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街デートの散策ついでに協会へ

************************


リディーナの策略通りに、各国の奴隷商人や貴族や犯罪人を大量に抱え込んで経済難に陥っていた国から奴隷や犯罪者を買い取ることが出来たので、魔界では中級サキュバス達が次々に産まれていた。

おかげで魔界のデリバリーサキュバスの質も上がった為、ベルゼ=ブブらから好評で定期的に魔力を奪い、グラシアに提供するサキュバス達も魔力を流し込める水晶にドンドンと蓄えを作っては地上にいったりしていたので魔界は潤いつつあった。


そして、リディーナはアルマからサキュバスのスキル【魔力吸収(ドレイン)】を習得する為アルマとキスとして自分の魔力を吸い取る感覚を身体で覚えさせているのだ。


「基本的にサキュバスのスキル【魔力吸収(ドレイン)】は体液や精液を魔力や体力の回復に使うスキルです。まずは吸われる感覚を身体で覚えたら今度は逆に私の魔力を吸い取る感じで…」


「なるほど…ようするにアルマとキスをして、魔力を吸う感覚を覚えてからイフリートとキスして魔力を奪えと…」


「流石に始めてはイフリート様が良いなら…」


「いや~今更でしょ?性奴隷生活が長かったし、女じゃないと逝けない相手ともしたことあるし…女同士のキスも経験あるけど… サキュバス相手は始めてだし…」


ベットの上で対面してゆっくりと、顔を近付けてアルマとリディーナは口づけをしてサキュバスのスキル【魔力吸収(ドレイン)】の習得を試みたが、ただ単に女同士がキスしている所を見ているだけのイフリートはどうして良いのか解らずにいたのだ。


確かにリディーナがサキュバスのスキル【魔力吸収(ドレイン)】を覚えれば戦力的にも強化にもなるため面白い取り組みではあるが、スキル習得の溜めとはいえこの図をみるのはなかなか刺激が強いだろう。

イフリートは気を聞かせて、アルマとリディーナを2人きりにするために部屋を後にすると、カーラがギルドの席で溜め息をついているのが目に止まった。


「カーラよ。どーした?何を悩んでおる?」


「あ…イフリート様。いえ、他の方々は恋仲になったりしているのに自分は進んでいないと想いまして…」


「う~む。ならばティアではない方の女神に祈れば良いのではないか?」


「えっ?」


元々女神・ティアは人間に幸運癒しを司る女神であり、恋愛は対象外であるのだ。この世界のもう一人の女神であるエロスは愛と性欲の神で良くも悪くもティアとは対称的な女神である存在である。

そして何よりもティアよりも胸がデカい女神で為に的確な導きがあるかもしれないないと、助言すると、カーラは教会へと足を運んだのであった。

イフリートは今、部屋に戻ると、アルマとリディーナの痴態を見学する羽目になるのは見通す悪魔の力を使わなくて解っていた。紳士的に部屋には戻らずにゆっくりと、エデンの街を散策してみようとギルドを後にしたのであった。


***********************


イフリートが拠点にしているエデンという街は良くも悪くもこれと言った魅力がない街である。冒険者ギルドやオルガが経営している宿屋と街の唯一の魅力といって言い、ジャンセンの連れ込み宿兼飯屋くらいだろう。

ジャンセンの店の人気があれば男性冒険者はこの街から離れにくくなっている為、エデンの街の警護兵団に移籍する男性は少なくないというのだ。

逆にいってしまえば女性からの評価は高くない為、冒険者としてのランク上げをしてより高額な依頼をこなせる冒険者になるために強い冒険者が多いもの事実である。

リディーナとのデートコースの下見として、ゆっくりと街をみたが彼女が興味がありそうな場所はここには無い。

良くてジャンセンの飯屋や冒険者ギルドの酒場で飯を食べさせてやるぐらいしか出来ない。

一緒に依頼を受けても大方はイフリート一人で討伐できる。

冒険者パーティーを組んでいるが、リディーナはその日の気分で魔物を討伐したりと気分屋な所がある彼女は差ほどダンジョン探索などに興味があるタイプでない。

長い間、性奴隷としてたらい回しにされ、生きる為に山賊にまでなったリディーナが求める者が何か知ろうと、街をゆっくりと見て回ってみたが結局のところこれというような場所は見当たらず、気がつけば悪魔ならば立ち入らない教会の前に訪れていたのだ。

教会は悪魔の天敵である聖職者が多くいる場所だが不思議となかに入ってみようと扉に開けて中に入ると、カーラが女神・ティアの石像と向かい合う形で祈り捧げており、その向かいには一人の女神である愛と性欲の女神・エロスの石像があるのだ。


「…こうやって真横からみると、ティアは胸が無く、エロスが巨乳なのがわかるな…」


「あ、い、イフリート様…だ、大丈夫ですか?悪魔と教会は相性が悪いのでは…?」


「元は異世界人の知哉の身体を俺使用に変化させたものだからな。中身は大悪魔だが、身体は人間だから平気なのだろう。

…知哉自身はこっちより(悪魔側)の性格になってしまったようだがな…」


「…何故、ティア様は知哉様に勇者になってもらいたかったのでしょうか…?」


イフリートとカーラは女神・ティアの石像をじっと見つめた。

確かに、知哉の失言により魔界に落とした癖にワザワザ地上に降りてまで知哉を勇者にしたかったのか理由がわからない。


現に知哉の精神は今も眠ったままで、イフリートとの契約で記憶も身体も好きに使わせて貰っているが、ティアの条件自体も悪くなった筈なのに頑なに勇者になりたくないと否定していた知哉の顔をふっと思い出すと、眩い光とともにティアとエロスの2人の女神が姿を表したのであった。


エロス様はエロい。

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