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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

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当夜の今日のお料理

 当夜達は家を買った記念すべき初日の夜を、酔い潰れる形で台無しにしてしまった。

 当夜がルナを背負って連れ帰る事が出来たので、全員何とか家まで辿り着いたが、アモネス達は玄関で力尽き、そして寝てしまった。当夜だけが何とか動く事ができて、全員を各々の居室に連れて行き、クリーンを掛けてから寝巻きに着替えさせた。

 当夜は疲れ過ぎていて、ルナにチャージをしている最中に寝落ちしていた。

 3人娘は折角当夜がお姫様抱っこをしてくれたのにその幸せを感じられず、後に顛末を知って激しく項垂れたとか無かったとか。


 朝目覚めるとルナがまだ寝ていた。チャージの続きを行い、完了して布団を掛けてから風呂場に向かった。

 掃除を行い、お湯を入れて一番風呂に入っている。貯湯タンクには既に魔力を込めてお湯を作っている。

 中々広いお風呂で個人の家のタイプではない。小さい宿のお風呂位はある。浴槽は一般的な住居用ユニットバスの倍はあり、洗い場は1坪位と大きかった。

 湯船にも全員で入れなくはない。そういった大きさだ。当夜は敢えてクリーンを使った後に己の体を使い掃除を行った。クリーンではシミとかは取れないので、基本的に表面の軽度な汚れを落とすのがクリーンだと段々理解してきた。


 当夜が風呂を上がるがまだ誰も起きてこない。少し考えてからしょうがないので、朝食の準備をする事にした。


 魔導コンロ等の調理器具の使い方が分からないので適当にやって見る事にした。皿にパンを置き、買って置いたハムかベーコンの様な肉をフライパンに並べた。庭に出て弱目のファイヤーボールをフライパンに飛ばしたが、一瞬で表面が焦げたのだった。


 火力が強過ぎたが、食材の裏は奇麗だった。皿に盛り付けるが、綺麗な面を上にして焦げたのは下にしたのだ。塩を少し掛けたほうが良いよなと思い、調味料やらを探して、白い粉を発見したのだ。

 軽くひとつまみしてふり掛けていく。お湯を沸かし、紅茶を淹れて各自のコップに注ぎ、フォークを出して完成である。

 白い粉が斑になっているが、細かい事は気にしてはいけない。


 フィライパンを熱する手段は他にもある。例えば生活魔法の着火だとファイヤーボール程威力がない。尤も大量に魔力を込めれば火炎放射器並に凄い威力になる。

 ファイヤーボールを使う場合も、空のフライパンを熱してから食材を置いて焼けば良かったのだ。単にアホな奴なのである。でも良かれと思い善意で行っているから性質が悪い。


 思い出したかのようにパンになにか塗ろうと思い、ジャムっぽいのを発見した。全員のパンに塗り塗りして準備が整った。見た目は結構綺麗なので当夜は思った


『意外と料理って簡単かも。俺って実は料理もできる子だったんだな!』


 そうこうしていると全員降りてきたので、顔を洗い、朝食となった。


シャクラ「ごめんなさい!当夜に準備させてしまったんだね。でも料理した事がないって言ってたけど、調味料とかよく分かったね♪」


 褒められて当夜は嬉しかったが、まずいただきますをしないといけないので


当夜「改めて今日から、いや、昨日からここが我が家だ。皆で年老いて朽ちるまで共に生きよう。ここはそんな俺達の記念すべきファーストホームだ。さあ朝食を頂こう。いただきます」


 そして見た目の不思議なハムを食べ、咽た被害者第一号が


レグナス「と、当夜さん?一体何をしたんですか?これは・・・」


 レグナスの反応に皆訝しがりながら口に入れた途端に咽ていたが、当夜とルナは何事も無いように食べている。そしてパンを一口食べた被害者第二号が


シャクラ「うええええ。こっこれ、この肉半分炭化してますよぅ!おまけに何を掛けたんですか?塩じゃなくて砂糖じゃないですか?それにパンになんて事するんですか!これ激辛の辛子ですよ!」


当夜「うん!そこにあったの掛けたけど駄目だったか?パンは何かを塗ったほうが美味しいと思ったんだけどね!」


 そういい、当夜はパンを一気に美味しそうに食べた。


 ルナを除く三人が当夜にジト目を向けて、一斉にハモり告げる


三人娘「当夜!料理禁止!」


シャクラ「食べ物に対する冒涜よ!一体何をすればこんな事が出来るのか逆に教えて欲しい位よ!もうキッチンには近づいちゃ駄目なんだからね!!!」


 当夜はしゅんとなり、縮こまっていた。

 ルナはそんな当夜の頭を撫でていた。


 そんなコメディーはさて置き、今日の予定は食後にギルドへ依頼を受けに行く事として、装備を整えてギルドに向かっていったのだった。

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