女性を誘ったなら最低限のマナーを…
女子会参加リスト
マリナ【人間】年齢16
セミロングの金髪でそこそこ立派なモノをもっている女性職員。仕事に真面目な少女。イフリートが最初に声を掛けた受付嬢だが、受付嬢の中では新人である。
オルガ 【人間】年齢16
金髪の短髪にソバカスが特徴な好青年。エデンの宿屋の時期宿主。幼い頃からマリナの事が好きだったが、家の手伝いや会う機会が少なくなっていたが、たまに休みの日が合うと食事や買い物などを楽しんでる。告白するか迷っていたが、マリナに先を告白されたが、彼女も同じ気持ちだった事が嬉しく快く恋人同士になった。
ソフィア【エルフ】年齢1500歳
金髪の髪を束ねたポニーテールの狩人で弓使いとして有名である。
エルフは生まれ持って魔力が高い為、魔力を持っていない普通の人間と夫婦にならなければならないという掟がある。魔法使いとして優秀。
リリアーナ【女戦闘部族】年齢20
褐色肌と逞しい腹筋と大きな胸やお尻をしている。180cmと大柄の為、女性扱いされないことがある。
武器は大剣のみ、ビキニアーマーを装備している為、男冒険者からはやらしい目で見られている。
下手にナンパしても腕っぷしが強い為、返り討ちにしてしまう。
部族の掟では自分よりも強い男を集落に連れて帰り子作りさせる風習がある。
カーラ【人間】年齢21
セミロングの金髪の爆乳女神官。胸が大きい事がコンプレックス。男性の嫌らしい視線に気付いてはいるもの我慢するしかないと諦めている。
最近、自分の胸目当てではなく普通に声を掛けて心配してくれる戦士に恋心を抱いている。
セリア【人間】年齢24
マリナの先輩受付嬢の一人で銀髪のロングヘアーとおっとりした性格の為、男性冒険者から良くお誘いを受けることがある。
何人かの冒険者と付き合った事はあるが、大体の冒険者との恋愛は叶わないと知っている。
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イフリートの策略によって開催された女子会は受付嬢を初め、女冒険者が数名参加する事になり、一週間後の今晩、開催されるのだ。
イフリートは依頼を終え、マリナなのともへ依頼の達成と討伐した魔物の買い取りをして貰うと報酬を用意してもらった。
「すまんが、その金も今晩の女子会の費用に廻して貰いたい。
俺の見立てでは、受付嬢達と冒険者パーティーを組んでいる女冒険者が数名くると見こんでいる。
だが、それなりの対価を支払う必要はあるだろ?
俺は一度、部屋に戻って身を綺麗にしてから参加しなければならない。
女性とディナーをするのに魔物の返り血を浴びたままでは無礼だろ?
俺がくるのを待たずとも、先に料理や酒類の注文は好きにしていいと伝えて欲しい」
「わかりました。
今晩の営業はもう間も無く終了致します。
イフリート様の準備が整いましたら受け付けに来て下さい。
私が責任を持って、ご案内させていただきます」
マリナとやり取りを終えると2階に上がり、ギルド内に設けられている宿屋の1室を借りてここを拠点としている。
衣服を脱ぎ、備え付けの風呂場に向かった。知哉がいた世界の様に、暖かいお湯が出てきて手軽に用意されている訳ではなく、水の入った樽が二つ壁際に用意されている。
この水樽から浴槽に水を入れ、その下にある釜戸に薪を入れ水を暖めるのが普通らしい。
だが、イフリートは炎を操る悪魔故水を入れ手を突っ込み魔力で熱を発生させれば、簡単にお湯が用意が出来る。
石鹸やシャンプー等ないこの世界では、身を清める手段は暖めたお湯を桶に用意し、タオルで身体を拭く清拭か天然のお湯が沸いている温泉を探し当てるかのどちらかだろう。
異世界の知識を活かした金稼ぎで金を集めるというのもありだが、金を持っていると金目当てなリリアーヌの様な女に誘われる可能性が悪魔であることを承知で抱かれる女はそうはいない。
逆に大悪魔故に何処かの貴族が己の欲の為に性奴隷を手土産に交渉してくる事も考えられる。
今後の事を予想しながら風呂から上がり、身体の水分を拭き取り、一般服を着こなしマリナの待つ受け付けに向かうと笑顔で出迎えるマリナの隣に誠実そうな青年といた。
「私の幼馴染のオルガです。この街入り口のすぐ近くの宿屋の時期店主で、イフリート様の助力により、今は恋人になれました/////」
「は、初めまして… お、僕はマリナの幼馴染のオルガと申します。この度は… 」
「まぁ、そう緊張するな。
自分が機嫌を損ねてしまうような事をすれば、街を滅ぼされる等と思う必要ないのだからな。
俺が知りたいのは今の2人は持っているもの。
今回は女子会という名目だが、晴れて恋仲になった2人の為のパーティーとも使用ではないか 」
マリナの恋仲は金髪の短髪にソバカスがある普通の顔立ちをした青年であり、大悪魔相手に粗相を起こしてならないと緊張しまくっていた。
マリナはクスっと微笑むと宿舎とは別の場所に続く階段へと案内される。
初々しい2人の後に続いて階段を上がっていくと、既に女子会は開催されており、騒がしい声が聞こえてきた。
マリナは扉を丁寧にノックし、開けると、既にパーティー状態な女性陣との顔合わせとなった。
「皆様、お待たせしました。今回の女子会の費用を全額出してくださいましたイフリート様と私の恋人のオルガをお連れしました。」
「待たせてしまってすまなかった。
多くの女性陣と会うのに、依頼を受けて魔物の血生臭いままと言うわけにも行かんからな 」
多くの女性陣を前にオルガは顔を紅く染めた。
これからこの女性陣達の前で好きになった理由などを赤裸々に話さなくてはならない為だ。
イフリートは軽く自己紹介をすると、女性陣も種族と名前を快く教えてくれた。
エルフのソフィア、女戦闘部族のリリアーナ、それに神に使える女神官・カーラが参加していた事だ。
この3名は種族や職業的には悪魔とは敵対関係である為参加しないと思っていたからだ。
開催主であるイフリートを上座まで案内し、座らせるとマリアもオルガの隣に座り豪勢な女子会が開催されたのであった。
イフリートは用意された酒を一口飲み、当初の目的である。
「なかなかのハーレムな環境だな。オルガよ。
男性的な意見としてはどうだ?
こういった会に参加するというのはお互いにはじめてだが?」
「いや、普通に緊張しますよ!?
俺、親しい女性なんてマリナ以外は宿に泊ま
りにくる冒険者の方ばかりなので… 」
「う~む。解らんな。
俺にも似たような女悪魔が知り合いにいて付き合いも永いのにそう言った感情を抱けなかったのだ」
オルガの『親しい女性』という場にリリアーヌの顔を思い浮かべたが、この2人と根本的に何が違うのか理解が出来なかった。