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第3話〜魔禁石ってなんですか〜

今回も少し長めですが楽しんでください。

  俺達はあの後、ニカナに案内すると言われたのでついて行った。


「俺達は一週間も前からここの世界にいるのにどうして今日まで動物に会わなかったと思う?」


  異世界召喚したやつがいるかいないかなんて今はどうでもいい。というよりそいつがいるなら来桜と一緒にしてくれてありがとうございますと言ってやりたいところだ。


「革さん達がいたのはあの川の下流付近じゃないですか?」


  ニカナが川の方を指さして言う。


「下流って言っても私達ここに来たの一週間前だし、その間誰にもあってないから……でも川沿いを歩いてきたわね。」


「やっぱり下流にいたんだ。下流は基本動物が住まないからね。っていうか君達反対側に進んでたら死んでたよ!!」

「反対側選んだら死んでた!?いやいやそういう嘘はエイプリルフールにしか言っちゃいけないんだぞ。」

「嘘じゃないですけど……。」


 嘘じゃない?俺は冷や汗をかく。これも来桜と一緒にいた幸運のお陰なんだろう。

ニカナは続けた。


「あの川の終わりはこの島から落とされることを意味する。だってこの島浮いてるから流されたらあ〜れ〜だよ。」


  なんだよそのあ〜れ〜って。冗談にならねえよ!


「それと下流には誰も近づからないからあ〜れ〜ってなっても空を飛べるドラゴンが安心して暮らしてるんです。それもすべてのドラゴンが。私達のギルドはそのドラゴンの討伐を目的としているのだ!」


 ドラゴン討伐か。異世界ネタでは結構あるよな。でもそれをするのはチート主人公であって俺みたいな火花を起こす程度の魔法で野原を焼き尽くすようなやつは向いてな……


「なあニカナ。魔禁石だっけ?それの魔力を吸い取ったやつって強制的に戦場に行けとか言わないよね?」


 俺は震えた声でニカナに聞いた。するとニカナはとっても無邪気なスマイルで答えた。


「あります。だって魔禁石があってもその魔力を吸い取ることができる者はごく僅か。認められた者だけなんです。体内に魔力を宿しているだけじゃダメ。素質がないと認められないんですよ。革さんはその魔禁石持ってます?」


「あるのかよ!ま、まあいいや。」


 確か魔禁石はポケットに入れてたはずだ。俺はポケットを漁る。見つけた!


「これだろ!」


 俺は魔禁石をニカナに見せつける。するとニカナは「本物だ!神の紋章もついてる!」と大声を上げた。まあ俺には本物か偽物かすら分からないけど。


「あ、あの。ちなみに私もそれから魔力を吸い取ったんですけど。」


 来桜がそう言って右手を差し出すとそこには魔禁石があった。

「ふ、2人も!?しかもこっちも神!?」

「それどこで拾ったんだよ来桜!」


 俺は来桜が魔禁石に認められていたことに、ニカナは魔禁石をその場で2つも見ることになり驚く。


「つまり私も戦場行き確定?」


 来桜が震えた声で聞くとニカナはとっても無邪気なスマイルで答えた。

「もちろん!」

「「……はぁぁぁぁぁ!!??」」


「だから言いましたよ。魔禁石に認められた者は強力な魔力を有するのです。体内に魔力を宿してる者でも素質がないとダメ。そしてあなた達は神の紋章持ち。ちなみに神の紋章持ちが1番魔力が高くて、神級の紋章を持っている動物は王都のライオンさんがいたけど去年死んじゃいましたからね。今は君達だけです。」


 俺達はあっさりチート持ちになったらしい。

こんな感じであっさりチート持ちになった革と来桜。今後の展開が楽しみですね!自分も楽しみながら書いていきたいと思います。

ブックマーク及び評価をしてくださった方ありがとうございます。これからも頑張っていきます。

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