選択
『チェリシュ』は、最終奥義…
しかもそれを今しているのは、
神の半分の力を持つ大天使…
やはり
『異変』を感じ取り、
【オーラ】と【ドミニオン・ゼロ】の修行をしたわたしの判断は間違っていなかった!
「…チェリシュは完了した」
ドキュオオオオオオオオオオオオオオオオオ
⁉︎
力がみなぎってくる!
今までの魔法に対する考えが凌駕されるような、
とてつもない力が‼︎
「それがチェリシュだ」
「私の体はじき崩れ落ちる。そうすれば、天界で騒ぎが起き、ルシフェルも感づくだろう」
「君は追っ手が来る前に、家に帰るんだ」
「無駄な戦闘は避けたい」
「あ、ああ。わかった」
「私はこれから5分後崩れ落ちるまでに、」
「彼等への祝福と、」
「勇者護衛システムのような物を作る」
「5分後、私の意識は君に移る」
「それまでには家に帰っておいてくれ」
「私はもう一つやる事がある」
「では、後で…」
…家に着いた
我ながら何をしているのかわからない
だが…
この選択が間違っていないと証明できるのは、
自分だけだ
〜会場にて〜
「では、君達にも祝福を与える」
「景品は、《善宝石》だ」
「さっきも話題に出していたが…」
「《善宝石》には魔法を生み出す能力がある」
「今から渡すのは、その役目が終わった、」
「いわば抜け殻だ」
「アクセサリーにして身に付けていれば、」
「魔法を使うたび同化でき、」
「力を過剰発揮してくれる、なかなかレアな物だ」
「これを付けて訓練して、」
「慣れてくれば」
「天使達の実力者ぐらいと勝負できる力がつく」
「ここだけの話、チェリシュには弱点がある」
アシュラが口を挟む。
「【チェリシュミカエル】は双天使の力…」
「あまり派手に動くと目の敵にされて殺される危険が出て来るためルシフェル戦までは温存しなければならない…か?」
「⁉︎君はすごいな」
「全くそのとうりだ」
「だから、善宝石の加護で、」
「ダイヤモンドを護って欲しい、頼む」
「嫌なら、しなくてもいい、強制はしない」
……




