エロスが与えた加護
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リディーナは大柄のサキュバス・メグを合成か魔法で見事に産み出した事により、ダエノールとバラムの豊満な胸を堪能すると、イフリートの元へ駆け寄って膝に乗ると唇を奪って魔力を吸収すると同時に下を絡めてきて褒めて欲しそうに見つめてきたのだ。
確かに偉業を行ったことに間違えはなかった為に頭を優しく撫でてやるとリディーナは嬉しそうな顔をみせるのであった。
だが、リディーナに乳を揉まれたバラムは顔を紅く染めながらもリディーナの異質な才能に目を疑ったのだ。
「り、リディーナさんは魔法の才能が凄いのですか?それとも誰かに学んで…?」
「いや~ウチ、ただのスケベなダークエルフだよ?ただサキュバスのスキル【魔力吸収】を習得してからイフリートやアルマ達サキュバスともいっぱいキスして魔力が膨大になったんだけどね~
多分だけど、異世界人の身体のイフリートといっぱいキスしてたから魔力調整が上手く行ったんだと思うよ?」
「…どーいうことだ?」
「ほら、前に異世界人の身体だと魔力が尽きないからいくらでも魔力を生み出すことが出来るって言ってたじゃん?
つまりは膨大な魔力を制御できる身体になったって事じゃない?愛の力ってやつ?」
「そう言われてもな…ティアから詳しい能力の類いは聞いてないからな。そもそも魔力が尽きないと言うのもバラム様から聞いただけだしな…」
「ふふっ…それは私の加護ですわ!!」
イフリートが疑問に思っていると、何と愛と性欲を司る女神・エロスが魔界に現れたのだ。
同じ神でもエロスの方が階級が上の為、バラムは皆に手出ししないように伝えたが、元・天使であるルシファーは既に腰につけていた剣を鞘から抜く寸前で、ベルゼ=ブブも腰につけたショットガンを構え、フェンリルは鋭い鉤爪を立てて戦闘態勢に入っていたが、エロスはそんな事を気にする様子もなくリディーナとイフリートの元に寄ってきたのであった。
エロスはバラムやダエノールにも負けない豊満な胸の谷間にリディーナを挟むと今までの不遇を見ていた為、大悪魔イフリートであろうと幸せになって貰いたいのと元々スケベな女が好きなエロスはリディーナに加護を与えていたのだ。
「愛の形は自由です。そして口付けこそ愛の始まりなのです。なので、リディーナさんがサキュバスのスキル【魔力吸収ドレイン】を習得した際に魔力暴走しないように加護を与えて愛するものの為にする行為にすることは全て赦される権利を与えたのです」
「えぇ…ウチ、エロスの信者じゃ無いのにそこまでして貰って悪いよ…イフリート、もし、エロス様が欲求不満になったらウチが相手してもいい?」
「う、うむ?だが、天界の女神が悪魔の恋人に何故そこまで肩入れするのだ?」
「普通に愛と性欲を司る女神ですよ?悪魔だとか種族だとかそんな器の小さい決まりなど捨てて好きに愛し合うのが真の愛なのです。故に悪魔であろうが種族を越えた愛を支えるのが私の役目ですし…リディーナさんとは個人的に仲良くしたいので…サービスですよ?」
女神エロスは悪魔が悪とか種族同士の争い事に興味はない。好きなら好きで愛し合い抱いて子を作り繁栄させる事が平和に繋がると信じているからである。
そもそも、父であるゼウスは妻が何人もいるが、嫉妬深いヘラとの夫婦喧嘩のせいであらゆる世界線が出来た為に転生先や転移先が増えた為に地獄や天国行きになる裁判をする手間を減らす役目もあるというのだ。
その為、異世界人に人気のファンダシー要素の為にも今後とも魔界とは仲良くしたいと思っているのだと答える。
「それにルシファーさんは父の天使達に対するセクハラやパワハラの為に魔界に墜ちてしまいましたが…バラムという本来使えるべき神の元で仕える事が出来て良かったと思ってますよ?ついでにバラムと結ばれて欲しいとも…」
「え、エロス様//////それは私がルシファーさんとせ、せ、………////////////」
「ば、バラム様、お気を確かに!!!」
「うふふ~バラムちゃんもモテモテねぇ~まぁ、こんなにも立派なエッチな身体をしてるからねぇ~」
エロスはリディーナを離して、バラムの背後にまわって乳房を好き勝手に揉むとバラムは喘ぎ声を出してしまって頬を染めてしまった。
エロスはバラムに悪戯しながらもイフリートのお陰で信者が増えたことにお礼をいうとなんの事か理解が出来ずに首を傾げていると、人間の世界では天界から癒しの雨は『奇跡の雨』と呼ばれていたのだ。
だが、実際は天界の神殿で性的な行為は禁止されているために天界の外での自慰行為での吹いた潮吹きだとエデンの冒険者ギルドからの情報提供により男性の信者がティアとエロスに増えたというのだ。
こちらとしては事実を伝えただけの事であるが、元々信仰心が薄れてきていたので今回の件で信者が増えたことや一歩が踏み出せない女性達の背中を押してくれる女神としてエロスは信仰心が回復した切っ掛けを作ってくれたイフリートを応援することを決めたというのだ。




