九杯目 アイリスは高確率で異世界からの転生者
国名や地名の元ネタの答えは後書きで!!
アリシアの過去話を聞き不幸にも幼児退行してしまい、数日間アリシアやゾーラに幼児の様に甘えて過ごし、正気に戻った魔王は羞恥心に打ち拉がれていた
『グワアアア!! 我としたことがあのような事を!!』 嘆き……慟哭し、落ち込んだ魔王をゾーラが励ましにかかる 『ま……魔王様……心中御察しします……恥ずかしいですよね……』 「魔王様、ケーキを御作りいたしましたのですが、お召し上がりになりますか?」 魔王は元気になった『ケーキだと!? 無論だ!! 食べるぞ!!』 ゾーラは呆れた 『単純ですね魔王様は……』その時、魔王達のいる部屋の扉が勢いよく開いた
『ただいまー!! みんなのアイドルゥ〜♪ アイリスさんだよ!!』 インプの帰還だ 『帰って来て欲しくないんですけど……』 ゾーラはジト目でアイリスを睨む 『にらみつける さん!! 伝説(笑)のにらみつけるさんじゃないか!!』 アイリスはゾーラを茶化す 『アイリスよ……昔はまともであったが……何故だ……』魔王は項垂れた 『えっ!? アイリスにマトモな時期が有ったんですか!?』 ゾーラは驚愕した 『有ったぞ……我が側近にするほどな……』 魔王は答えたが落胆している 『マトモなんて信じられませんよ!! どうしてですか!? アイリス!!』 アイリスは懐かしそうに言った『昔は……使え初めの当代のマオーさまは……まさにTHE・魔王様!! という感じで……逆らえない……従わざるをえない感じだったですぞ〜、でも今は自由にできますですぞ〜』魔王は『つまりは……我が腑抜けたと言うのか!?
』と聞き咎める 『うん!! ちょろい!! でもまぁ……ゾーラが来てからは……ちょうどマオーさまの良い案配に成ってるけど〜ちょっと厳しいなって〜思うんだよね〜』 それを聞いたゾーラは『ちょっと厳しいじゃなくてもっと厳しいにしましょうか!?』 と怒っているが、怒っているゾーラを見た魔王は言った『アリシアよ……アイリスの教育指導を頼めるか?』 「はい、私でよろしければ可能な限り魔王様の御期待に添える様に……」 『アリシアが指導!? やったぁ! ゾーラより優しそう!! 今までアリシアが怒った所見た事無いし!! ボクちゃん幸せ!!』 ゾーラはアイリスに蔑みつつ忠告し言った『そんな馬鹿げた事、いつまでも言ってられなくなります……アリシアを甘く見ない方が良いですよ……』 ゾーラの忠告にもアイリスは『ハッハッハーン♪ やっぱり優しいアリシアは女性的なスタイル! 優しさがスタイルに影響するんだね♪ だけど優しくないゾーラは……
プークスクス(笑)』 と嘲笑う 「それでは……アイリス様、私はアイリス様の御指導を任されましたので、先ずは目上の者に対する態度等を矯正させて頂きます」 ゾーラはアリシアに言った『それです! 一番大事な事です!!』
――――数日後―――――
アリシアの調教によりアイリスは……
『ア……アリシア様……どうか御慈悲を……』 「なりません、ゾーラ様や魔王様のご命令もお聞きください」 『ア……アイリスも反省しておるではないか……アリシアよ、それくらいで勘弁してやろうではないか……』 『魔王様はそれだからアイリスにちょろ甘と言われるのですよ! ここで許したらアイリスは本当に反省なんてしませんよ!?』ゾーラと魔王は飴と鞭が成り立っている 『アイリスは反省しておるではないか……? アイリスよ本当にちゃんと反省しておるよな!?』 『反省してまーす』 『していると言っておるぞ? アイリスよ自分の非を反省出来るのは立派であるぞ!』 『魔王様ちょっと待ってください……色々と言いたいですけど、まず……その程度の反省なら猿の方が上手いですよ!!』 『そ……そうか?』『そうですよ!!』 「アイリス様、どちらに御出でに為さるのですか?」 その場を去ろうとしたアイリスにすぐさま気付いたアリシアは冷たく言い放っ
