俺が副会長になった理由
俺は瑛子と愛姫との三人で学校に行く事になってしまった。愛姫のいなかった分の仕事がまだ残っていて、今日はそれをやるらしい。
「そーくんが副会長なんて驚きだよ〜」
愛姫がのんびりと言った。俺も実際驚いている。いきなり副会長とは…。やりたくもない事を押し付けやがって。
「瑛子、何で俺が副会長なんだ?」
俺は尋ねた。いや、尋ねずにはいられなかった。俺が納得できれば良いが、できなかった場合はどうしょうか…。
「そんなのは決まってるじゃない。私の雑用をやらせるためよ」
やっぱりか。俺は心の中で少しだけ思っていた。だが、瑛子ならそんな事をするはずがないと信じたかった、信じたかったんだが…。ダメだったな…。
「お前そんなんで俺を副会長にしたのか?それに他の奴は知ってるのかよ?」
まず、そもそも生徒会とは学校で選挙をして選ばれた人がやるものではないのか?そこに俺が勝手に入ったらおかしいだろ…。
「知ってるわよ、愛姫以外はね。どうせ愛姫に言っても変わらないから言わなかったの」
可哀想な愛姫。どうでも良いと思われてるのか…。
「やっぱりね〜。何と無くわかってたよ〜。直感でね」
信用できない。こいつが言っても全然信用ができない。
「それで、前副会長を辞めさせてまで俺を副会長においた本当の理由は?」
俺はため息まじりに言った。瑛子が雑用をさせるためだけに俺を副会長においたわけがないと思ったからだ。
「そうね、あなたには私の目の届くところに居てもらわないと困るからよ」
なるほど、だから副会長になったわけだ。俺は少し納得した。
「さあ、早く生徒会室に行くわよ」
瑛子が言った。愛姫がはーいと返事をし、俺は愛姫に続くように返事をした。




