダンジョンマスター受付嬢さんに目配せで指示を出し当夜達のキューブを回収しランクアップの手続きの為に出ていった。


 一度上級冒険者にてダンジョンアタックをさせて、ギルドマスターも確認するという。

 当夜の話が本当なら、ウツロの街はこれから大きく発展すると領主と興奮気味に話していた。


 当夜はダンジョン内部の地図を公開しようとした。

 ダンジョンの所有者として、ギルドで管理をお願いした。領主からもだ。


 当夜の意見として、この王都街にもあるが、何処かの初心者ダンジョンクリアーがこのダンジョンに挑む最低条件だと。又はランクC以上。


 このダンジョンは死亡しても実際は死なないと説明した所、大いに驚いていた。

 それと死亡すると裸でダンジョンの入り口に放り出すと。それがデスペナルティーとして一番軽いし、次に軽くても、レベルダウンだからだ。ダンジョンの入り口に負け犬の衣を置くとギルドマスターが言う。その服を着た者はウツロの街で肉体労働を2日行い、最低限のお金としょぼい武器を渡され、再スタートという。暫くその服を着ざるをえないと。


 そうしていると受付嬢さんが戻ってきて皆にキューブを「おめでとうございます」と言いながら手渡しをしている。当夜の時は握手をされぎゅっと握られた。

 なるほどなと。人気受付嬢の人気の高さを垣間見た。こういう些細な一言の配慮があるから気持ちよく冒険に行けるのだなと当夜は感じていた。違うのだが。


 当夜は正直に自分の事を話した。ドールの事やルナの事は秘密だが、収納持ち、異世界からの放浪者で、ダンジョンマスターと収納は異世界人の備わるギフトだろうと。


 ギルドを出ると領主夫妻や御者は馴染みの宿に一旦向かい、二時間後にギルドで集合となった。

 別れた後動揺しまくった女性陣がオロオロしていた。


シャクラ「ちょっと当夜ってば、この後服とかとうするのよ。王様との食事だなんて、着ていく服なんて無いわよ」


 アもネスも頷いて同意して


アモネス「ど、どうしましょう。私、お裁縫は得意だけど、流石に時間が無さすぎるわね。ねえ、どうするの?」


 レグナスは首を傾げながら


レグナス「いっそうの事、鎧を着ていくのはどうですか?不味いでしょうか!?」


 当夜は身振りで付いてこいとして、不適な笑顔を向けて


当夜「君達に魔法を見せてあげるよ」


 そう言った後、ギルドから馬車を返して貰い前に来た靴屋に寄る。

 皆を待たせて当夜一人で入り、直ぐに出てきた。


 そして先日訪れた人気の服屋に来ている。


 店員と当夜が話していて、何やら当夜は服を受け取っていた。


当夜「今から店員さんの言う事に黙って従うんだよ。時間がないから質問も無しだよ」


 そう言うと、順番に四人は店員に連れられて行った。


 当夜は手近な試着室でフォーマルに着替えていた。

 暫くすると、ドレスを纏った四人が出てきた。髪も長さの短いレグナス以外はアップにして貰っていた。

 急遽近くの理容師を呼んで着付けもしてくれた。

 当夜はスタッフに心付けを握らせた。アモネス達は目を輝かせながらもおろおろしている。


 店員がお世辞抜きでうっとりしながら


店員「皆さん、素敵過ぎます。何処かのお姫様みたい 」


 当夜も頷きながら


当夜「うわー眩しいな。四人共綺麗過ぎてくらくらするよ。何処に出しても恥ずかしくないレディーだね!」


 そう言いながら、当夜は収納から出した靴を一人一人に履かせてあげた。


 余り時間が無いので四人を急いで馬車に乗せて、御者に当夜の家を経由してギルドに向かうようお願いし、出発したのであった。経由したの馬車を家に届けて貰うのに場所を教える為だった。

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