湯豆腐と佳織ちゃんへの朗報
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参考にする時は調味料、味付けの濃さなどは各々の好みで調整お願いします。
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さて、今夜は湯豆腐といきましょうかな。
材料は
木綿豆腐2丁、鶏ももor鶏むね300g、干しシイタケ5個、昆布50㎜×50㎜4枚で次にタレだが鰹節ミニパック3つ、ネギ1本これで準備をする。
そして我が家の隠し玉、タラ(スケソウダラor真鱈)の白子300g(2パック)。
締めようのそばorうどんor御飯(1人1袋or1膳)(御飯の時は卵1個)
35㎝の深さは15㎝の平鍋を用意する。
次に茶碗蒸しなどに使う茶碗を一つ用意してそれに鰹節2パックと縦半分に切ってそれを2~3ミリ(適当でよい)に刻んだネギを4割ほど入れて醤油を茶碗7分目まで注いでいき平鍋の中心に置く。
平鍋に水を8分目ほど注ぎシイタケ、親子丼サイズに小さく切った鶏肉、昆布を入れて火にかける。
タラの白子は一口大に切り、水洗いしておく。
沸騰したら灰汁を取って弱火にして煮込んでいく。
豆腐は縦3等分、横4等分にして投入準備だけしておく。
これで準備完了。残った鰹節とネギはタレの鰹節、ネギが少なくなった時の注ぎ足し用だ。
「んじゃ先に風呂貰うぞ。」
そう言って風呂に入り40分後鍋の具合を見ると出汁も出て少し黄金色をしている。真ん中のタレはかき混ぜる。
佳織が食卓につく60分前を見計って豆腐を投入する。この時豆腐が余るはずなのでそれはなくなった時の歩重要なので気にしなくてよい。
無理に全部入れるとぎゅうぎゅう状態で食べるときになると豆腐同士がくっついてしまうので注意。
あとはお酒と取り皿を準備して完成。
「んでは、いっただっきま~す」
我が家は湯豆腐用のおたまを使用しない。
すべて箸を使うのだ。
2人で器用に箸を使って真ん中のタレにトプンと沈ませてから取り皿に取って食べる。
「ほふっほふっ。ん~醤油の味が濃いから酒がススム~」
「ほい、タラの菊に火が通ったよ。お食べ。」
タラの白子は始めから入れずに豆腐を食べた隙間に入れて中心に火が通った頃にタレにつけて食べる。
「ん~トロっとしてこれもイケる~。」
そうして佳織は豆腐、白子、鶏肉と食べていく。
もちろん俺も食べてるが、俺は出汁を取ったシイタケや昆布も食べている。
今回は酒がススむ料理なので、佳織が酔う前に食事中ではあるが話をしていく。
「佳織、今度現場一緒に連れて行ってやるぞ。」
そう言うと佳織は食事の箸を止めて目を大きく開きしばし俺を見つめていた。
「今日のやっさんの彼女を現場に行かせる話は傍で聞いていただろ?そうすると俺の助手がいなくなるんだ。
そこで今回から佳織を連れて行くことにした。」
そう言って俺は食事を再開した。
それを聞いていた佳織はニッコリとしながら食事を再開した。
「食事中じゃなければ、抱き付いていたとこだよ。」
そして今回は締めがある。食べ終わった出汁でそばを食べる。
真ん中のタレをドバっと鍋に空けて余っているネギ、カツオパックが使いかけだったらそれも入れる。
味を見て薄かったら醤油を足す。
最後にゆで済みのそばを1人1袋の目安で鍋に入れる。
そばに火が通ったらOK。
こうして今宵の食事も済み居間で2人で寛いでいる。
俺は日本酒をちびちびと飲みながら先程の話を再開する。
今はまだ他人に受注を任せられる程の技量と信用が無い事。
だが一回の受注で数か所の現場を回るのがウチの仕事でそれを2グループで消化していく。
毎回の受注に俺の目が届く範囲にいるから安心できるし工期短縮となって年度内に消化できずに断っていた仕事を受ける事が出来るようになる。
繰り返し仕事をこなしていけば、手元手伝いの佳織ややっさんの彼女も一人前となりそのまま受注ごとの仕事を任せられる技量も付いていく。
しかも今までは1人1部屋をツインもしくはダブルで部屋を取る事が出来るので宿泊の経費が削減可能となる。
そういった内容を佳織に話していくと初めは「?」となっていたが途中から「ん~ん~」とうなるようになり、最後には「ああ!そういうことか!」と納得していたようだ。
こうして佳織も一緒に連れて行く事となり翌日から客先への工期短縮のプレゼンと宿泊予約の変更や、現地の現場を2グループへ割り振っての打ち合わせを繰り返していよいよ出発となった。
俺とやっさんは現地へ社用車で移動。佳織と千早ちゃんは新幹線で仲良く移動し俺達と合流、ワンボックスをレンタルして工具類を積み分けて各々現地へ工事の安全とミスの無い事を約束していざ出発。
俺と佳織は雑談をしながら現地に向かう車の中で思っていた。
こうしてみると「石橋を叩いて渡る」ではなく「石橋を叩いて更にハンマーで叩いて渡る」事をしていたんだなあと思う。
確かに用心をもって仕事や会社経営をしていくのも正解かもしれないが、委縮したままでいると取れるものも取りっぱぐれてしまう事もあると気付かされたなあと思った。
今回は人との出会いやタイミングが合ったから行動できたのが結果。
まだまだ自分も勉強不足だなあと改めて思っていた。
さあ、これからも勉強しながら人生を生きて行く事にしましょうか!
俺はそう決意して、まずは今回の受注を確実にこなしつつ、次もその次も働かなきゃ明日のおまんまも食べられなくなるしな。
「ねえねえ、ここのご当地グルメってほらほら、ガイドブックで高評価だよ!」
「・・・仕事しなきゃ食わせてやんない。」
「え~~~~。」
こうして佳織と俺のお仕事グルメ旅が始まるのでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
鍋をつつく時の箸は口につけた箸入れるなんて・・・という方は鍋用箸をご利用ください。
また、湯豆腐用のお玉を使う時はタレの容器にお玉が入らないのでお気を付けください。
さて、今回の作品いかがでしたでしょうか?
次の料理ネタがどの地域のごはんにしようか考え中です。
少しばかりに御猶予いただけると幸いです。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いたします。