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転生魔導師奇譚  作者: Hardly working
第一章
47/47

Vol:045 転生魔導師とトレイン行為

サブタイ考えるのがめんどくさくなってェ、もうつけたくなくてェ…


───────────────────────

登場人物紹介

リズ(リーゼリット) - 主人公。天才的な魔導師が自ら転生した、金髪黒眼の美少女。


ニア - リズのパーティメンバーで赤毛の魔法使い。火属性得意とするため爆焔姫と呼ばれる。


セナ - リズのパーティメンバーで黒髪の剣士。


ナーシャ - リズのパーティメンバーで銀髪の弓使い。


ハンナ - クーデンのギルド支部長。強かな女性。

 ニアが王立魔法学院の推薦状を受け取ってからさらに数日が経ち、ファールナムへと向かう日がやってきた。

 集合場所に指定されていたギルドの前に馬車が数台並んでいる。


「すげー馬車の量」

「食料とか道具とかもあるしね。このくらいにはなるよ」


 向かう人数は護衛も含めて10人以上、道のりは一週間以上。補充するからと言って食料や水を最小限にしたとしても、必要になる道具の量は変わらない。加えて私たちの馬車、ギルマスの馬車、サブマスの馬車、その他補佐官の馬車もあるので、かなりの御一行(ごいっこう)になっている。


 正直言って護衛は必要ないんじゃないかな?私たち冒険者だよね?


 まあ本来であれば私たちは居るはずがなく、護衛もまた立派な仕事なわけで。


 全員が馬車に乗り込んだことが確認され、一行はクーデンを出発した。さらば海鮮料理。




 質のいい馬車というものは本当に快適で、以前カイルさんのところで乗った馬車も良いものだったが、今回はさらにグレードの高いものだ。しかも座席にも柔らかい素材を使っているので、お尻へのダメージが抑えられている。皆無というほどではないが、乗合や幌馬車などとは比べ物にならないほどの乗り心地を実現している。

 とはいっても、座りっぱなしなのでそれはそれで辛い。

 最初の街、フォルドで馬車を降りると、背骨がバキバキと鳴った。



 街道とは言えども、魔物が出ないわけではない。

 いや前みたいにオーガとかが出てくるわけじゃあないが。

 人の行き来が多い街道は、護衛を連れて通る者が多い。街道に出てきた魔物は即座に排除されるので魔物の数は少ないし、そもそも魔物もそこまで馬鹿じゃないので、迂闊(うかつ)に街道へ出ればどうなるかはわかっている。

 それでも馬鹿な魔物は現れるものなのだ。

 しかし今回は例外も例外。

 何とオークが5体出てきた。


 オークは決して馬鹿な魔物ではない。武器を扱う以上の知能は持ち合わせているような魔物だ。では何があったのか?

 原因はすでにここから逃げ出した3人の冒険者である。


 どうやら森でオークと戦闘し、勝てないとなって逃げ、しかしオークを引き離せずに街道に出てしまい、偶然居合わせた私達一行に押し付けたようである。


「クソボケどもが!ぶち殺すわよマジで!」


 護衛のBランク、エリーさんは逃げた三人にぶちギレていた。


 確かに、仮に不慮の事故でオークに遭遇してここまで逃げてきたとしても、共同で討伐をするのが常識であり、押し付けるだけ押し付けて逃げるのはご法度とされている。

 ギルド規約に正式な記述や罰則などは無いが、まあ常識的に考えてそんなことやるのはあり得ないよね。とギルド内では暗黙のルールとなっている。押し付けられた相手が壊滅し、そのままオークが街道で暴れまわったらどうするつもりなんだろうか?


「フォルドに向かって逃げましたね。次の街でギルドに寄って、フォルドに早馬を出してもらいましょう。情報は少ないですが、該当者は簡単に絞れるハズですし。ちょうどいいので今回の総会で先ほどの行為に対するギルド規則の追加を提案しましょうか。」


 ハンナさんもキレていた。

 ちなみに、ギルド職員への危険行為などは厳罰が下される。

 冒険者を引退して職員になっている人もいたりして、そこら辺のモンスターなら片手間に捻り潰せるくらいのギルドマスターがいたりはするが、そういった規則が定められている。

 今回はそれに該当するかわからないけど…まあ何がなんでもそれに該当するように報告するだろうな…。

面白い、応援したいと思ったら、感想、ブックマーク等をいただけると、今後の励みになります。


また、誤字脱字などを発見した際は教えていただけると幸いです。

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