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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

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当夜の行方

 当夜の行方が分からず三人が慌てふためき泣いていた。

 しかしルナは違う。

 当夜が死ねばそれを感じる筈だからだ。


ルナ「三人共落ち着きなさい。当夜様は無事ですよ。感じるのです。この壁の向こうにいると思います」


 三人はルナに抱きついていた。

 ルナは三人の背中を優しく摩り


ルナ「きっと大丈夫です。だから笑顔で当夜様をお迎えしましょうね。彼はあなた達の笑顔が好きなのよ。ね」


 そういう優しい言葉を掛けている。

 今までのルナでは考えられない行動だった。

 アモネスが気がついた。


アモネス「ルナお姉さま、今のはまるで普通の人間の発言ですよ。最近のお姉さまはもう人間そのものだと思います。当夜の事を愛してるのね」


 ルナは戸惑っていた


 そして隣の部屋では当夜が一人首を傾げていた。

 皆が来ない!と


 そこには一つの箱と大きなクリスタルがあった。


 取り敢えず箱を開ける


 中から見事なオリハルコンのロングソードが出てきた。

 それと何かの魔導書だ。しかし読めなかった。

 それと5人分のブーツがあった。

 取り敢えず収納に入れていく。

 中にメモが有ったので回収した


 そしてこのコアが問題だ。


 当夜「さあってと。どうすっかな。取り敢えず触れるか」


 そうすると頭にアナウンスが流れる

 アナウンス「ギフトダンジョンマスターによりこのダンジョンを支配下に置けます。支配下に置きますか?  Y/N」


 当夜「なんじゃこりゃ!ゲームかい!」


 そう突っ込んで居るがYを念じた


 アナウンス「ダンジョンを支配下に置きました。これより当ダンジョンのダンジョンマスターになります。条件を指定して下さい」


 目の前に小部屋が顕れ、中に入ると椅子が一つと机があり。机にはコンソールが有った。

 何故かダンジョンマスターの内容が理解できている。

 この部屋、コンソール室は念じれば何時でも当夜と設定したサブマスターのみが入る事が出来る。ダンジョンコアをこの場所からマスターに無断で動かすとダンジョンは消滅する。

 権利移譲はダンジョンマスターが直接相手に触れて、ダンジョンの権利移譲を実行する。又は殺した相手に移るのだ。また、ダンジョンマスターのギフト持ちがダンジョンコアに触れると権利が変わる。

 サブマスターを二人まで設定できる。

 サブマスターもこのコンソールに念じれば出入りができる。


 コンソールにいくつか条件を指定する。

 現在魔物の行動範囲に指定がないので、発生したフロア以外移動禁止。

 ダンジョンの外に自らの意思では出られない。ダンジョンを出れば魔石に変わると。何者かが無理矢理引き連れて外に出す事を考慮してだ。


 20階層をクリアした場合の褒美も選ぶ事が出来る 。オリハルコンはこのダンジョンのアイテムとして出現するのは0として、ミスリルに変えた。基本的に一番貧弱な装備の底上げとした。

デスペナルティーも設定できる。

 死んでしまった場合、裸でダンジョンの入り口に戻されるオプションが有るので選択した。死亡時のオプションとしてはこれが一番ペナルティーが低かった。但し、下着を含め身ぐるみ剥がされ、全裸で外に放り出される。


 中には歳を1歳重ねるとか、レベルが下がるペナルティーがあったが、入り口にローブを常設すれば良いだろう。


 ダンジョンマスターへのご褒美として冒険者が倒した魔石の10%相当分がこの部屋のボックスに保管される。偶にアイテムも入手できる。

 身ぐるみ剥がされた者の装備も保管室にのブックスに入る。服とか要らないが、クリーンが掛かってから清潔になって入る。


 10階層までは初心者、15階までは中級者、16階からは上級者用として、設定していった。

 そう、完全に育成用としたのだ。

 ダンジョンマスターのご褒美はこの魔石と死亡者のアイテムだ。

 別に冒険者のアイテムはいらないので、死亡者をなるべく出さない為に情報を公開するつもりだ。褒美は魔石で十分だ。


 当夜達が各フロアの最初の攻略者の為に、ボスドロップがかなり豪華だった。


 そして悩んだ末にダンジョン名を記載した。記載しないと色々変えた設定が反映しないからだ。


【レオーネ】


 にした。

 何故か形式番号が必要だったので

【EJ20】

 とした。鋭い人は名前の出所が分かるかもだが、当然アモネス達に分かる筈がない。

 当夜は無類の車好きで、鈴鹿によく行ったものだ。レース観戦の為だ。運転も好きだった。彼女とデートを兼ねてレース観戦、遊園地や夏だとプール、一泊して帰るといった感じだった。遊園地が併設されているのと、サーキトとしては公共交通機関から近いので好んで行っていた。富士なんか絶望的に遠い。


 当夜はドライブ中に交通事故にあっていた。信号停止中に飲酒運転の奴に追突されて、交差点の中まで押し出され、走行中の車とぶつかる事故だった。STI仕様のインプが廃車寸前になっていた。

 インプには女を乗せた事がなかった。

 レストアして貰っていて、ようやく復活となった時に医者から宣告を受けたのだ。


 2度心臓が止まり、奇跡的に一命を取り留めたが、神経が損傷を受けていた。数度手術をしたが神経が繋がらなかったと。そして寝たきりの生活になると。

 ふとそんな事を思い出していた。


 マスタールームはダンジョンマスター及びサブマスターはダンジョン内から何処にでも扉を開く事ができる。ダンジョンマスターの場合フル機能で操作ができる。

 制約はマスタールームはダンジョン内からしか行けない。コンソールルームはダンジョン外から行ける。


 一通りダンジョンの設定を終えると当夜はマスタールームを出た。

 戻った先は先程のボス部屋だ。三人が慌てて当夜に駆け寄る。涙で目を腫らしていた。当夜は頭を撫でていた。そして当夜は見逃さなかった。それはルナの頬を伝う一条の涙だ。

 早速ドロップ品を渡す事にした。ルナにロングソードを、シャクラとアモネスには杖を渡すと二人はプルプルと震えていた。


 そして当夜が戻ると別の扉が開いていたので、皆とその扉を出る。

 部屋の外には転移石があり、皆が触れる。そうすると入り口に転移ができるので転移をした。


 入口に変化があった。

 一枚のボードが転移石の横にあり、ダンジョン名、マスター名、初回攻略者の名前として5人の名が、ギルド届け出の名前で刻まれていた。当夜はトーヤだ。とうやじゃ無いのが不思議だが、元々ギルドでの手続きはルナが行っていた。


 当夜達は急いでウツロの街に向かった。宿の確保を行った後、領主に報告した。そうすると領主から明日一緒に王都へ行って欲しいと頼まれて了承した。


 宿は一番大きい部屋が空いていてそこにした。

 宿の食堂で食事をし、順番で皆風呂に入る。当夜は最後だ。

 女性陣は当夜と入りたがったが、そんなに大きくないので当夜は却下した。


 そして約束通り、シャクラに料理のお礼としてマッサージを行い、疲れからルナにチャージをしている最中に当夜は寝ていった。寝ていてもルナさえ起きていればチャージは続行できるので、ルナは当夜の頭を撫でながらチャージを行い、完了してから眠りについていったのだ。

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