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十二杯目 アリシアにも苦手な性格の一人くらい存在する

前回のあらすじ


ゴルゴンを友人にもつ、イージスという少女は


ある日、今まで暮らしてきた都市を、暴走した殺戮破壊兵器により

不幸にも失ってしまう


唯一、逃げ延びたかに思えた

イージスも、兵器が量産する

子機により、命の危機が訪れた


怯えて声も出ないイージス、子機の魔の手が迫る

だがその時、兵器は何者かによって、蹴り壊された


イージスを救った、その姿は紛れもない

メイドであった


「ジャンピ〜ング〜キック〜stealth kill!!」


「ひ……っ……あ……ありが……」


「Hallo♪ HEY〜! girl〜?

tea timeの時間でーす、おい、紅茶飲まねえか〜?」

「ま……周り……死体……」


「ウェルシュケーキも有るのに、飲まないんですか……死にたいんですね?」


「ひっ……死にたくない……の……飲みま」


「飲んどる場合かーッ。」

「あ……あう……どうしたら……」


「飲まなければ、いずれ

死にます。」


「飲み……ます……」


「面白い奴だな、気に入った。です」


中々手を、紅茶に伸ばせない中で、ゴルゴンがやって来ました


イージスの親友である

ゾーラです


「そんなに急いで何処へ行くのですか?」


エイプリルはゾーラに声をかけた


『イージス!? どうしてこんな所に居るんです!?

この都市はこの人がやったんですか!?』


ゾーラはエイプリルからイージス庇う様に

行動する

「ビールでも飲んでリラックスしな。です」


ティータイムにゾーラを誘うエイプリル


「ち……違うのゾーラ……このメイドさんが助けてくれたの……(多分、一応、恐らく、)」

今にも恩(自由)人のメイドに石化をさせそうなゾーラを友達のイージスが制止します

『そうだったんですか……すみません……』

謝るゾーラにメイド(変人)は言いました

「別にいいです、このgirlが生き残りなので、知り合いならさっさと連れ帰ってください。」

夜遅く、尿意により目を覚ましたゾーラは


暗く、静まり返った

魔王城の廊下を、蝋燭の灯りを頼りに


トイレへと向かっていた


『相変わらず夜は暗くて……少し怖いですね……

流石に魔王城で魔獣は出ませんよね……

アリシアのペット、妖精クー・シー以外は……』


ゾーラが角を曲がった時である

ふと、視界に白い何かが入る


『ヒャアアアア!?』

驚き悲鳴を上げるゾーラ


『フシャーーーッ!!』

毛を逆立て驚く白いケモノ

『魔王様! 驚かさないでくださいよ!!』


そうです、魔王です


『ゾーラこそ一体何だ!! 我の顔が半分

石化したぞ!?』


『トイレですよ! 魔王様こそ何ですか!?』


『…………それがだな……夜になると……

ポポちゃんを抱かぬと寝れぬのだ……宝物庫へ取りに行く所なのだ』


『毎晩、ポポちゃん取りに行ってたんですか!?』


『当たり前だ!! ゾーラが命懸けで、勇者一味から奪還した

我の宝だからな!』


『面と向かって言われると……恥ずかしいんですけど……って、トイレですよ! 早く行かないと!!』


ゾーラは駆け出した、そして

首に残る勇者に付けられた傷痕に触れながら、トイレへと向かう


(ああ……ようやくトイレです……)


と、トイレが間近に迫った時


静かにトイレから

スッ……と、人影がでて来る、何やら長い物を持ち


眼は夜行性の獣の様に光っていた


『キャアアアア!!

