表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
落下から始まる異世界浪漫  作者: KeyBow
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/106

闖入者

 当夜は入り口を背にしていた為、闖入者に対する対処が出来なかった。突然体当たりを喰らい、ベッドにうつ伏せで倒れ込む。そして覆いかぶされてしまった。組み伏せられたのだ。但し相手は最低一人は女だった。何故なら当夜には組み伏せて来た相手の胸の感触が伝わって来たのと髪が長かった。


ルナ「当夜様申し訳ありません。侵入を許してしまいました」


 当夜は観念した。そう、あっさり捕まってしまったのだ。組み伏せられているし最早相手の掌の上だ。

 当夜は仰向けにされると途端に口に何かが当てられたのが分かった。

 この相手から何をされたか分かり、最早これまでと諦めるしかなかったのだ。相手の顔は見えなかったが理解してしまった。当夜は失敗したのだ。


 この一週間死物狂いで、それこそ盗賊の矢で殺されかかって苦労してここまで来て、ようやく一息ついたそんなタイミングだ。


 当夜は諦めてそっと抱きしめた。

 柔らかく細い両肩は震えていた。当夜はキスを、熱烈なキスをされていたのだ。そう、アモネスに。


 顔を離したアモネスから一発、レグナスにも一発、やはりシャクラからも一発思いっきり放たれた平手打ちを黙って受けたのだ。


 そして立ち上がると泣きじゃくる三人に抱きしめられた。

 当夜も抱きしめて


当夜「ごめんな。ごめんな。俺が悪かった。二度とこんな真似はしない」


シャクラ「バカバカバカバカあんぽんたん、当夜のひとでなし!うううううう」


当夜「悪かった。済まなかった。君達の幸せの為と思ったが、俺の誤りだ。二度と君達を離さない。もう無理だ離れる選択をもう出来ない」


レグナス「じゃあ、じゃあ、お詫びとして結婚してくれるよね」


 当夜は話をよく聞かずお詫びと言われてオウム返しのように


当夜「分かった結婚しよう」


 と口に出してしまっていたのだ。


 シャクラにキスをして抱きしめて、続いてレグナスにキスをして抱きしめた。これで立て続けに三人にキスをした。

 そしてこれはレグナスとシャクラの二人のファーストキスだった。


 三人に話を聞くと、あの日の朝二人がいない事に気付き、直ぐ書き置き見つけ馬車に乗り追いかけた。しかし追いつかない。街道は2つあるからもう一方の方と思うも時既に遅く、最早手遅れだ。いずれ当夜達が王都に来るだろうからと、先に王都へ辿り着けるよう早いペースで王都に向かい、毎日門の所で見張っていたと。

 先日のスタンピードのお金が人数割でおかしいと思ったと。ひょっとして、自分達を置いて去って行くのかもと警戒をしていたと。それでも置いて行かれたと。


 彼女達はルナを責めないし、当夜にもこれ以上何も言わなかった。

 宿は同じ宿だった。当夜が宿を決めるのは風呂付きだろうと思い、当夜が選びそうな風呂付きの宿にしたという。


 当夜は彼女達を甘く見過ぎていた。そもそも心の奥深い所では、見つけて欲しかったのだと思う。本当に別れるつもりなら、別の国に行きべきだったのだ。王都に当夜が向かうのは予測がつくからだ。結局のところ当夜は彼女達の事が好きで、愛する気持ちが強過ぎたのだ。その為、無意識に発見可能な行動をしている。彼女達もそれを理解しているので嬉しくもあった。


 取り敢えず今日は一部屋で寝る事として大きな部屋に変えてもらった。

 ベッドが3つある部屋で金貨3枚だった。一部屋に集約してベッドはくっつけて寝る事となってしまった。


 部屋の大きさは15畳位だった。

 食事に行き、風呂になったが当然お湯係は当夜だ。それまでは三人の魔力の混力でなんとかぬるま湯に浸かっていたという。と言ってもこの宿には2日前に着いたと。他の宿は湯浴みで過ごさざるを得なかった。王都での資金を減らさない為に安宿を選んでいたという。


 明日からの予定はまずギルドでパーティ登録のやり直しと、途中で倒した盗賊の換金と言うと、当夜は三人からジト目をされた。その後治療師の存在の聞き込みだ。


 当夜は己の心の変化に驚いた。人を好きになる事の喜びと苦しみを知ったのだ。女はただ抱くだけと、今まで当夜の周りに群がってきた女の全ては、当夜の金か体にしか用がなかった者ばかりで、純粋な好意を生まれて初めて知るのだった。


 当夜はアモネス達に見つけられた事に安堵をしていたのであった。

 当夜は疲れていた。三人に揉みくちゃにされながらベッドの上に横たわると早い段階で意識を手放したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