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正体不明の能力 〜only God knows〜

弥生「仲間がいるから強いんだよ!」


ミュウヤ「…」


「母よ…」


「貴女は本当に哀れだ」


「その仲間が倒れた直後だというのに随分強情だ」


弥生「はぁ…はぁ…」


バシュンッ‼︎


ミュウヤ「…!そのオーラ…」


「知ってるぞ」


「魔王ファイアリアンのモノだな」


「アシュラから貰ったのか」


弥生「うるさいわね」


「…今度は手加減しないわよ」


ミュウヤ「しなかったとしても、だ」


「もう、1発分しかないだろう、魔力がさぁ」


弥生「…」


ミュウヤ「…ハッキリ言って」


「息子として恥ずかしいなぁ、母よ」


弥生「わたしも母として恥ずかしいわよ」


「わたしは貴方に、『人を傷つけろ』だなんて教えた覚えはない!」


ミュウヤ「ああ…」

「はいはい…違うよ…この石が教えてくれたんだ」


「平和が欲しいなら戦え、とな」


弥生〔…ルシフェル!〕


「息子よ、帰って来なさい!」


「貴方の平和はそこに無い‼︎」


ミュウヤ「うるせえ消えろ‼︎」


弥生「…来るか⁉︎」


ミュウヤ「【ブレイカー】…」


「375856783er‼︎!!!!!!」


ドギュオオオオオオオオオオ!


10代の茶ネズミの人形ミュウヤは、

母へ閃光を放つ‼︎


弥生「なん…だ…⁉︎」


「数列で名前がわからないのはともかく…」


「それは『何属性』なんだ⁉︎」


な に も わ か ら な い ⁉︎


なんだ、あの攻撃は…!?


…見失った…どこへ消えた⁉︎


グシャァッ‼︎


「ぐああああが…‼︎」


「真正面…!」


ミュウヤ「だから言ったのだ」


「哀れだと…」


弥生「あが…は…」


ミュウヤ「人間、人形の脳で理解出来ない物質を作り出す能力…それが【375856783er】」


「属性不明、破壊力不明、速度不明」


「その上見えなくなる」


「まあ、いくら勝ったとはいえ、半分本気だったことは否定できないがな」


弥生「…ぐ…」


〔…ならもう1つ切り札が残っているということか…〕


〔…勝てない…〕


〔…勝てない…!〕


だっ!


ミュウヤ「…はぁ」


「やっと逃げてくれるか」


「そうだそれでいい…その方がこちらとしても無駄な殺生はしなくてすm」



弥生「でも」



ミュウヤ「…む?」


弥生「死にたくないってわけじゃない」


ミュウヤ「…」


「…まさか!」


弥生「オーラああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」


ミュウヤ「さ…三倍もある」


ギロッ!


「…⁉︎」

〔睨んで…〕



ざざっ!


ミュウヤ「…何?」


ミュウヤの横を、何かが通った。

それも超スピードで。


「母よ…まさか貴女は…」


「『対価』を…払ったのか?」


弥生「まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだだ‼︎」


「あと3分だ!3分だけでいい!」



アシュラ回収!


ミュウヤ「総合対価を支払ったのか⁉︎」


弥生〔総合対価…魔法に命を支払うことで、本来敵わない総合魔法、蘇生、絶対魔法に対抗できるようになる【最期の一手】…〕


チェリィ回収!


ミュウヤ「まさか本当に仲間だけを逃す気か!」

「させな…い…」


弥生「ゆりかご回収完了」


ミュウヤ「…‼︎…⁉︎」


「早い…」


「ふふっ」


「やるじゃないか…母よ」


「でも総合対価はあと3分だと言っていたな」


「つまり必然的に次の行動が最期というわけだ」


弥生「…倒す!」


ミュウヤ「そこの差だよ」


「『倒す』じゃダメだ…俺は『潰す』‼︎」


2人「はぁあああああああああああ‼︎」


駆け出す!


ミュウヤ「375856783‼︎」


弥生「【破壊水エクスプラズマ】‼︎」


〔もうわかっている…私は息子に勝てない〕


〔一生傷をつけることも、出来ない〕


〔なら、逃げるしかない〕


〔『でも一矢報いたい』〕


〔どうせあと2分…〕


〔私は『無駄死に』なんかしない〕


〔だからせめて…〕


ドンッ‼︎!


ミュウヤ「…?」


〔何故そこで前へ飛ぶのだ?〕


〔踏ん張って殴るのではないのか⁉︎〕


弥生〔さあこい…『理解を超えた物質』‼︎〕


そしてその物質は、弥生の脚を折るように叩く。


脚を。


弥生「うがああ‼︎」


ミュウヤは、この時『防御』の体制を取った。

2つ目の切り札で。


脚に加わった衝撃を使って回転し、その破壊水の拳を超スピードで叩き込むと、わかったからだ。


ミュウヤの方が早い。


防御完了!


