第28話 プリムラ・シネンシス
小さな小さな粗末な部屋。
そこで、私は白毛ととりとめの無い話を続けていた。
やっぱり白毛はどこか元気が無いけれど、私の言葉に何とか応じてくれる。
それが私には、とてもうれしい。
白毛とおしゃべりしながら、ふと私が窓の外に目をやると、ちらちらと白い物が流れていくのが見えた。
「あ、見て白毛! 雪、雪が降ってきたよ!」
「ゆき?」
私が部屋に付いている小さな窓から外を眺め、白毛にそう呼びかけると、白毛も私の後ろから外を眺めた。
2人で眺める冬の夜空には白くて小さな雪がしんしんと降り始めていた。
そうだ。
白毛が生まれたのも、こんな雪が降る日だった。
私は何だか懐かしくなって、そっと白毛に問いかける。
「そういえば、白毛が生まれてきたのもこんな初雪の日だったね。覚えてる?」
「まあ、生まれたばかりな上、死にかけだったからぼんやりとだけど………覚えているよ。 たしかあの日、俺は母さんの胸に抱かれて雪を見たんだ」
私の頭の上から外を眺めつつ、白毛がそう答える。
白毛が生まれた日、彼と一緒に見つめた初雪。
私はそれを覚えている。
私は自分の髪と同じ白い物が大嫌いで、雪もその嫌いな物の一つだったけれど。
白毛と一緒に雪を見たその日から、私は雪が好きになったのだ。
そう、白毛と2人になってから、私は世界が変わって見えた。
今まで嫌いだったものを、全部じゃないけど好きになることができるようになったんだ。
私はそっと瞼を閉じる。
小さな頃の白毛は、好奇心の塊のようなオークだった。
廃墟となったエルフの集落から本や道具を持ってきては、私にその内容や使い方を聞いてきたものだ。
そして、いつしかその道具を使いこなしたり、自分で本を読めるまでに成長していた。
白毛は賢いオークだった。
私はオーク族の性質に詳しい訳ではないけれど、それでも白毛が異質な才能を持っていることは理解できる。
本を読んだり、他種族の文化や道徳に興味を示したり、弓矢を使ったり、そんなオークは聞いたこともない。
そして何より、白毛は優しいオークだった。
この地獄のような生活の中で、白毛の優しさがなんど私の心を救ってくれただろう。
荒涼とした冬の寒い日も、うだるような夏の暑い日も、
絶望に包まれた日も、憎悪に飲み込まれそうになった日も
白毛は私に笑いかけてくれた。
私に優しい言葉をかけてくれた。
白毛は私にたくさんのモノをくれた。
こんなに弱くて、愚かで
初めはあなたを殺そうとまで思っていた、この私に。
私はそっと白毛を見上げる。
「どうかした?」
白毛は不思議そうな目で私を見下ろす。
「いや………白毛、大きくなったなぁって思って」
「急にどうしたの? 変な母さんだな………」
白毛は困ったような顔を浮かべる。
本当に、白毛はあっというまに大きくなった。
たったの7年で、一般的な成人のオークになったのだ。
それは私たち長寿のエルフからすれば、一瞬のような刹那の時間。
………もう少し、ゆっくり大きくなってくれても良かったのにな、とも思う。
「ねぇ白毛、笑って?」
「はぁ?」
「だから笑って。お母さんはね、白毛の笑った顔が見たいの」
「意味がわからないよ………本当に今日はどうしたの?」
「いいから、笑うの! 白毛ももう大人になったんだから、親孝行しなさい」
「う、うん………」
白毛が困ったような笑顔を浮かべる。
その顔は笑顔というより、引きつった困り顔のようだ。
「なにそれ、真面目にやってる?」
「無茶言わないでよ………」
無茶か………。
確かに、そうかも。
心優しい白毛が、この状況で笑うことなんて無茶なことなのかもしれない。
白毛は引きつった顔をやめると、元の暗く、悲しげな表情へと戻ってしまう。
私は白毛を見つめる。
彼の後ろには白い花が一株、鉢植えに活けてあった。
白毛が持ってきてくれた、小さな、白い花。
プリムラ・シネンシス、雪桜とも呼ばれる多年草。
私の名付け花で………私が大嫌いだった花。
大嫌いだった?
………そう、大嫌い『だった』んだ。
「ねぇ白毛、その花を覚えてる?」
「………前に俺が持ってきたこれかい?」
「うん」
私はプリムラの鉢植えを手に取ると、それを白毛に見せるようにそっと掲げた。
「お母さんね、本当はこの花が大嫌いだったんだ………」
「え………?」
虚を突かれたような表情の白毛に対して、私は顔に微笑を貼りつけながら、言葉を続ける。
「白毛には、お母さんの昔の話ってしたことがなかったよね?
