序章……無駄噺
学校シーン……書きたかった……(^o^;
次回に回そう……
俺は優と高校までの道のりを少しはや足で進んでいた
「あれだね、いつもその変なブレスレットしてるね」
「変なとかゆーな。これは昔から引き継がれてるもんなんだぞ」
シャリ……と腕を挙げて自らのブレスレットを見てみる
……確かに怪しい模様ではある
「カラスみたいな模様もあるじゃんかー、なんか不気味ー」
馬鹿にしたように笑う
「はいはい、子供のお前にはこの良さはわかんねーよ」
正直、俺もわからん
「な……、また子供って言ったー!」
「だって事実そうじゃ──」
と、答えようとした時、ダダダダダッっという音が背後から聞こえた、と同時に
「こーんにゃろーーーーーー!!!!」
「ふぐぅ!??」
謎の声と大きな衝撃が背中に襲いかかった
端的にいえば、、背中目掛けての跳び膝蹴りをもろに受けた
「っって~……、何しやがる、昴!!」
すると、この意味のわからん変人野郎は、朝っぱらから、何処にそんな元気があるんだよ……と言いたくなるぐらいの大声で叫んだ
「それはこっちのせりふだろぉぉぉぉぉ!なに朝から見せつけてくれてるんだよぉぉぉぉぉ!!」
……暑苦しいし、意味わからん
「は、はぁ?なんのことだよ」
「な、ん、だ、とーーーーーーー!!!!」
「ああ、もう、朝から耳もとで、んなデカイ声出すなよ……」
「優ちゃんと『二人きり』で登校しているにも関わらず、なんのことだよ、だとーーーーーーー!」
「だから、うるせーよ!」
右ブローをこやつの腹にえぐりこむ
「おふぅ…………ちーん」
「自分でちーんとか言うなよ……」
全く話を聞いていないこの馬鹿の名前は、東藤 昴
見ての通り、馬鹿の変人野郎だ
「はぁ……かー君もすばるんもよく飽きないね……」
優は俺をかー君、昴をすばるん、と呼んでいる
俺と優は、昴と中学からの付き合いなのだ
そして、もう気付いているとは思うが、俺と優は、家が近所の幼なじみだ
それも幼稚園から一緒のな
「優に飽きられるとは驚いたな」
「それ、どういう意味よー!」
……優も朝から元気なんだな……真夏だと言うのに
「……暑いな」
「話をそらさないーーーーーーー!」
「……っていうか、俺をおいていくなよぉぉぉぉ!!」
日本は今…………夏真っ只中である
夏は暑いですよねー。(何を当然なことを)