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【プロットタイプ】誘ってやったのだから

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。めちゃ際どいよ。


鏡花、見られる事にあんまり抵抗無さそうなんだよな。

宿泊した部屋の構造はかなり独特な構造をしていた。洗面所とシャワールームが隣合っているのは今まで通り。しかしそこを隔てる扉が硝子張り。その上洗面所の木の扉を開け放ってしまえば、玄関から浴槽まで丸見えの上体になる。

物凄く嫌な予感がして、隣を見る。

「えぇ、えっ……」

「おい……」

「物凄く感じた事があって、めちゃラブ……」

全て言い終わる前に頬を抓る事で黙らせた。この宿は此奴が形容ようとした場所とは、余りにも方向性が違い過ぎる。無邪気と無礼は時に紙一重である。


温泉に行っても、鏡花の入浴はそこまで頻繁に行われる事はない。精々一日の疲れを癒す為、夜に一日に一度大浴場に訪れるぐらいである。しかし今回は内風呂付きという事で、嬉々として頻繁に浴槽に足を運んでいた。

川の向かいに宿があるので、沢の音がただザァザァと部屋に響き渡る。其れは降り続く雨のようで、個室に児玉する水音の様でもあった。

都会の物音が一切聞こえないその小さな世界は、崇高でありながら、何処か官能的でもあった。

カタン、ゴト、桶の音が児玉して、次に滝が流れる音がした。どうやら上がった様だった。次は俺が入るのも良いかも知れない。

そう思って前準備としてトイレに行こうとすると、一人の女が顔を出した。一糸纏わぬ姿。ただ雫だけを体に纏わせる。全体にしっとりと肉が付いてる癖に、しなやかなラインを描くのは、骨格が問題なのかも知れない。

何度も見てきたものだった。もう見慣れていたものだった。だからこそ、世間一般ではだらしないとされるものでも、一つの絵画として認識されたものだった

「ん……あぁ扉を閉め忘れてしまった」

刹那の間に起きた事に対しても、鏡花は大して動揺した事なく、気怠げに此方を見つめた。其れはこそ俺の姿に気付いていない様に。

しかし其れはただの気の所為で、次の瞬間にはしっかりと俺を捉えていた。

「嘘、わざとだよ。此方へおいで。君の服で拭いてはくれないかな。何時も抱き締めている様に、水を吸ってはくれないかな」

誘っている癖に、待ちわびている癖に、足は正直で何の躊躇いもなく此方に迫ってくる。俺達を隔てる硝子扉を一枚自らの手で開け放ち、そのまま俺の体に自分のものを擦り寄せた。

「ほら、誘ってあげたんだから、キスは君からしてくれよ」

其れからはただ一つの絵画の一場面の様に、非常に浮いて、歪なままに、互いに口付けを交わした。

鏡花自身、自分の裸を見られる事に抵抗が無さそう。

自分の体付きに自身がある訳ではなくその逆。

『金取れる程綺麗ってもんじゃないしね。癪だから金をせびってるだけで』ぐらいの感覚。

其れが好きぴならばなおのこと。加速してるだけ。


内風呂あるのに一緒に風呂入らないし、洗面所からシャワー、露天風呂に至るまで硝子張りなのに、マジで興味無さそうだし。

このネタがなくても、そのまま普通に扉開けて入って来たと思うし。


片方が服着てて、もう片方は一糸纏わぬ姿でイチャついてるのはやっぱエッチだよね。

どっかの神話で妖精さんと人間の恋愛が始まりそうで。

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