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知り合いの女悪魔で手っ取り早く済ませよ

イフリート…炎を操る大悪魔の1人。異世界人の伊藤知哉から身体を貰い、その際の契約を果たそうとしている。悪魔の為、愛や恋を理解できていない所がある。リリアーヌが尻が大きい事を気にしているのを知っている為良く弄る。たまに人間界で覚えたプレイに付き合わされる事もある。


リリアーヌ…女悪魔・サキュバスを率いる大悪魔の1人でイフリートとか顔馴染みである。 最近尻がたるんできたとイフリートにはいわれたが冗談であるのはわかっている。人間界で縛りプレイを知り、イフリートの容赦ない縛りが気に入っている。本人は自覚ないがかなりのM気質サキュバスである。

*********************


伊藤知哉から身体を譲り受けたイフリートは、自らの魔力で動きやすい身体へと姿を変えていった。2mを越えるイフリートからしたら元々160cm程しか無く、筋肉もない知哉の身体は小さく使い勝手が悪かった。動きやすく戦いやすいよう身体を大きくし筋肉を増強した。


「うむ…これならば、動きやすいな。にしても変な異世界人だったな…」


掌を動かし、作り変えた身体を確認する。居城から出ると、知り合いである悪魔の根城へと飛び立った。


「おい、リリアーヌ!!おらんか?最近尻がたるんだリリアーヌ!!」


「誰が尻がたるんだですって!?もう一変言ってみろゴラァ!!」


女悪魔・リリアーヌはイフリート同様大悪魔の1人で女悪魔・サキュバス達の王である。明るいピンクの髪にピンクの肌、色が反転した目に2本の黄色い触角を持ち、悪魔特有の蝙蝠の羽根を広げ、姿を表した。


「この魔力…あんたイフリート!?なんで人間の格好なんてしてるのよ!!!」


「まぁ、色々とあってな。話すと笑えるぞ?」


イフリートは知哉が女神に向かっていった暴言や身体を渡す際の契約内容を面白おかしく話すとリリアーヌはお腹を抱え、大笑いする。折角のチャンスを棒に振る異世界人やそんな事を契約に出す人間は今までにいたことがないからだ。大体は自分の『欲』に忠実で金や強大な権力を求めるのが多いからだ。


「で?何?私とシにきたの?いいわよ?相手しても…」


「それも考えたんだが…お前に魅力を全く感じんのだ。」


リリアーヌの誘いにイフリートは乗る気であった。契約の愛など身体の関係を気づけば成立すると思い、手っ取り早くヤらせてくれるであろうリリアーヌの元にきたが、魅力を感じる事が出来なかった。試しに胸を鷲掴みにして揉んで性的興奮を起こそうとするが、特に変化はない。


「ふーむ。適当な相手との性的目的での愛は契約外の様だな…」


「そう…で、胸揉むのは良いけどさ。そんだけの為だけにきたの?」


サキュバスは性行為を通じて男性を誘惑し、生命的な意味での精気を吸い取り、全て吸い尽くし死に致らしめるまで離れないのが本質である。目の前に餌があるのに食い付かない獣はいない。イフリート自身もリリアーヌならだけだろうと踏んでいたが、期待外れに終わり、彼女に凸ピンを食らわせる。


「何すんのよ!!サキュバス的にヤらないとキャラ的にだめでしょ!?」


「美少女や美女揃いのサキュバスがいるここなら手っ取り早く契約を成立させられると思ったが…どうにも俺はお前らの事など蚊程も愛してもおらんようだ」


悪魔は性別は無く、サキュバスの様に人間の男性から精気を吸い取り、力にする悪魔は数少ない。大体は生まれ持った力のみで序列が決まってしまう。リリアーヌは精気を吸い取れない事に不貞腐れ、頬を膨らませた。


「まぁ、代わりに俺の領土と城を好きにして良いぞ?俺は地上に行くからな」


「あんたってさ。粗暴で短気って他のやつはいうけど契約には真面目よね…元からヤれなきゃそのつもりだったんじゃないの?」


リリアーヌのいう通り、イフリートやリリアーヌのような大悪魔は合計で13人いる。その13人の中でもイフリートは序列上位に位置する悪魔であり、悪魔を束ねる【魔王候補】のひとりでもあった。


「まぁな…正直お前とは付き合いも長いし…恋愛感情を持っているのではと期待したのだが…まぁ、リリアーヌだし仕方ないか…」


「それ凄い失礼じゃない!?何?私に魅力を感じないのは勝手だけどさ、あんたが私をどう思ってるか位教えなさいよ!」


「都合のいいビッチ悪魔か暇な時の遊び相手…だな?」


リリアーヌは頬を再び膨らませると、そっぽを向いた。そもそも悪魔は繁殖行為を必要としない為、色恋沙汰は性行為だと思っている。人間の欲に性行為は含まれるためモテる為の呪いや術式などもある。


「地上に行くっていってたけど…まさか人間相手に愛とか恋を探しに行く気?」


「それが契約だからな。まぁ、俺自身どんな女が、好きで好みか等わからんし、悪魔に恋愛など無意味であろう?娯楽としては面白いと思わんか?」


イフリートからしたら知哉との契約は娯楽の一つに過ぎない。悪魔に恋愛など不可能なものだ。悪魔にとって人間は都合の良いように利用できる玩具程度にしか思っていない。契約の「本気で愛し、守ってやれ」という意味を理解する事ができない。だからこそ面白いと感じるのだろう。リリアーヌは指を鳴らすと、人間界との通じる扉を出現させた。


「領土と城は好きにさせてもらうわ…まぁ、楽しんできなさいよ?私はいつでも相手してあげるから♪」


「その時がきたらな…お前が好きな縛りプレイでもしてやるさ…まぁ、リリアーヌ相手に興奮できるかは別だがな。ケツデカリリアーヌよ」


性癖を配下の前でバラされたリリアーヌは激怒し、イフリートを扉の中へと蹴り入れた。あの男がいっていた冒険者になって色々な場所にいき、契約の対象となる女性を探す旅が始まった。


書きたいように書くのが正しいのか?考えて構成とか決めて書くのが正しいのか?わからない。

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