昼食
「やっと終わったー!」
ようやく俺のノルマが終わった。愛姫が終わってから、いや、天川さんが終わってから五分後のことだった。
「そーくん、お疲れ様〜」
ソファでごろごろしながら愛姫が言った。俺は何でこいつは手伝ってくれなかったのだろうと思っていた。手伝ってもらっても意味ないがな…。
「お疲れ様です、奏太さん」
「お疲れ様、奏太くん」
鶫ちゃんと白羽さんが言った。正直この人たちが居なかったら、あと三十分はかかっていたと思う。
「お疲れさん」
天川さんが俺に言った。この人のスピードには本当に驚いた。俺の残っていたのをほとんど片付けたのこの人なのだから。
「やっと終わったのね」
瑛子がコーヒーの入ったカップを持ちながら言ってきた。こいつも手伝ってはくれなかった。
「別に手伝ってくれても良かったのに…」
俺はボソッと言った。大声で言うと俺がダメみたいに思えるから小声で言ったのだ。
「え?何か言った?」
瑛子が聞き返して来た。
「いや、何でもない」
まあ、今日のノルマが、終わったから何でもいいか。
「これからどうする?」
白羽さんがみんなに聞いた。時刻は十二時を回っていて腹も減っていた。
「ご飯食べたい!」
愛姫が言った。こいつは本当に本能のまま生きている感じがした。
「俺も飯を食いたいです」
俺も腹は減っていたので、愛姫の意見には賛成だった。
「すみません、ぼくはこれから用事があるので…」
鶫ちゃんが恐縮そうに言った。
「そう、まあ今日はノルマは終わってるし、そこは自由にしましょう」
瑛子が全員の意見をまとめるように言った。
「そやな、それが一番やな」
天川さんが瑛子の意見に賛成しながら言った。
「じゃあ、ぼくはお先に失礼します」
鶫ちゃんがみんなを見るように言った。そして、頭をペコっと下げてお疲れ様でしたと言って生徒会室を出て行った。
「飯でも食いに行くか」
白羽さんが言った。ここにいる人は全員食べに行くと思ったのだろう。
「私は家に帰るわ、お疲れ様」
瑛子はこう言ってすぐに生徒会室から出て行ってしまった。午後から用事でもあるのだろうか?まあ、俺には関係ないか。
「美空はどうする?」
白浜さんがまだ答えていなかった天川さんに聞いた。
「僕もご飯食べに行くよ」
これで飯を食いに行く人が決まった。俺と愛姫、白羽さん、それに天川さんだ。
「どこに行く?」
白羽さんはみんなの要望を聞いた。一番に答えたの愛姫だった。
「ラーメン食べたい!」
「俺は何でも」
「僕も何でもいいよ」
愛姫に続いて俺と天川さんが答えた。
「じゃあラーメンでいいか」
白羽さんは全員の確認を取るように言った。頷いたりとそれぞれの反応をして答えた。




