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肉食女子と元肉食男子  作者: see-san
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暴走プロローグ!!!

お忙しい中、通勤中、休日真っ最中の中、クリック&タップ誠にありがとうございます。


料理は実際作った料理です。

参考にする時は調味料、味付けの濃さなどは各々の好みで調整お願いします。


今回の話は作者の「暴走」が入っておりますので見苦しかったり不快であった場合は、本作の朗読を中止していただければ幸いです。



会社の帰りにスーパーに立ち寄り夕食の食材を買い帰路につく。

今日は残業が2時間あったから夕食準備から入浴。そして夕食と考えるとごはん食べる時になると20時ちょっとか・・・まあいいか。

帰宅、入浴、食事、まったり、就寝とこのパターンは我が家のルーティーンである。

田舎から上京して一人暮らしを始めて生まれ育った年月を上京し生活した年月が追い越してしまった。


初めの頃は自炊より外食中心で金があれば飲みに行ったり自分の趣味につぎ込む日々。

しかし仕事は数回転職したが、そうすると年齢も上がり友人も少なくなる。加齢と転職回数の比例に対して友人知人の人数は反比例、そして最後はボッチ社会人の出来上がりである。


もはや昨今の社会事情で「呑みニケーション」なんてウザったいと嫌遠される一方だし、1人で食事一人で居酒屋に辟易した32を過ぎたあたりから自炊と家呑みをするようになり仕事の付き合い以外は、休日ボッチ、御飯ボッチ、テレビを見てはツッコミボッチ・・・寂しいのう。


長年の一人暮らしで、このパターンの帰宅してからの順序が違うと何か気持ちが悪いというか、落ち着かないのだ。


いかんいかん最近は独り言が多くなってきた。

・・・気をつけねば。

そう自分に言い聞かせながらも、またブツブツと言いながら帰途に立つ、たまに人とすれ違う時は口を紡ぎ通り過ぎるとまたブツブツ(お約束だね!)を繰り返しながら我が家に到着。


「たっだいま~」


「おっきゃ~り~」


と、コタツから顔だけを出し体はすっぽりと入ってまるで亀?ヤドカリ?を彷彿とさせる状態で私を迎えるのである。


そう、何を隠そうもはや私はボッチではなくなったのだ!この歳で「カノジョ」が出来たのだ。それも同棲!同棲である。大事だからもう一度言う同棲である!

最近のトレンドは「シェアハウス」というが、男女で同じ屋根の下に暮らして何もなし?

私は声を大にして言う「ふざけるな!」と!

現代のニッポン男児よ!ソレはオピッコするのみか!


私は大好きである、「女性」と云う大変素晴らしいこの世の至宝たる人類にである。

特にパツキンノチャンネーなんて言ったらもう大好・・・ゲフンゲフン。

「○があったら入りたい」違う違う「り」を「れ」に変えたいくらい大好きだし、最もお互いに合意且つ好きあってだがな。


「○合」「GL」なんだそれ?その間に雄を挟まんか!♂を!挟めばドリームではないか!

「薔○」「BL」ふざけんな!釘バットでボコボコにすんぞ!ああ?「~なんだデブ」と「~だそうだブヒ」同士のキモオタ少年ボーイズ前後運動ラブしてる生動画を見せながら尋ねてやる!


ハアッ!ハアッ!・・・・大変御見苦しいところをお見せしてしまいました。失礼しました。


話を戻しましょう。彼女の名前は佐藤佳織(24歳独身)そもそも彼女との出会いはある雨の日、私は会社帰りの途中いきなりの雨に降られて傘も常備しておらず、ウンザリしながら帰途に就く。

ホームタウンの駅前繁華街で傘も差さずにずぶ濡れになりながら立ちすくむ彼女を発見。

「おいおい」と思いつつも放ってはおけず声を掛けた。


「そこのお姉さん。そのまんまだと風邪ひいちゃいますよ?」


と、ドラマなどでありそうなシチュのような光景の中、彼女は目を真っ赤にしながらこちらを振り向いた。

そしてそのまま左手で私の右肩を掴みながら彼女は


「うわああああああん!おええええええええええええロエロエロ・・・・・」


「うわあああああ!いやあああああああああああああ!」


と、もんじゃ焼きが直撃。そのまま彼女は俺にもたれかかったまま動かなくなった。

そのやり取りを通行人がジロジロとみているので溜息をしつつ自分の上着を頭から掛けておんぶをして自宅に連れて行き介抱したのがきっかけ。


ブラックじゃない普通の会社に勤務していたが、パワハラと同期(ナヨい♂)数名のいびりに耐えかねて退職。

だがバイトのみでは暮らすにも結構きつい。とりあえずヤケ酒のんじゃえ!って呑んでのはいいが、給料前で手持ちがほとんどないし貯金もないことを今更ながらに自業自得な愕然。