……あ……ああ……ウェッ…………グスッ……ばかぁ〜……』


「ゾーラ様、御召し物を御持ち致しましょうか?」


『ああああ〜アリシアァ……何でいるんですかぁ……』


「いえ、先程ですが

ゾーラ様のお声で何事かと、起き……魔王様と鉢合わせをして驚かれた

だけと判断しましたので

トイレの清掃に……ゾーラ様は用を足に?」


『ええ……もう済みましたけどね〜アハハ……』


「ゾーラ様は、前に派遣で私が行った仕事場の人の様に

ストレス解消の為、気の済むまで

サンドバッグ代わりに

私めを、痛め付ける等はなさらないのですか?」


『しません! ってアリシア!? そんな事されてたんですか!?』


「まあ……ですが、折れた角材が、その方に運悪く

跳ね返り

還らぬ、お人に」


『アリシア!? 硬すぎですよ!?』


「偶々ですが、作業中で身体に力が入っていてですね、こう……バキッと、いきまして」


『何やってたんですか……?』


「土木関係の工事を少々」

『多芸ですね……』


「多芸ですが、極めています」


『アリシアちょっと、一回だけ身体に力入れてみてください……』


「はい……此が通常で御座います」


『や……柔らかい……』


「力を入れます……」


ゾーラのアリシアを押してた腕は押し戻された


『キャアアアア!! 腕が! バキッって!! バキバキって!! 痛い痛い痛い!!』


「申し訳ございません……ゾーラ様、直ちに手当てを致します」


ゾーラは、手首の脱臼と指の骨に罅が入りました




▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

次の日



ゾーラは、安定の

ホフゴブリンさんの

回復魔法により、骨折は治った


脱臼はアリシアが嵌め込み治した


『眠いんですよ……私、とても眠いんです……

アリシアはどうして

平常時と変わらないんですか……?』


「私は、最低限でも

睡眠は5分で十分で御座います」


『短いんですけど……大丈夫ですか?』


「頭を半分ずつ交代で

休眠を行いながら、活動も可能で御座います」


『ケルベロスですか!?』


『いやイルカじゃね?』


『アイリス!! いつの間に!?』

『そんな事より〜

ボクちゃんが

一大ニュースを持ってきたぞよ〜』


『そうですか、興味ないですね〜フワーッ』


頭の蛇も含め、一斉に大きな欠伸をするゾーラに

構わず話すアイリス


『うっせ、この

お漏らし水平線!

でニュースなんだけどね〜?』


『ちょっと、アイリ〜ス?

お漏らし水平線

について詳しく聞かせてくださいよ〜?』


『ボクちゃんね、今の

まお〜さまの方が好きだからね、新しく出現した

勇者に倒されたら困る

からね〜? 色々調べたらね?

そこで黙々と

ずんだ餅を食べてるまお〜さまもちゃんと聞いてね?』

『お……おう、話すがよいぞ!!』


『聞かなくていいですよ……どうせ大した話しじゃ

無いんですから……』


アイリスはポーズをキメて言った


『まお〜さまを

倒すかもしれない、弱点見つけたんだよ〜ん♪』


『何だと!?』


『まさか……アリシアの事ですか!?』


『おい……ゾーラ!! それはどういう事だ!?』


『すいません魔王様! 失言でした……寝不足で……』

『フフン〜♪

陰陽五行説を知ってるか〜い?』


『怨霊互譲結?

何ですかそれは……?

アリシアは知ってます?』


「確か……木からは火が、火からは土が、土からは金が、金からは水が、そして水は木を……

という循環の事で御座いましょうか?」


『うん、その五行説だけどね〜?

ボクちゃんが言いたいのは〜

木は土に生えるから

木の勝ち!


金属は木を伐れるから

金の勝ち!


火は金属をドロドロに溶かすから

火の勝ち!


水は火を消火するから

水が勝つ

って話しの方だよ?』


『それはつまり……どういう事だ?』


『oh〜monster・of・THE・KINGチャマ〜察しが悪いんでないの〜?

アイリスが小馬鹿にした様な顔で更に話しを続ける


『つまりね〜?

土は、所謂中央の王国が黄竜だから土で〜

周りの、四の国々が〜

西方の白虎は金

南方の朱雀が火

北方の玄武が水で〜

東方の青竜が木!

つまりそういう事♪』


『偽物!! このアイリスは偽物です!!』


『ひっどーい!

数年ぶりに

まともな事言ったら

すぐ、これだよ!

むしろ今まで側近やってて、思ったんだけどね〜?

どうして魔物は復活するのに、まおーチャマは復活したり、次世代に代わっちゃって

復活しなかったりするのか、不思議に思ってだけどね?

その理由が

前の魔王さんが、勇者と相討ちして、今のまお〜さまに

世代交代したのにさ?

何でみんな、ボクちゃん以外、誰も

気付かないのかなって』


『な……何だ……その理由とは』


『うん、勇者が通常の武器で倒しても〜

モンスター達は魔力が散って復活しないけどね〜?

歴代の魔王さんは復活してたのに〜

復活しなかった方の

魔王さんは、同じ武器で

倒されてたんだよね〜

ボクちゃんは、今更インプなんて雑魚相手にするのは無駄だ!

とか言われて生き延びてるからこそ

解った事けどね』


『アリシア!!

アイリスの偽物を

取り押さえてください!』


「承りました」


アリシアはアイリスを取り押さえた


『イターイ! イターイ!! ひーとーごーろーしー!!』

『人じゃないでしょ!!』


『まあ待て……ゾーラよ、アイリスの話を

もっと聞かせろ!』


『そうこなくっちゃ♪

チョロ甘王だから勇者に

討伐されたら

ボクちゃんが困るからね〜

要するにね?