お母さんは昔―――エルフの里に居たころから、ひとりぼっちだったんだ………」
「な、なんで?」
疑問の声を上げる白毛に、私は自分の髪を一房つまんでみせる。
「白毛だって知ってるでしょ?
破滅を招く白い髪に紅い瞳の異形。
エルフはね、他の種族以上にこれを嫌悪するの」
「だから小さい頃のお母さんはいつも1人だった。
家の外に作られた小さな小屋に隔離されて、自由に外に出ることも出来なかった。
今の生活と一緒だね」
「一度だけ、人恋しくなって外に逃げ出して、仲間に合ってみたこともあるけれど………
お母さんを待っていたのは嫌忌の目と、投げつけられた石だけ。
あれは子供心に傷ついたなあ………」
てへへと私は小さく笑う。
「だからねお母さん、実はエルフのことが嫌いなの。
だから、この白い花も大嫌い。
これは私にとって、呪いみたいな花だから」
「そ―――」
白毛が困惑したように声を上げる。
「それなら、ひとこと言ってくれれば!
俺はてっきり―――」
「だけどね」
白毛の声を遮り、私は言葉を続ける。
これだけは、どうしても伝えたい。
「白毛が産まれてきて、私は変わったんだよ。
ずっとひとりぼっちだったお母さんは、あなたが生まれてからひとりではなくなった。
白い忌み子は初めて笑いかけてくれる人を手に入れたの。
だからね白毛………ありがとう」
「あなたは私を救ってくれた。
あなたは私に愛を教えてくれた。
今はね、お母さん。この白い花が好きなの。
これはもう私にとって名付け花や忌み子の烙印なんかじゃなくて、
白毛が私のために、危険な場所から摘んできてくれた花だから」
私はプリムラの鉢植えを両手で抱きしめ、白毛へ向けて笑顔を浮かべる。
「お母さんはこの花が大好きになったんだよ」
「そんな………俺は別に」
「もぅ! そこは嘘でも『光栄です、お母様』とか言いなさい」
相変わらず暗い表情の白毛に対し、私は少し冗談めかしてそう訴えると、白毛は笑顔を浮かべて、芝居がかった様子でお辞儀する。
「ははは………じゃあ、光栄です、お母様」
「うむ!」
良かった。
少し困ったような顔ではあるけれど、白毛が私に笑いかけてくれた。
うれしい。
うん、大丈夫。
もう私は大丈夫。
最後に私の大好きな白毛の笑顔が見れたのだから。
だから―――私はもう、終わりにしても大丈夫。
「白毛」
「なに?」
私は覚悟を決めて、そっと白毛に言葉を告げる。
「お母さんのこと、殺してもいいよ」
「なっ!!?」
私の言葉を受けて、白毛は可笑しいほど狼狽し、慌てた様子でうろたえる。
こんなに動揺する白毛を見るのは久しぶりのことで、思わず私はくすくすと笑ってしまった。
「母さん………何を言ってるんだよ!?」
「隠したってムダだよっ。お母さんは全部知っているんだから。
白毛、仲間たちからお母さんを殺すように言われて、ここに来たんでしょ?」
私は悪戯っぽい笑みを浮かべながら、してやったり、といった調子で白毛に告げると、白毛は訝るような目を向けつつ、恐る恐るといった様子で口を開いた。
「な、なんで………」
「お母さんは偉大だって、いつも言ってるでしょ?
白毛のことなんて何でもお見通しだよっ!」
私は得意げに胸を張ってみせるが、白毛は困惑した様子で膝をつき、消え入るような声を上げる。
「お、俺に……母さんを殺すなんて………」
「大丈夫だよ、白毛」
そんな言葉をぽつりと浮かべ、俯いてしまった白毛を私は覗きこむ。
「あなたはもう大人の、立派なオークだもの。
お母さんがいなくなっても、あなたは生きていける。
いや、これは白毛の試練だよ!
母親を乗り越えるのが、オークの最初の選定でしょ? 白毛は7年越しにこの試練を突破するべきなんだよ!」
「母さん………」
大げさな身振りで私がそう言うと、白毛は俯いていた顔を上げる。
その表情は弱々しくて、私と同じ紅い瞳からは涙がぽろぽろとこぼれていた。
もう、いつも『俺は子供じゃない』なんて言ってるクセに、いざとなるとこれだもの。
これからは1人で生きていくのだから、もっとしっかりしてもらわなくちゃ!
………でも、こんなのは悪い考え方だけれど。
白毛が私のことでこんなに苦しんで、涙を流してくれるのは………正直、ちょっとうれしい。
だから私は、うなだれる白毛の頭を撫でながら、そっと彼の涙を手で拭う。
「白毛、泣かないで。泣いちゃダメだよ。
あなたは賢くて、立派なオークだから、もっと胸を張って立派に生きて」
「母さん、母さん………」
ずびずびと鼻を鳴らしながら、白毛は子供の頃のように泣きじゃくる。
こんな彼を見るのはどれくらいぶりだろう?
