バイル・アクシア
《オーラ》
超人的な動きが出来るようになる技
仙人が言うには、『動きの効率化と強化をした結果』
役に立つどころか…なかったら死んでいた!
〈洞窟の天井に握力で張り付く作戦〉は失敗したが、
〈マグマの川の両端にある熱くないスペースを踏み台にして飛び跳ねて行く作戦〉は大成功だった!
「だが、出口が見えないな…」
「もう火山に入って2日は経ったし」
「何より食料が限界なんだがどうしたものかな…」
しかも飛び跳ねて行くしかすることがない
「なるほど、精神まで鍛えられているのか…」
と、思っていた矢先!
「…?誰か前にいるのか?」
何か違和感がした。
誰かから…狙われているよう…な⁉︎
前方に…溶岩とマグマがない!
足場も…ない!
まさか!
空中に放り出された!!!!
その時!
「【グレイエルグテイン】‼︎」
な…
何だと⁉︎
あれは!魔法‼︎
もうすでに、『攻略者』がいたのか⁉︎
「…お前がダイヤだな?」
「来ると思っていたよ!」
「その実力、とくと見せて貰おう!」
バ…
バキバキ…
氷…氷でわたしを攻撃してくる⁉︎
こんなの聞いてないっ!
ま、まずい!避けれない!
…火山を生きて帰ってくることが目標なら…
「…なら!これも運命ってことでいいんだな⁉︎」
「何?」
「来い!わたしの魔法!」
こい…来るはずだ!
頼む…こんなところで、
わたしは挫折してはいけない!
ダイヤ魔法発現まであと1秒