た 『い……いやその……ちょうど猿の話してたから……猿に成れば今より反省が上手く成るかな〜って思って……天竺に経を届けに……河童の沙悟浄とオークの猪八戒と一緒にプリーストと旅に出ようと』 『そのまま帰って来ないでくださいね』 『夕飯迄には戻るよママー!!』 『ああ!?』 アイリスはゾーラに噛み付かれて毒により数分間苦しんだ後、散った
「御期待に添えず申し訳ありません、アイリス様は私めには手に負えません」 『アリシアが匙を投げるレベル!?』
―――数日後――――――
『ただいま!! ヴァーミリアン・スパロウ パラダイスで復活したよ!! ヴァーミリアンさんがマオーさまに宜しくって!』 帰って来たアイリスは南方の楽園で蘇りお土産にペナントを買って来た 『うっわ……ペナントとか一番いらないお土産ですよ……』 『ヴァーミリアナッツ!! ヴァーミリアナッツは無いのか!?』 『マオーさまにって渡されたよ! ヴァーミリアナッツ!』 『おお♪ そうか!! で!? ヴァーミリアナッツは!?』 『美味しかったよ!! マオーさまも今度行ったとき食べてよ! 病み付きになるよ!!』 『ね……アリシア……私疲れた……何か元気の出るやつ作って?』 「スタミナ煮込みですか?」 『それ以外で……』
『我もヴァーミリアナッツを食したいぞ! 今度の旅行先は南国の楽園に行きたいぞ!!』魔王はグルメで子供舌だが出された物は辛くても苦くても食べるのでそこも人気だ 『魔王様……ヴァーミリアン様に渡された特産品をアイリスが食べてしまった様なのですが……お礼をした方がいいんでしょうか……?』 『マカダミアナッツみたいで美味しかったよ!!』 アイリスは石にされた
――――また数日後―――
『ただいま!! ケローネー・タラッティア イピロスからリスポーンしたよ!!』北の国から蘇ったアイリスが帰って来た 『ケローネタラッティアって……私の故郷の大陸ですよそこ……』ゾーラがなんとも言えない様な困惑の表情を浮かべる 『どうだったのだ? 海亀大陸は?』 魔王の問いにアイリスは何時もの様に飄々と答えた 『なんかね! シルキーズが再収集するらしいよ? シルキーズって何だろうね? 野球チーム?』 アイリスの驚きの情報にゾーラが顔面蒼白になり絶叫 『シルキーズって……あの恐ろしい組織じゃないですか!!』 『な……なんだ!? シルキーズと言えば、前にゾーラが魔王様には刺激が強すぎます!! と言い教えてくれなかったヤツではないか!? 一体何なのだ!? シルキーズというのは!?』 『アリシアは……知ってたりするのですか……?』恐る恐る尋ねるたゾーラにアリシアは、しれっと答えた 「はい、存じ上げており
ますが」 『ちょっと待ってくださいねアリシア……吹聴されては困る話の予感がするから……ちょっとアイリスを石に……』 『何で!?』 アイリスは石にされた
前に書いた東西南北の地名の元ネタは
中国神話で割と有名な
東方の守護をする青竜(緑)
南方の守護は朱雀で
西方の守護は白虎です
北方は玄武という亀です、 気付いた人はいますか?
ヴァーミリアン スパロウパラダイス(Vermilion Sparrow Paradise)朱雀楽園
ケローネー タラッティア イピロス(χελωνη θαλαττια πειρο)海亀大陸
タイガーランド(Tiger Land)虎国
露骨過ぎて気付きますよね?




