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どこかからの使者

「【クランティカ】って画家がいたっけ…」

「そうそう、ルイ・ミザーラ・クランティカ」

「16歳にして名誉な賞を何個も受賞してるとか…」


「…わたしもそういう人形になりたいものだ」



この世界には

まず、神がいる。

でも、天地創造をした神ではない。

今のは2代目。


その下に、破壊と創造をそれぞれ司るといわれる、

【双天使】がいる。

神の補佐を務めているらしい。


さらにその下に、ドールワールドの土地神である、

竜と魔王がいる。


この世に存在できる竜は6体、

魔王は必ず3人まで、という決まりがあるらしい。


わたしがすべきことは、

竜や魔王と同等の権力をもつ、

天使の組織「ヴァルハラ」から情報を得て、


この世界で起こっている異変

…今度の戦争の原因と両親の死因を突き止め、

「真の平和」を築くこと!

そして、両親を、平和な大地で寝かしてやること…


必要があれば、

双天使も、

三魔王も、

六角竜も、

討たなければならない!


その為には…


「誰と戦っても勝てる力が必要だ」


叔父さんに聞いた「霊能力」とやらを習得すること!

まずはここからだ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


“いいか、ダイヤ…よく聞け”

“騎士団でさえも恐れる場所がある”

“そこには俺も行ったことはないが…”

“当時、霊能者になれるとかいう噂があった”

“その場所の名は、「霧の谷」”


「ここがその霧の谷とやらか…」

「なんもみえないな…」

「でも、雰囲気はそれっぽい」


「噂では」

「この先には仙人が住んでいて」

「行き着けば霊能力を授けてくれるという…」


しかし、ダイヤの声では無い。


「…誰だお前は」

「おっと気づいたか」

「気づかない方が難しい」


「お前も霊能力が目当てで来たのか?」

「先に名前を名乗れよ」

「俺の名はイカロス」

「イカロスか、よろしく」

「わたしの名前はダイヤモンド」

「ダイヤでいい」

「よろしく」

「では、また…」「ゴールで逢おう!」




「…なんだったんだ?今のは…」

「せっかちな奴…」


…だが自信ありげに見えたな…


さて、負けてられない!

わたしも行くか!



〜12時間後〜

け、結構ハードだな

もう半日は歩いた気がする


これならイカロスと行くんだった…

話し相手がいないとなんかキツイな…


孤独がわたしの邪魔をする!

頑張れダイヤ、お前はできる!


ん?

あれは…

家だ!


あれが…仙人の家か!




「よう、おそかったな」

「俺だよイカロスだよ覚えてるか?」

「あっこれ美味しい」

「さ、先を越されてた…!」

「しかもなんか食ってるし…」

「イカロスさん…だっけ?…いつからここに?」


「さん付けはやめろよな〜」

「えっと3時間前くらい?」

〔3時間前…だいぶ負けたな〕

〔いかんぞこんなことでは!〕

〔ダイヤよお前は負けてられないんだ!〕


「…で、仙人さんは?」


「ここじゃよ」

「うわびっくりしたー⁉︎」

「えっと…ダイヤモンドと申します」

「よしよし、よくきたよくきた」

「じゃあ、足の疲れが癒えたらこっちへおいで」

「君らに『オーラ』と『結界』という技を教えてあげよう。帰りは1時間で帰れるぞ」


「…失礼、今なんと?」

「1時間だよ」

「…」


1時間…⁉︎


「…ほーう…」

「そ、それは本当ですか⁉︎」

「ああ、私は嘘はつかない主義なのだよ」

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