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エピソード4―ある書物に記されし…其は如何な想いか…―


 ……人は己にとって益となれば其れを良きモノとし聖なるものとし神と呼ぶ……

 ……己にとって害となれば其れを否定し悪しきモノとし魔と呼ぶ……

 ……だがどちらにせよ力ある存在を人は畏れる……



 序章―ある書物に記されし…其は如何な想いか…―


 ……『私達』はある処では『聖女』と呼ばれ、またある処では『魔女』と呼ばれた……


 ……確かに『私達』には『力』があった……『強大な力』が……

 ……だが其れを望んだのは私では無かった……

 ……『力』を望んだ『モノ達』によって無理矢理押しつけられた『力』……


 ……現在のこの『私達』を……『この力』を望んだのは……『彼等自身』……

 ……それでも『彼等』は……

 ……『私達』を畏れる……


 ……螺旋を画く夢幻を紡ぐ大いなる存在の力……

 ……その欠片を持つ『私達』を……


 …否…嘆くのは詮無い事…結局はこの『役目』を受け入れたのは『私自身』なのだから…


 …そう…それが『私達』が『忘れていた事』だとしても…


 …『自分自身の人の子』としての『総て』と引き替えても…


 …『守りたいモノ』が…或いは…『叶えたい願い(オモイ)』が在ったから…


 …だから『私達』は捨てたのだ…


 …『人の子』としての『在り方』を…


 …その『幸福(しあわせ)』を…


 …だから嘆かないで…悲劇の幕を開けないで…


 …『世界(スベテ)』への『復讐』なんて考えないで…


 …『私』の『大切』な『私を大切に想ってくれる貴方』…


 …どうか『邪なる存在』の『甘言』に耳を貸さないで…

 

 …どうか『その手』を取らないで…


 ―…これは…いつだって…『私達』が常に抱く…

…不変の願いであり…『共通』の『想い』…―



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