失恋か何かの悲しみに暮れた女性に下心丸出しのスケベオヤジが声を掛けるという正に「おっさんホイホイ」と言うべきシチュエーションに酷似した


―途方に暮れている彼女の所に俺がノコノコとやってきて声を掛けた。―


である。


その翌日以降から「先日にお詫びに」とお菓子を持ってきたり、「おすそ分け」や「実家からのお酒」と数日おきから始まり頻繁に来るようになり、果てはメシを漁って行くようになり、遂にはアパートを引き払って、ドラ○もんの引越社が荷物を運び入れてきた。


まぁ確かに最初の頃は遊びに来るたび寝泊まりされても「色即是空」と「煩悩退散」を何度も繰り返したさ!

でもね!寝返る度に「んぅ・・」と色っぽい声や、チラリズムの連続が襲ってくるのよ?

健康な男子だったらそうなるじゃん?

ちゃんと合意だったからね!


そうして現在に至る・・・・・と。


「おなかへった~。早く食べよう?」


と彼女は言う。


「ち~とまってろ。風呂入れ。んで?今朝言ってたリクエストでいいんだな?」


「お~!お肉は買ってきておいたから~。」


そういってコタツから右拳を突き出していた。

おお・・何か仕草がかわいいな・・・愛いやつじゃ。


「んじゃお風呂入っておいで用意しておくから。」


「あいあい~」


彼女は機嫌よくお風呂に向かう。そして俺は夕食の準備に取り掛かるのでした。


でわでわ調理開始!


白菜1/8、ネギ2本、春菊1束を自分の親指くらいの長さに切っていく。

焼き豆腐1丁は包丁を縦1横3で8つに切り横側から半分に入れ16分割に

白滝(徳用)はザルに取り水洗いしながら全体を指の間からにゅるりと5回くらい握りつぶし短くする


そしてメインの牛肉、冷蔵庫を見るとすき焼き用の肉が300gと経木に包まれ袋に入ったその上にマジックで重さが書かれていた。


そう、今夜の夕食は「すき焼き」である。

テーブルにIHコンロと4人前くらい大きい南部鉄器製のすき焼き用の鍋を用意する。


そして経木を開くと肉が入っており、ちゃんと精肉店で購入して来たようなので作り物の「牛脂」ではなく「脂身」が一緒に入っていた。


「むう、鍋用の赤身肉ではなく「サシ」が入っているな」


俺は肉は好きだがサシが入った肉は苦手になってきた。多分加齢だろうと思うが脂と脂身がキツイのだ。

トンコツも○系も背脂チャッチャも、○郎系はもっとダメだ。脂で胃が・・・ね?

そのせいか脂が少ない赤身が多い肉を好むようになった。


30前半頃までは和牛のA5なんてもう・・・ジュルリと涎が出るくらいだったし脂身だけでご飯が食えたのに・・・・くそう。


だってもうガチフォー(仕事の後輩が命名)だよ?アラフォーじゃないの!「周辺、周囲」や「おおよそ」なんて曖昧じゃなく「ど真ん中」ガチなのよ!若くはないのだ。


魚も例えば大トロや中トロではなく赤身。ああ光物は脂あっても食えるよ。さすがに脂がなさ過ぎて火を通すとポソポソするのは嫌だが適度にしっとりとすれば良い。

昔は好きだったが、なんだか脂が少ないと身のうまさを感じる(?)ほうが好みになってるんですよ。


だが彼女は20代まだまだ脂身バッチこいのこってりが好きな世代である。

こういうお肉のパターンでは、俺は肉はほとんど食わずに肉はうま味(出汁)だけでそれで煮込まれた野菜類を食べる事に徹して食べても1切れくらいなのだ。

まぁそうすると彼女が喜ぶしね。


それとも食われるのが嫌だからサシが入ったやつ買ってきたかな?

頭のいいやつめ・・・・・。


「お風呂あがったよ~」


「あいよ~準備万端だから俺も入るわ。」


彼女も風呂から上がってきたしアルコール類は冷蔵庫に入って・・いるな。

材料ヨシ!コンロヨシ!鍋ヨシ!・・・指差呼称これ大事。


そうして俺も風呂に入りいよいよ夕食となるのでした。



最後までお読みいただきありがとうございます。


次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いたします。

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