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夜と雨  作者: 魚住 梨奈
4/6

浴室で。。

私は、統合失調症という病気があります。

若い頃に発病し、長い間病気と向き合っています。

日々の生活の中で、不思議な体験をします。

自分の病気を見つめて、この小説を書きました。

これを読んでくれる人が、この病気のことを知ってもらえるといいなと思います。

時計は、0時20分を過ぎていた。

お腹の上では、マーロウが眠っている。

エアコンが、小さな音を立てている。

「眠っていたんだ」

夜は、ぼんやりとした頭で、部屋を見渡した。

眠りに落ちる前と、何も変わってない。

壁掛け時計の秒針が、音を立てているだけで、部屋は静かだ。


夜は起き上がり、マーロウを床に下ろした。

バスルームに行き、お湯の蛇口を捻った。

温かいお湯が、蒸気と共に出てきて、バスタブに溜まる。

暫く、その様子を見ていたが、夜は着替えを取りに戻った。


湯気で曇ったバスルームの中で、足を伸ばしてバスタブに浸かると、温かいお湯が気持ち良かった。

沈み込んで肩まで浸かると、体が冷たく感じて、冷えているのだとわかる。

さっきの夢が気になった。


あの夢は何だろう?

あの家は、何時も通る沼の一軒家なのだろうか?

夜は、夢を確かめたかった。

でも、確かめるのが怖かった。

大体、何も知らない人の家なのだ。

「どうかしている」

もう一度、顔までお湯に浸かった。

「考えるのはやめよう」

そう思って、湯船から出た。


主人公も、病気にかかっている女性も、私のある一面を描いています。

私の病気は、患者1人1人違います。

この小説は、ある精神病の人に起こった出来事を、こんな出会いがあったらいいなと思い、願いを込めて書きました。

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