表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/15

十一杯目 ゾーラと魔王の出会い

これはゾーラが魔王に仕える前、ゾーラは北の大地に住んでいました

ゾーラはいつも外出時には不意にゴルゴンとしての能力が暴発し誰かを石にしないように、フード付きのローブを着用していました

ゾーラはいつも買い物や散歩の為に出歩きます、ゾーラには仲の良いイージスという名前の人間の友達がいました…… 『イージスに何かお土産に持って行きましょうかね〜……えっと……山羊のチーズと手作りのふかふかパンと……ダージリンの茶葉とアールグレイで喜んでくれるか解らないけど……まぁ大丈夫ですよね』

友達の居る都市へとゾーラはお土産を持ってお出掛けです、大変微笑ましいですが

都心部に向かおうとするゾーラは異変を目の当たりにしました、人家は燃え、通りは錆びた鉄の臭気が漂い……何の生物かも判別出来ない肉片が散乱し、とても都心部まで辿り着けそうもありません、ですが

ゾーラは友達が心配でした、足の踏み場も無い困難通りを進み、普段はローブで隠せる利点で重宝していた脚も、この時ばかりはどうして蛇じゃないのかと悲観して

「そんなに急いで何処へ行くのですか?」 異常な都下に異様にも優雅に紅茶を飲み、ウェルシュケーキを食べてティータイムをしているメイドが居た、足下のモザイクの必須な何かには全く意に介する様子も無く、向かいの席にガタガタと震え、テーブルに置かれた紅茶に手を付ける心境では無い程怯えた少女が座って居た 『イージス!? どうしてこんな所に居るんです!? この都市はこの人がやったんですか!?』 ゾーラは慌てながらも、メイドから庇う形でイージスを後ろに引き寄せメイドを睨み付けます 「ビールでも飲んでリラックスしな。です」 と言ってメイドは飲み物を入れて差し出す、どう見ても紅茶です、相当紅茶キメてんな 「ち……違うのゾーラ……このメイドさんが助けてくれたの……」 今にも恩人のメイドに石化をさせそうなゾーラを友達のイージスが制止します 『そうだったんですか……すみません……』 謝るゾーラにメイドは言いました 「別にいいです、このgirlが生き残

りなので、知り合いならさっさと連れ帰ってください。」 『待ってください!! アナタ誰ですか!? この都市は一体どうしたんですか!? どうしたらここまで酷い事になるんですか!?』 問い詰めるゾーラにメイドは答える 「とりあえず落ち着いて紅茶でも飲んでください、面倒なので、そんなに質問責めは止めてください、それに人に名前を訪ねる時は自分から名乗るんですよ。」 若干イラッとしたが紅茶を飲んでゾーラが名乗ると、メイドが答えてくれました

「私はAprilと言います、都心部で暴れる兵器と戦う化け物の巻き添えにならない様にぶらぶらしていたら、たまたま兵器の子機がそのyoungなladyをデストローイしようとしていたので、めんどうですが、こっそり近づいて蹴り飛ばして適当に片付けてティータイムしてました。」 『oh……crazy……』 ゾーラは絶句した、だがエイプリルはゾーラに近づき催眠術をかけたのであった 「私の名前と顔は、次の日には忘れています、なので言います、さっさと連れて帰ってください……無乳snake。」 そう言いながら去り行くエイプリルを『友達の恩人じゃ無かったら石にしてる所ですよ!!』 シャーッっと蛇がやる威嚇音を出しながら怒鳴り付けた






――――数年後―――――

都市破壊兵器の子機は周囲に病原体を撒き散らしていました、数年間の潜伏期間を終え病に侵されたイージスを看取り、ゾーラは唯一無二の友達をハデスの元へと見送る事となった

ゾーラは三姉妹であった、姉達や母は昔に退治され復活しないように封印されて独り暮らしのゾーラの居場所は友達の居る都市の近くに有る母と姉妹仲良く暮らして居た洞窟内であったが、ゾーラは孤独になり途方に暮れた

だがある時、転機が訪れた……魔王城への勧誘をされたのであった、宛ての無いゾーラはそれを受け、魔王城で暮らす事となった




――魔王城での暮らし――


魔王は聡明であった、自らの魔王後継者の世話係にゾーラを任命し、魔王後継者の若き魔王は優しく思わず頭や顎下を撫でたくなる様なモフモフであったのである

魔王は語った 『魔王の息子やこの世界の何処かの場所から、魔王候補が生まれ、それと同じく、この世界や別の世界からは不規則に勇者が現れる……魔王候補者が生まれるという事はすなわち……我輩はもう……長くは無いだろう、勇者との決戦で敗れた時は……我輩の……息子を頼む……』 感慨深く魔王はゾーラに魔王(後継者)を紹介する、若き魔王はおずおずとして 『わ……わりぇはマオーコーケーシャの琥珀だ……よろしく頼むぞ?』 と言った、そんな未来の魔王をめっぽう可愛いとゾーラは思った




―とある日の魔王城庭園―


駄々っ子の様に大泣きする、未来の魔王が居た 『うわああああああああーーーー〜〜!! 我のポポちゃんがあああああ!!』 その傍らにはフワフワのウサギが息絶えていた 『どうしたんですか!? 若様!?』 大声に駆けつけたゾーラが見た光景は、猟銃を持った狩人の近くで蹲り号泣する未来の魔王でした 『わ……若様に何をしたんですかーーーーー!!』蛇が出す威嚇音とゾーラの怒鳴り付ける声で、狩人は脅えながら許しを乞う 「ち……ちょっと待ってくれ!! 知らなかったんだ! まさか魔王さん所の坊主のペットとは露知らず……すまねぇ!! 許してくれ!!」 『魔王城は禁猟区域だぞ!! イィィィィィィィィィィンーーーーー!!』 未来の魔王が抗議するのを見たゾーラは言った 『ちょっと……話があるんですが……』 「ほ……本当に話だけ……?」 『返答次第で変わります……』 「実質1択……」




――魔王城室内―――――

それからしばらくして落ち込んでいる未来の魔王にゾーラがプレゼントの箱を持って来ました、未来の魔王はそれを受け取りました 『な……なんだ? 我に呉れるのか?』 おどおどする未来の魔王にゾーラは言いました 『若様、開けてみてください』 優しく微笑むゾーラの言う通りに箱を開けた未来の魔王は驚きました 『こ……これは……ポポちゃんではないか!?』 ゾーラは驚く未来の魔王に言いました 『狩人の人に剥製にしてもらったんですよ、御詫びですから無料で……私は……裁縫は苦手でして……ポポちゃんのぬいぐるみでも作れたら良かったんですけど……アハハ……』 苦笑いするゾーラを未来の魔王は喜び抱き締めた 『我は嬉しいぞ! 我の為にここまでしてくれるとは!』 歓喜した未来の魔王に抱き締められゾーラは息苦しい 『!? 若様!! ちょっ! 苦しい……』



後にこのポポちゃんは、宝箱に入れていた所を魔王を倒す為に魔王城の下見に来た勇者一行に持ち去られ、「やっぱ要らね」と野良犬の所に捨てられる所をゾーラが止めに入り、傷だらけに成りながらゾーラが取り戻した事で、より一層若き魔王の宝物として宝物庫に正当な魔王と成った現在も保管されてるという、ゾーラは今でも首にその傷痕が生々しく残っている、未来永劫勇者にハルパーで付けられた、その首の傷痕だけは消えないだろう……


ゾーラが病気に成らなかったのは実はエイプリルの出した紅茶は都市破壊兵器の病原体に効くワクチンの作用が有り飲んだゾーラだけ病気に成らなかったというアレですよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