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反転世界  作者:
63/66

今日も遅刻

「遅刻しました」

風紀委員長の子が教室に入る時に言った。俺と愛姫が追いついて教室に入った。

「遅刻〜」

「すみません、遅れました」

愛姫は平然に入って行った。普通だよと言いそうな感じだった。

「あなたたちまた遅刻?」

話しかけて来たのは瑛子だった。もちろん、授業は俺たち遅刻組のせいで一時中断となっていた。

「私はまたではないでしょ?」

風紀委員長が瑛子に向かって言った。しかも木刀を瑛子に向けて…。この時俺は、絶対こいつらは仲が悪いと確信した。

「あなたは天然ですから、前にも同じような事しましたよ」

瑛子は少し笑いながら風紀委員長に言った。

「そ、それは遅刻する人がいたからです!」

いや、それに構ってて自分も遅刻なんてカッコ悪いだろ…。

「でも、その人と一緒に遅刻して来るなんて…」

瑛子は明らかに笑うのを抑えていた。俺と愛姫はその間にこっそりと自分の席に着いた。

「あー、遅刻してる人がいるー」

愛姫が自分の席に着いてから、棒読みで言った。そしたら、後ろに座っている雛乃に頭をパコッと叩かれた。

「愛姫も遅刻しただろ」

そうだ、お前も遅刻をした。原因は俺だが…。毎度毎度すみません!

「ちょっ、ふざけないでよ!」

風紀委員長が怒鳴って言った。当然だろう、愛姫が怒らせるように言ったのだから。

「あなたたちいい加減にしてくれる?授業が進まないんだけど?」

俺の後ろの方から苦手な声が聞こえた。そう、倉田さんだ。倉田さんはキレのある言葉で喧嘩をスパッと終わらせた。

「ごめん、喜衣」

風紀委員長が軽く頭を下げて謝った。愛姫も軽くごめんと言って授業が再開された。やっぱり倉田さんは全ての人に効くらしい。別に怖いというわけではないのだが、威圧感があるというか…、何かそんな感じなのだ。

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