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第二羽:ただのうさぎが起きた。

 そうだ。

 俺は昨日の学校帰りに、黒帽子、黒いサングラス、黒いスーツ、黒いネクタイ、黒い革靴を履いた人に薬を嗅がせられたんだ。そして、俺はこの日本とは言えないような、きれいな緑にあふれる森林に転がるように寝ていた。

 右や左を見ても全てが緑。

 上を見たとしても、青と薄い白が見えるだけ。

 下にはぬかるんでいる茶色い地面。

 側に俺と同じように転がされていたカバンが一つ。その中には、俺の携帯(もちろん圏外)に、数種類の教科書に筆箱。

 そして、何故か拳銃が一つ。

 日本は銃刀法があって、拳銃なんて一般市民である俺が持てるわけがない。

なのに、何で俺のカバンにコレが?そして、この森はどこ?もんもんと一人で考えていても、何も起きない。


 ここにいるのは、俺一人だけなのかもしれない。


 そんな錯覚を覚えさせてしまうほど、静かな場所だ。だけど、実際は俺の近くには物音を立てない鳥が一羽いた。その鳥が俺を品定めをしてるかのように見ていることに俺は気付くことはなかった。そして、俺のことを見ているのはそれだけじゃくなく、他にもいたことにも。



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