この手は誰の手?(200文字小説)
今は使われてない廃屋。
仲間と肝試しに来た。
二組のカップルに分かれ建物に入った。
暗闇の中、懐中電灯を照らしながら進んで行く。
彼女はしっかり僕の手を握っている。
地下室へ下りる階段。
僕は躓いて転げ落ちてしまった。
一瞬、彼女の手が離れた。
でもすぐに彼女が手を引いて起こしてくれた。
やっとの思いで外に出ると月明かりが照らしてくれた。
「わっ!」
僕が握っていたのは彼女の手ではなく、誰のか分からない手首だけだった。
今は使われてない廃屋。
仲間と肝試しに来た。
二組のカップルに分かれ建物に入った。
暗闇の中、懐中電灯を照らしながら進んで行く。
彼女はしっかり僕の手を握っている。
地下室へ下りる階段。
僕は躓いて転げ落ちてしまった。
一瞬、彼女の手が離れた。
でもすぐに彼女が手を引いて起こしてくれた。
やっとの思いで外に出ると月明かりが照らしてくれた。
「わっ!」
僕が握っていたのは彼女の手ではなく、誰のか分からない手首だけだった。
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