最近は何だか、私が泣いていることの方が多かった気がする。
………ああ、未練だなあ。
もっと白毛と一緒に居たかった。
もっと彼と一緒に色んなものを見たかった。
好きなものを増やしたかった。
そんなことを私が考えていると、いつの間にか白毛は泣き止んで、私の方を見つめていた。
彼は瞳を大きく開き、まるで凝視するように私へ目を向けている。
私はそんな白毛の様子を不思議に思い、小首を傾げる。
「白毛、どうかした? お母さんの顔に何かついてる?」
私がそう白毛に尋ねるも、白毛は呆然とした様子のまま、ぽつりと呟くように口を開く。
「母さん………泣いて、いるの………?」
え?
私は自分の顔に手を触れる。
私の顔は濡れていて、2条の水が私の頬を伝っていた。
なにこれ? なみだ?
「か、かあさん………?」
白毛が更に心配そうな顔となり、私へ近づいてくる。
「ち、違うの白毛、お母さんは泣いたりしてないよ!
これは、その―――」
私は慌てて、そう白毛に訴える。
その声は震えてしまっていて、声を上げれば上げるほど、涙がとめどなく流れてしまう。
どうしよう………止められない。
「母さん!」
白毛はそんな私に対して苦悶の表情を浮かべ、私を包み込むように強く抱きしめた。
白毛の体は温かい。
私はオークの体温やその肌触りを、たくさん知っているけれど………白毛の体はそのどれとも違う。
とても優しくて、離れたくなくなってしまう。
「わ、わたし………は」
白毛の腕の中で、とうとう私はしゃくりあげてしまった。
ああ………だめだ。
こんなことをされてしまっては、もうだめだ。
どんなに決心を固めても、覚悟をきめても、
そんなもの、簡単に壊れてしまう。
「わたし………は、しろげ、と一緒にいたいよ」
「私は、白毛とずっと一緒にいたい!
もっと私に笑って欲しい、私に優しくして欲しい!
群れなんて捨てて、私を選んでもらいたい!
こんなところでお別れだなんて、1人きりに戻ってしまうなんて………
そんなのはいやっ………いやだよぅ!」
一言弱音を吐けば、あとはもう決壊するだけだった。
私は、泣きじゃくりながら白毛の胸に顔を埋めてしまう。
「何で………どうして!?
ようやく笑ってくれる人を手に入れたのに、
優しくしてくれる人に出会えたのに、
何で死ななきゃいけないの!?
どうして失わなきゃいけないの!?
私っていったい………なんだったの!?」
「う……うぅぅ……!」
白毛が呻くように声を漏らし、更に強く私を抱きしめる。
ここから彼の顔は見えないけれど、きっととても苦しい顔をしているのだろう。
白毛にそんな思いをさせないためにいつものように振舞っていたのに。
私は何をしているんだろう。
こんなんじゃ………母親失格だ。
「死にたくない………死にたくないよぅ。
助けて………白毛」
何もかもを投げ捨ててしまった私は
白毛に抱きしめられたまま
小さな子供のように泣きじゃくり続けた。
◇
どれくらい泣いていたのだろうか?
涙も流れきり、私は白毛の胸に顔を当てたまま、微かに嗚咽を上げるだけとなっていた。
そんな私の肩を抱き、白毛はそっと私から身を離す。
そして、私の腫れてますます紅くなってしまった目を見つめて、静かに口を開いた。
「母さん、俺は決めたよ。
ああ、ようやく決めることが出来たんだ」
そう言う白毛の目には決意の光が浮いており、この部屋に入ってきた時のような暗澹としたものではない。
「俺は母さんのためなら、全てを捨てられる。
どんなことでもしてみせる。
俺の肉の一片、血の一滴に至るまで全て、母さんのために捧げよう」
……………。
………それはだめだよ、白毛。
私は涙の残った瞳で白毛を見つめる。
私たちは、どこに行っても生きてはいけない。
破滅の忌み子は、誰からも受け入れてもらえない。
だけど白毛、あなたは違うでしょう?
このオークの群れは、あなたを受け入れてくれたのでしょう?
「母さん、母さんの望みはなに?