まお〜さまを葬る、勇者に使われたら困る武器!

それはね? 多分だけど、ヴァーミリアン・スパロウ

パラダイスに、多分有るんだよ!!』


『なるほど……有力な情報だな、でかしたぞ!!

アイリス! 我の国にも

その手のアイテムは有るのだ!! 我が、濡れ鏡の盾と勝手に名付けた

ピカピカで表面がまるで

水面の様に濡れて見える鏡の様な盾がな!!』


『ああ……私、その盾を見て

しばらく

私の頭部がアレに埋め込まれるという、悪夢を何度か……』


『まあ〜確かに? 鏡の様にピカピカの盾って

言ったらアイギスの盾を想像しちゃうよね〜

知ってる? イージス艦って名前の元ネタが、アイギスなんだよね〜』


「イージス艦ですか……確か……三角形の軍艦で御座いましたでしょうか?」


『イージス!? とても……懐かし……アリシア!!

聞きたい事が!!』


「如何致しましたでしょうか?」


『北の大陸です!!

北の大陸で起こった、大規模な都市破壊で……メイドは

アリシア以外も居ましたか!? アップルとかそんな感じの名前の!!

あっ……紅茶!

紅茶飲んでました!!』


「もしかすると、エイプリルという方では

ないでしょうか?」


『それです!!

あの紅茶飲んでたメイドです!!

親友の恩人ですけど

私に無乳スネークとか言ったのを、まだ根に持ってるのに

催眠術で忘れさせて去って行ったんですよ!?

信じられます!? ……結局……イージスは病気で死んでしまいましたけど……』

「失礼ですが、紅茶は飲まなかったのでしょうか?」

『私は飲みましたけど……イージスは飲めないほど、怯えていましたから

飲んで無いはずですけど……』


「つまり、都市破壊兵器の出す、見えない

病原体の対抗策として、エイプリルの出す紅茶はワクチンとして

有用なので、ゾーラ様は

紅茶を飲んだ為にご存命ですが、友人様は

飲まなかった為に病死なされたのですね?」


『え? ちょっと待ってください……紅茶がワクチン? そんな……あのメイドそんな事、一言も……やたら勧めてきましたけど……』


「エイプリルは、実は

大アルカナモデルのシークレット[愚者]で御座います故……」


『なるほどね〜

エイプリルフールね〜

座布団1枚!!』


『次にエイプリルと会ったら、一発殴って良いですか?』

「予測不能な方ですので、どうなるか不明ですので

あまり、推奨は

致しませんが……」


『もしかして……アリシアって……

エイプリルが苦手なタイプなんですか?』


「概ねその通りです」


『苦手なんですか……

私もエイプリルは苦手ですね……』


「私は、他のシルキーの中でも、エイプリルの特性や性能だけは

一切含まない存在ですので」


『アイリス! タロットの愚者! 説明!!』


『キャイン!!

可能性とか自由とか

そんなカードだよ!』


「そういえば……アイリス様には何処とな無く、既視感を感じておりましたが、エイプリルと気質が類似していらっしゃるのですね」

『ボクちゃんがTHE・fool!?』


『おいおい……

陰陽五行説の話はどうした?』


『すみません……直ぐ話が脱線してしまいますね……

ヴァーミリアン・スパロウに行くんですよね?』


『うむ』


「お言葉ですが、ヴァーミリアン・スパロウにお探しの物は

無いと推測致しますが」


『あっ! そっか〜! 木が火を出す〜だから、朱雀方面には無いや!

青竜方面だ!』


『ほう……では、グリーンドラゴン大国か……』


『アイリス!! アリシアが言わなければ、ヴァーミリアン・スパロウまで行ってましたよ!!』


『だが、ヴァーミリアン・スパロウには……ヴァーミリアナッツが……』


『グルメ旅行は別にしてください!』


「それでは、狐巫女族の方々に再び会うので御座いましょうか?」


『ハッ……私……留守番したいです……けど……行かなきゃ……アリシアと居ないと何が起こるか、考えるのも恐ろしいです……』


「それでは、ゾーラ様の為に、専用の襁褓の御用意を致します」


『漏らす前提で話を進め無いでください!!』


ゾーラ=お漏らしで、アリシアに認識されつつあるという


風評被害


話を広げ過ぎると収束が困難


すまんね、ヴァーミリアンさん、出番はまだやでぇ〜?

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