表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/63

好きな悪魔の前でいい格好をみせたい

寛容の植物チャリティー・フォレット

ダエノールが対食物警護用に開発した魔植物。思いやりのない気持ちや自分勝手な欲を持つ悪魔を食べたり精を吸い取ったりする。ダエノール達が去った後、食糧難は解決したが、寛容の植物チャリティー・フォレットに精を抜かれる男女が増えた。

*********************


ティアネス王国城下街『アテナス』は女神・ティアではない真逆の存在である大悪魔達によって危機的状況を解決して貰ったのだ。女神に使える聖騎士団は不雑な心境をしていたが、民や大臣らは問題の解決した為、換気の声を挙げると、ダエノールは身体を震わせて、イフリートの後ろに隠れた。シュルガットが怯えたダエノールに尋ねる。


「この声…嫌い…魔女狩りで…殺された時に似てるから…」


「あぁ…黒魔術を極めてた魔法使いは【魔女】として魔女狩りの対象だったな。

確か、槍で刺し殺されるか十字に貼り付けられ焼き殺されるらしいな。

…確かにその時の覚えている歓喜の声に怯えるのも無理はない。

だが、今は俺がいるから安心しろ。愛人になるのであれば、契約に反してしまうからな…」


イフリートは微笑み、ダエノールの頭に手を置き撫でるとシュルガットも撫でる様に要求してきた為、同じ様に撫でてやると満足そうな表情を見せる。 知哉との契約は『愛する人を守る事だ』が恋人や嫁候補でもない愛人や側室候補が先に出来た事を知ったらどんな顔をするのだろうか。

二人の頭を撫でながらそう考えていると、アルベルトがティアネス王国の王であるハイドン国王を連れてきたのである。

元々はこの国は女神を信仰する国であるのは間違えないだろう。

だが、この国は悪魔との契約によって救われたと言っても仕方がないのだ。民を飢えから救う為に大悪魔に助けられた。

この行為は神に見捨てられても文句は言えないだろうが、神からしてみたら人間は長い時の中で過ごす神の娯楽の一環でもある。一つの国や世界が滅ぼうがまた作ればいいのだと、人間を自分等の娯楽の駒として使っているだけだ。


「ティアネス王国・国王のハイドン・アルバータだ。この度は貴殿らの契約に救われた国を代表して感謝の言葉を贈る…誠にたかじけない…!!」


「これで契約は成立したが…村人達がこの中でも作物を育てるとして…それまでに食糧は持つのか?」


「そこは…何とも言えんのだ…備蓄ももうすぐそこを尽きる。他国からの援助は期待できないのだ。下手に物資を送れば魔王軍に総合攻撃の対象になるためどの国もどうすることも出来ない」


「……イフリートが…褒めてくれて…機嫌がいい…ので…サービスしてやる…」


ダエノールは永年の想いが伝えられた事とイフリートに褒められて撫でられた事に気分を良くしていている為、契約無しで打開策があるのか。胸の谷間から植物の種を壁際に植え始めると、反対側にも同じ様に種を植えると中央付近で魔力を練り、大地に灌ぐと魔界の植物である|

寛容な植物チャリティー・フォレットという女型の植物の魔物で寛容な心で食べ物を分け与えてくれる魔植物を地上に生やしたのだ。

ダエノールがマーマンとリーフを指差して寛容の植物チャリティー・フォレットの元に行くよう命令すると二人は警戒しながら恐る恐る近づいた。

すると気配に感じた寛容の植物チャリティー・フォレットの一匹が目覚めて二人に声を掛け始める。


「可愛いお嬢さん、私の胸に手を当てて魔力を灌いで?」


「えっ、胸に触っちゃっていいの?」


「そんなのハレンチですよ!?//////」


寛容の植物チャリティー・フォレットは戸惑う二人を蔦で腕を掴みとると胸に触らせる。 寛容の植物チャリティー・フォレットは微笑んで2人の望む物である民の食料を作ってほしいという想いに答えてシュルガレットが作った城壁を蔦って他の 寛容の植物チャリティー・フォレット達も2人の願い事を叶えるために目覚め始めて何もない土地が耕され、様々な作物や果物の木々が生え始めたのだ。


寛容の植物チャリティー・フォレット…他者を思いやらない悪魔避けとして…私が作った魔物…もし…個人的な欲を心から願うと…」


「ど、どうなってしまわれるのですか?」


「…悪魔なら食べられる…けど…人間なら精を搾り取られるだけ…対価分…耐えられるかは…別」


「ど、取りあえず良かったわ…」


ダエノールの説明に聖騎士として民の食料を望んで良かったとほっとした。もし個人的な欲を心に想い描いていたら公然の前で醜態を晒すことになるのは聖騎士として避けたかった。

イフリートは再びダエノールを撫でるとニンマリと表情を崩した。

契約は全て成立した為、アルマに魔界に繋がる扉を開かせるとダエノールとシュルガレットはイフリートに契約は悪魔として絶対だからバラム様を説得させるといいの残して魔界へと戻っていていった。

イフリート自身もこの国での契約は済んだ為、ゴッシュの元に訪れると自分達と一緒にエデンの街へ行き想いを伝えるか、ここで戦士として英雄として死ぬかと尋ねるとゴッシュはセリアに想いを伝えたいといいハイドン国王と聖騎士団長のアルベルトに頭を下げ、謝罪をし、イフリート達と共にエデンの街へと向かってしまった。

王さまは今後でるかわからないので…取りあえずなまえだけです!明日は諸事情で更新出来ませんのでご了承下さいヽ(д`ヽ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