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落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

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住処

 朝目覚めると三人に枕にされたり、枕にしていたりとくちゃくちゃだった。

 取り敢えずルナを呼びチャージを行う。

 三人は既に目が覚めており、チャージ中だと気が付いているが、チャージが終わるまでは寝たふりをしている。彼女達なりの配慮だった。


 宿は一週間分を支払っている。

 着換えは当夜がいてもお構いなしに皆着替えていた。彼女達の中ではもう結婚した事になっているのだ。


 着替え終わると食事をした後、軽装だが武器はちゃんと装備してギルドに出かけていく。

 かなり時間が早かったが、受付に行くと既に少し並んでいたが、10分位で当夜達の番が来た。

 受付嬢は若い女性のエルフで耳が尖っている金髪の美人さんだ。


 受付嬢は全員見目麗しい女性だ。当夜はふと思った、多分採用基準に容姿端麗というのが有るのだろうなと。昔だったらナンパしていた自信がある。


受付嬢「おはようございます。本日のご要件は?」


当夜「おはようございます。この子達とパーティー登録をしたいというか、私のパーティーに加えて頂きたい。それと討伐した盗賊の換金をお願いします」


 アモネス達は受付嬢にお辞儀をしていた。

 そして当夜は盗賊のキューブを出し、受付嬢さんに手渡すと受付嬢は当夜達をしげしげと見てからキューブの確認をし、一旦後方に確認して戻ってきた。


受付嬢「確認しましたら討伐依頼のある盗賊達でした。金額は2500万Gとなります」


 当夜はお金を受け取り、パーティー登録をやり直した。その後不動産屋を教えて貰ったので、お礼を述べてギルドを引き上げた。


 冒険者としてやるにしろ、当夜の体を治す術を探すにしろ、拠点が必要なのだ。

 短期だと宿でも良いが、今考える必要があるのは長期になった場合だ。


 簡単には見つからないだろうと思われる為に、皆で話し合い家を買いじっくり腰を据えようという事になったのだ。


 希望は部屋は人数分、居間とキッチン、風呂付き。勿論一軒家。


 今回のと前回の盗賊討伐の報酬を合わせると、そこそこの大きさの家を買える額が手元に有るのだ。


 受付嬢さんに教えて貰ったのは、信用のある不動産屋は自分達では分からないからだ。


 武器を扱っている店の隣にあり、二階建てで古いが、貫禄のある店だ。


 観音開きの重厚な扉を開けると、扉に付けられたベルが軽やかな音を奏でて来訪者がいる事を告げる。

 ロビーとカウンターがあり、カウンターに行くと、一人の中年男性が応対をしてくれた。


 当然のように当夜に声を描ける。


店員「いらっしゃいませ、本日はどのようなお部屋をお探しでしょうか?」


 軽く会釈をするので


当夜「昨日王都に来まして今は宿に滞在中なのですが、本格的に王都を拠点に活動したく、パーティー五人が住む家を買うのを検討しています。出来たら家を見たく思います。若輩者ですが、冒険者としてそれなりに稼いでいますので、高級住宅でなければ即金で支払う額の持ち合わせはあります」


 当夜は年齢的な事から恐らく支払い能力を疑われ、ぞんざいな扱いを受けかねないと判断して先手を打った。


店員「それではこちらへ。詳しいお話をいたしましょう」


 当夜達は応接に案内される。


 ただ、普通の応接は五人掛けなのつで、テーブルに椅子を足している。


 一通り要望を伝えると、一度席を離れ調べに行っていた。条件に合致しそうな部屋の間取り等が載っている書類を持ってきた。


 部屋数が6でギルドから10分位歩くが3500万のかなり古い建物。


 部屋数9でギルドから徒歩5分、築浅で庭も広く7000万

 まずは7000万のを見せて貰う事にし、鍵を準備してもらう。

 お金はなんとか当夜が出せる。


 店の方と見に行くと、二階建ての洒落た外観の家がある。というか屋敷だ。


 一階は玄関、居間、ダイニングキッチン、風呂、広めの脱衣場、トイレ、居室3つ、書斎、洗濯室

 二階は居室6つ、トイレ、クローゼットがある。

 離れになるが馬車小屋と厩舎もあった。


 皆頷いた。キッチンはペニンシュラ型の大きいので、魔道コンロ、水詮2つ(一つはお湯用)、魔道オープン、背面にカップボードも完備されている。

 給湯もタンクに魔石か魔力を込めるとお湯を作れ、風呂、洗面、キッチンに供給されている。

 シャクラが必死に訴えてくる。


シャクラ「このキッチンで是非、当夜様にお料理を作らせてください!」


 全体的に設備が整っていて、その為高いようだ。


 電気の代わりに魔道器が使われていて、日本での生活に近い便利さを享受できる。


 前の持ち主は、魔力が足りず魔石を使っていたが、コストが高くて余りに生活費が嵩む為に泣く泣く手放したという。貧乏貴族だったらしい。


 幸い当夜の魔力は今のところ天井知らずだから問題はない。前の所有者の二の舞を踏む事は無いのだ!


 全員顔を合わせて頷き即決した。そして全員でハモった


3人娘「ここに決めます」



 3人が気に入ったし、他の物件を見ていなくてなんとも言えないが、彼女達の想いを尊重しよう!と元々決めている。当夜がここに決めた最後の決め手は、当夜なりの不動産価格の解析が倍以上の価値があると、恐らく当夜のような魔力量が膨大な者や冒険者等魔石が入手容易な者向けの設計をしてしまったんだろうなと、頭の中で『買いだ、買いだよ!』と声がした気がするのである。尤も一番の所は3人の喜ぶ顔にくらくらし、即決したのである。


 実は当夜自体は家に一切拘りがなく、小さな家でも良かったのだが、唯一の希望は3人に各々居室をあげたいだった。己のためじゃなくあくまで彼女達の事を考えてだった。



 支払いの話になり、一括で支払うと伝え、手持ちと不足分はギルドで下ろす事となり、支払い手続きの為に一旦ギルドへ向かった。ギルドにて支払いを済ませたので、不動産屋で書類の取り交わしと鍵の受け取りを行い、所有者が当夜になったのだ。当夜は早くも一軒家持ちとなったのだった。


 

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