母さんのためなら、俺はこの群れを皆殺しにだって―――」
私はそっと、白毛の口に手を当てて言葉を封じる。
突然の私の行動に、白毛がきょとんとしたように目を丸くするが、そんな彼へ、私は勇気を持って伝える。
「白毛、あなたはこの群れが好き?」
「そ………それは」
「好きなら、そんなことを言ってはだめ。
この群れは、きっとあなたを守ってくれる。
そんな場所を壊してしまってはいけないよ。
白毛は頭のいい子だから、わかるよね?」
「母さん………? 何を言って―――」
私はゆらりと白毛から離れる。
右手には短刀を握っている。白毛が腰につけていた、彼の持ち物ではない短刀。
さっき、こっそりと抜いておいたのだ。
「さっきは変なことを言ってごめんなさい。
あれは嘘だから、気にしないで」
今更こんなことを言っても、母の面目は保てそうもないけれど、それでも最後の意地だ。
私は、最後の勇気を振り絞って笑顔を作り上げ、白毛へ思いを伝える。
「お母さんの望みはね、白毛が幸せに暮らしてくれること。
だから、仲間を大切にして。
友達と仲良くしてね。
あの人たちは、あなたにとって、かけがいのない人たちだと思うから」
私は笑顔を浮かべたまま、自分の首筋へ短刀を当てる。
覚悟を決めても、やっぱり手が震えてしまう。
目から涙がこぼれてしまう。
「母さん………待って、待ってくれ!
違う―――違うんだ!
俺は――――!!」
「白毛、生まれてきてくれてありがとう。
あなたに会えて、お母さんは幸せだったよ」
白毛が泣きそうな顔で私へ手を伸ばす
だけど
それより早く、決意を持って―――
私は自分の首筋を短刀で切り裂いた。
『かあさん!!!』
白毛の叫ぶ声が、どこか遠くへ消えていく。
薄れていく意識の中で、私はぼうと独りごちる。
結局、白毛を泣かせてしまった、悲しませてしまった。
物事は予定どおりにいかないものだ。
私の視界が白色に染まる。
もう、何も見えないし、何も聞こえない。
ああ………本当に真っ白だ………。
神さま………もしいるのなら聞いてください。
私はどうなってもいいんです。
だけど、白毛は―――私の愛しい息子にだけは。
幸せを、あげてください。
お願いです、神さま。
どうか、どうか、
白毛に
たくさんの
幸せを……。
………。
……。
。
◇
「おっせーな………白毛の奴」
家畜小屋と呼ばれる小屋の外、ギザ耳は業を煮やしたように空を見上げる。
漆黒の空からは、先程から絶え間なく雪が降り続け、ギザ耳の黒鉄色の体毛を白く覆っていく。
白毛が小屋に入ってから何時間も経つのに、未だに白毛が出てくる気配はない。
「まさか、白エルフに反撃でも食らったのか?」
これだけ時間が経っても出てこないということは、エルフから反撃を食らったとしか思えない。
丸腰のエルフにオークが引けを取るようなことはないはずであるが、白毛は体が虚弱だ。 万が一ということも考えられる。
ギザ耳はオークだった。
悲しいことに、どこまでもオークだったのだ。
「………やっぱ、俺もついていくべきだったかなぁ」
ギザ耳が白いため息をついた、そんな時。
ギィ、という鈍い音と共に、家畜小屋の扉が開く。
ギザ耳がそちらへ目を向けると、そこには白毛が立っていた。
白毛の手には、白いエルフの亡骸が抱きかかえられている。
白エルフの首からは大量の鮮血が流れており、白毛の体を紅く染めていた。
「よぅ、終わったか白毛!
ずいぶんと時間がかかったな!」
ギザ耳は安心したようにそっと一息つくと、親友の下へと駆け寄っていくが、ギザ耳が側によっても、白毛は反応を見せず、ただ呆然と抱えた白エルフを眺めていた。
「おい、どうした?
エルフの血が体についちまってるぞ。もっとうまく殺せよ」
ギザ耳は血塗れとなった白毛に呆れたように声を上げる。
血液の一滴に至るまでオークにとっては貴重な食料なのだ。
下手糞な殺し方をしたものだ、とギザ耳は独りごちる。
だが、まあいい。
これで白毛は、群れの連中から信頼を取り戻せるだろう。
「ほら、エルフは俺が持っててやるから、ちょっと体を洗ってこい」
ギザ耳がエルフへと手を伸ばすが、その手が触れる前に白毛はぼそりと言葉を発する。
「ギザ耳」
それは地底から響くような、くぐもった低い声。
すべてを押し潰すような、絶望に満ちた―――そんな声だった。
「母さんに、触れるな」
「え………?」
ギロリと白毛の紅い瞳がギザ耳を睨みつける。
ギザ耳はこんな様子の親友を今まで見たことがなかった。
ギザ耳が唖然としたまま立ち尽くしていると、その横をするりと抜けて、白毛が集落の方向へ歩いていく。
ふらふらとしたその足取りは、まるで亡者が歩んでいるかのようだ。
「ど………どうしたんだよ、白毛………?
母さんって………なんだよ?」
ギザ耳は白毛の変貌ぶりが理解出来ず、独り言のようにそう呟く。
ただ………自分たちはひょっとして、白毛に取り返しのつかないことを強いてしまったのではないか、とその時ふと思ったのだった。




