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始まり
若輩者ゆえおかしな文体ですが御了承下さい
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始まり
私は新井 琴音。
どこにでもいるパッとしない女子中学生だ。強いて特徴を言うとするば十四歳で未だに身長が145㎝しかないことだろうか。
取り敢えずチビである。
全く恨むぜ母ちゃん。
物心ついたときから空想に耽る果報者で両親はそんな私を好いてくれた。祖父は別だが。(因みに私の祖母は物心付く前に死んだそうだ)
無視してると勘違いされて制御できない馬鹿力で吹っ飛ぶほど蹴られる。
そう。今のように。
道 の 真 ん 中 で
私の祖父は暴力キチガイなのは確かである。
まさかここまでとは思わなかったが。
しかも無駄に怪力持ちだふざけんな。お陰さまで私にも遺伝しましたよこの野郎。
ああ、60過ぎたにも関わらずリンゴ潰せる爺に蹴られ空へ高く高く舞う14才児。
現在まっ逆さまにアスファルトを血に染める五秒前である。
誰か助けて!
声にならない叫びに、悲痛を滲ませて私は
何てシュールな画で私はこの世を去るのだろう。
畜生糞爺恨んでやる!
ついでに怪力直れ!
……?
あれ