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反転世界  作者:
55/66

わかった事

昼から部活を始めて、もう四時になっていた。

「おっ、もうこんな時間か。今日はこれで終わるか」

白羽さんは自分の腕時計を見て言った。部室にも時計はあるが…。

「そうですね」

正直言うと、今日は家でのんびりしているはずだった。だが、瑛子に強制的に生徒会に連れていかれ、さらに、部活が急遽あることになった。だから、俺は少しでも早く終わってくれるのに不都合なんてない。むしろありがたい、結局今日は終わってしまうのだが…。

「奏太くんは帰っていいよ」

白羽さんは片付けながら言った。この前も俺に帰っていいと言った。だが、今日は時間はあるので手伝おうと思った。

「俺もやりますよ、片付け」

「いや、大丈夫だ。俺だけでやれる。奏太くんは帰りなさい」

どうしたのだろう。俺が手伝うと言うと動揺したように言って

くる。まあ、俺が早く帰れるのであまり気にはならなかった。

「じゃあ、お先に失礼します」

そう言って俺は部室から出て行った。


俺は帰り途中に色を探しながら歩いていた。今日はかなりの収穫があったな。わかったことは一つだったが、今まで気づきもしなかったことなので、大きな一歩だった。それにそこからいろいろと考えることができる。例えば、今見えていない色を強く思うとその色が見えるとか…。肌色は意識せずに見えるようになった。それも俺が全く知らないうちに…。人間の思い込みは凄いものだ。もしかしたら他にも意識してなくて見えるようになった色があるかもしれないと思って、俺は色を注意して一つずつ数えたが、結局肌色以外にはなかった…。

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