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反転世界  作者:
22/66

過去を振り返って

はぁ、何でこんなことになったんだっけ?俺は今までのことを思い出していた。

街で見かけた少女が消える→追っかけたら裏の世界に来る→殺すと言われる→脱出方法を探す→本の場所まで案内される→途中で双子替え玉作戦実行→本を見つける→本を借りる→本を読んでいたら不良少女に声をかけられる→ご飯を食べに行く→不良と喧嘩……

おいおい、一日目ですでにおかしいことしか起こってないじゃないか…。まあ、いい。えーっと、二日目は…

俺は殺されるはずだった→それは思い込みによる嘘→生きること決定→償いで家に住まわせてもらうことになる→家の中を探検→疲れて寝た

なかなか二日目も凄いな…。三日目は…

本を返すのを忘れてるのに気がつく→生徒会長と総務ということを知る→本を返しに行く→双子と倉田さんと再会→愛姫がお金持ちと判明→愛姫の食いっぷりにびっくり→明日は学校→不登校児は学校に行くことになる→なぜか俺も行くことになった…。

そして今日かよ…。展開が急過ぎでわけがわからん。ただ、俺はまだ表の世界に戻る方法を知らない。だが、殺される心配がなくなったことはわかった。今はそれだけで十分か…。

「大丈夫ですか?」

「ああ、考え事してただけだ…」

話しかけてきたのは双子の妹ちゃんだった。俺は長い間ボーっとしていたのだろう。気が使えるなんて偉い。いや、普通だろう。特にあの二人に見習って欲しいものだが…。

「ヒナ〜、どっか行こ」

「どっかて何処だよ、愛姫?」

「面白いところ〜」

笑いあっている。やっぱりこいつら二人はバカだ…。次元が違う気がする。もちろん俺の方が上だが…。

「そーくん!面白い話聞かせて」

何てこった。よりによって俺のところに来るとは…。愛姫が来たということは、もちろん…。

「ヘッポコのところかよ」

だよな、お前もついてくると思った…。俺の中で一番面倒くさいダントツ一位の双子の姉よ…。

「お前なんが面白い話なんてできるのか?」

「別に俺も面白い話はしてない。表の世界のことを話してるだけだ」

そう、俺は普通にあったことを話している。別に凄いことでもない。なんたって普通だから…。

「早く聞かせてよ」

愛姫がワクワクという感じを体全体で、表していた。だが、もうすぐ授業が始まるので、俺は授業始まるぞと言ってやった。そうしたら、プク〜とほっぺを膨らませて、自分の席に戻っていった。


授業は何とか乗り切った。内容的には表の世界で受けていた授業とあまり変わらなかったのが良かった。これで今日はもう家に帰るだけだな…。そう思っていたら、俺は名前を呼ばれた。

「奏太、付き合いなさい」

俺は瑛子に突然呼ばれた。は?何で俺が付き合わなければならないんだ。

「早くしなさい、生徒会室に行くわよ」

しかも何で生徒会室に行かなければならないんだ…。

「遠慮しておくよ」

早く一人になりたかったので、キッパリと断った。

「まさか、約束を忘れたなんて言わないわよね?」

約束?………。そうか!家に住まわせてもらう代わりに雑用をするって約束か…。マジかよ…。

「忘れてはいない…」

「そう、良かったわ」

何か、何かここから逃げれる手はないか?俺は少し考えていた。あっ、そう言えば、家ではって言っていたな

「俺は家では約束を守るが、学校ではいいだろ?」

「ああ、そう。そういう態度とるんだ。なら、あなたの正体をバラすしかないわね」

「あー、はいはいわかりましたよ〜」

俺はこの約束がある限り、瑛子には勝てないだろう。学校でも、従わなければならないのか…。くそっ、何で俺はあの条件でオッケーしてしまったんだと今更ながら後悔した。

「わかったら早くついて来てよ」

「へーい」

俺はしかなく返事をしてついて行った。

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