…がしかし。


『弥生の狙いはそこだった』‼︎


弥生「ーーーーーーーー」


無言で、ただ笑っていた。


だがミュウヤには、『ありがとう』と…

そう言ったように見えた。


瞬時に、防御を更に硬くする!


弥生〔それで…〕


〔それでいいのだ…賢い息子よ…〕


〔それでいい〕


〔それで私は負ける〕


〔マグナムズソウル…鉄槌‼︎〕


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ‼︎


弥生「蒸…発…」


「まだだ」


ミュウヤ「……」


「やはりこの56534536555355を破る力はないか」


…硬直


弥生「まだ…まだ…」


ミュウヤ「……」


「もういいだろう」


バシュンッ!


弥生「うぐあ!」


ドスっ


ミュウヤ「もう…いいだろう…」


「死力を尽くして放った一撃は、この『第二の切り札』でいとも容易く防げたんだ…もう貴方に『勝ち』はない」


弥生「まだだ…‼︎‼︎」


ミュウヤ「『終わりだ』」


「エクスプラズマは全力なんだろう…」









…がしかし!

ミュウヤは気づいた!

弥生が笑っていることに!


「…?」


「まさか…」


「さっきの攻撃は…⁉︎」


弥生「…」


「…」


「罠よ」


「貴方がいま想像した通りに、さっきの破壊水エクスプラズマは半分がバベルの塔へ向かった‼︎」


ミュウヤ「…‼︎」


弥生「今のあなたはどの勢力でも敵に分類される」


「誰が愚かな息子を倒してくれるかな…」


「ダイヤか…?」


「ルシフェルか…?」


「それとも他の誰かか…?」


ミュウヤ「…‼︎貴様‼︎」


弥生「ふふ…」


「特にダイヤからは速く逃げた方がいいわ」


「父親として飛んでくるだろうしね」


ミュウヤ「…くそ!」


バッ‼︎


…と、ミュウヤはどこかへ消えた。


弥生「ついに倒せなかったか…」


「…さよならぐらい言って欲しかったな」



ミュウヤ〔今すぐに気配を隠さなければ!〕


〔殺される!〕


〔【皇帝】ごと殺される‼︎〕


〔クソがああ‼︎…〕


「覚えておけ『トゥルカ帝国』…‼︎」


「いつか滅ぼしてやる…‼︎」


〔そして『自分だけの平和』を…‼︎〕


『自分だけの平和』を…‼︎



ミュウヤ:行方不明

また世間にでるのは、いつになるのか。

それは誰にもわからない。


ただ、誰かが彼を倒すというなら、

それが誰かはわかる。


『正義』だ




キュウ「……」


「…!」


「弥生ちゃん…」


「…」


てく…てく…てく…てく…


ガラッ…


「…!!!!」


「弥生ちゃん‼︎‼︎」


弥生は、倒れていた。

残り寿命『50秒』を残して。


弥生「…私は…」


「追いやった」


「でも、倒せなかった」


キュウ「…」


弥生「伝えて…彼の能力を…」


「切り札は2つ…」


「『理解出来ない物質』と、『絶対的な防御』」


キュウ「…うん」


弥生「…キュウ」


キュウ「…なに?」


弥生「あと数十秒で、対価で私は死ぬ」


キュウ「…‼︎」


「…そっか」


弥生「名付けて…」


キュウ「…?」


弥生「名付けて【破壊の雨】…」


キュウ「…!」


「何かしたの?」


弥生「屋根は溶けるでしょう」


「ダイヤなら、うまく使ってくれるはずよ…」


キュウ「…」


弥生「キュウ…」


キュウ「?」


弥生「ありがとう…」


「ありがとう…!」


キュウ「…うん。私も…ありがとう」


弥生「ねえキュウ」


キュウ「…なあに?」


弥生「死にたくないよ……!!」


キュウ「うん…」





そのあと、2人は泣いた。


途中で、1人になった。


そして…

キュウは、何かを決意した顔で…


アシュラとチェリィに、力を分け与えた。



キュウ「【チェリシュ】…!!!!!」



キュウは、ミカエルとは違い地上の者なので、

死ななかった。

…それは嬉しくもあり、悲しくもあった。



弥生:死亡。

キュウ:魔力切れ。力尽き、気絶。



アシュラとチェリィは動き出す。


それと同時に、彼らも。


ルシフェル「改めて」


「翼を『手に入れた』皆さん…今晩は」


「ここからは『天使』の時間だ」



激突する…!!!

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