前書き
これから話すことは以前に僕が別の時、別の場所で書いた話の前日談となる話で、この話は急ぎで書いていくので以前と書き方がかなり変わるかもしれない話だ。
もしかしたらいずれか書くかもしれないとも書いたが、これほどまでにすぐ書いたのは、ことを絶対的に事実だと言わしめ、ここでは終わらせないと意思表示させるかのような奇妙な事件が起きたためだ。
僕は他人に言われて否定しないし、自分で言って認めるし、内向的で人見知りで、何にしても人づきあいが嫌いで人をよほどのことがない限りは自分の部屋に入れないようにしている。
無論防犯と言った事情でも重要とも言え、第一PCをよほどの事情でもない限り、他人に使わせないことは当然だが、以前書いた話を書き終えた数週間後のことた。
僕は本格的な文豪でもないし、PCで話を書いているのだが、書いていたPCの中に見覚えのないファイルが存在した。
『Dear Yamanaka Kazuki. Love Always. From ………』
ファイル名を直訳すると、「親愛なる山中一輝、変わらぬ愛を込めて、………より」だ。
あの話と言い、前日談となる話と言い、全て僕の創造、言わばフィクションの話と言えるが、Windows8で、ワード2013年の形式で保存されたこのファイルは、間違いなく、僕の創造の話を確実なる真実だと伝えていた。
自分で勝手に作っておいておどろいているとか言う人間がいると思うが、こんなふざけたタイトルでファイルを保存した覚えもないし、更新された日時に僕は外出していて書けるわけがないし、部屋にも誰かが侵入した形跡もなく、何かが盗まれた形跡もなかった。
加えて普段は保存しない場所にファイルは保存され、PCにはウィルス対策ソフトも取り込み、遠隔操作と言ったことも考えたが、凄腕のクラッカーでなければ不可能だし、僕にサイバー攻撃をする利益はないと言える。
何にしてもどこかの誰かが、僕が記憶障害や、精神的疾患の多重性性同一性障害、言わば二重人格を備え書いた可能性もあるが、何にしても文章作成者は、僕の話のことを、加えてこれから話すことも含めて明確に知っていることは確かだった。
知っていることに加え、僕は彼を何者かを言葉通り掃いて捨てるほどによく知っているし、いずれ話すことになると思っている。
何にしてもこれから書かれていたことを二重カッコで張り付けておくが、作成者が言いたいことは後で結論を言うが、何にしても1つだと思われる。
『親愛なる山中一輝、元気にしているか?
ご機嫌いかがかとも言うべきかもしれないが、突然このような文章を製作し非常におどろいているかもしれないが、わたしと君の仲だし遠慮は心の奥底からいらないものだと思っているから書かせてもらった。
君には慣れた少々心地よい日常だが、わたしにとっては汚い部屋で居心地と言い、すわり心地と言いわたしから見れば嫌味を言いたくなるほど最悪だが、本題は君におどろかしに来わけでもないし、悪口を言いに来たわけではないんだ。
ここでわたし自身のわがままだが、理由は解っているだろうし、明確なことは話さずに黙っておくことにする。
加えてわたしはクラッカーでもないし、ヴァイラスの類でもない、まぎれもない、君が知っている君が想像の中で勝手に造り出したと思っている架空の存在だと思っているモノだ。
調節者、言わばバランサーでもない現在非常に多忙な生活に追われている君に非常に迷惑なのはわかっているが、頼みごとがあるのだが、理由に関係するし、わたしのことも何者か掃いて捨てるほど明確に解っているだろうし、正確には言わないでおくことにする。
何にしても、嫌味的で書いているわたしは嫌味に微笑みながら書いているが、君は約束を守ろうとするし、顔はいい悪いで言えばいい方だし、頭も悪い方ではないと信じているし、何をすべきかわかっていると思う。
慌てなくてもいいし催促する気もないし、いつでも好きにしてていいし、関係して意見を言う気もまったくないし、わたしのこともどんなに好きに言っても言われてもいいと思っている。
嫌味になるが、だからこそ言いたいし、楽しみだし、来た意味がないし、君がこの文章を見て困った顔をするのを想像して笑いたいから言わせてもらうとする。
君の文章表現のまねとなるが、
「持て余した表現だが、この程度で終わったと思わないでほしい、これからが本番なのだ。」
言いたいことは書いたし、わたしはここで失礼しようと思うが、嫌味になると思うけど、気長に待っている。
加えて誰かが読んでどんな意見を持つかを実に楽しみにしている。』
続きを書け、彼はそう言いたいのだ。
フィクションだと言えばそこまでだが、彼の言葉通りに非常に多忙であることは確かだが、慌てなくてもいいと書かれていたが、何にしても、あの話は一応と言うように僕は書き終えたが、あれでは終わらせてくれないようだった。
この話は以前に僕があるウェブサイトで書いて投稿した小説「Balancer From こんぐろまりっと! Series ―史上最悪の2人を任されましたー」の前日談となる話だ。
劇中に登場した僕の代理人の立場の山中一輝と相棒のリード ファイヤーがいかにして調節者としての立場となったかと言う話だ。
サイトを久々に調べてみたがサイトが存在せず、小説も削除されていた。
何にしても原稿のオリジナルはバックアップを取ってあるし、誤字脱字も多いし、強引にウェブサイトに書き殴ったような作品だったし、僕は書き直して他のサイトで投稿をし直すことにして、この前日談の話も投稿することにした。
現実と自分の空想の話との境界線が解らない、最悪発狂寸前まで僕が追い詰められているのか、逆にファイルの内容から判断して空想の話が真実なのかは僕を含めだれにも解らないことだが、彼の思うままかもしれないが、何にしても僕は話を書くことに決めた。
僕は僕自身の空想に精神的に追い詰められているのかもしれないし、仮にここで死に医者が調べればそう判断するだろう。
反面死がゆいいつ空想を破壊し、ゆいいつ現実へと回帰する方法であり、生き続けることは空想が事実だった場合現実はだれにとっても耐え難い苦痛とも言えるのだ。
何度も言うことになるが、空想の話と言えばそこまでだが、彼は僕の想像した存在であるから、僕は彼のことを非常によく知っているし、彼が実在するならば僕の眼の前で起きた事態を簡単にすることができるのだ。
いい加減な答えにも思われるが、彼になら絶対できるし、僕は絶対にできないと言えないのだ。
彼のことはここでは置いておき前の小説の終盤の削除してしまった部分とほぼ同様な内容を話すことになる。
現実が非常に苦しく悲しい世界の中で、どこかの見知らぬ遠い物語の中だけは幸福であってほしいが、これから話すことの果てはそんな明るく楽しい話にはならないのだ。
反面これから話す話で僕ができることと言うと、この話が僕の空想の中にとどまり続け、加えてこんなことは事実でないことを強く祈ること程度にしかできないのだ。
前よりも少し長く話になりそうだが、何にしても、ここで一度失礼する。