上手い話には裏がある
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ティアネス王国城下街『アテナス』の裏には凶悪犯罪・殺人・強姦などを犯した犯罪者を収容する刑務所が存在する。罪を改め、神から赦しを得た者のみが出る事が出来るというが、刑務所が出来てから入るものは増えたが、構成し、出るものは誰一人としていなかったのだ。
牢屋越しにアルマが囚人一人一人の額に魔法で数字を記入する。囚人から取れる精の価値に応じて数字が決まる。
一人の囚人が牢屋越しに自分達をどうするのか訪ねてきた為、イフリートが皆に聞こえる声で説明を始めた。
「貴様らは国から見捨てられて売られてな。
額の数字はサキュバスから見ての金貨枚数の価値と言うことだ」
「お、俺らはどうなるんだよ!?」
「何も怯える事ないし、心配する事は無いぞ?
魔界あるサキュバス城という男の願望を叶えてくれる場所に行き、サキュバスの相手をするのが主らの仕事よ…勿論簡単に死んでしまっては困るからな。食事や酒等も提供しよう」
イフリートの言葉に男性囚人達は喜びの雄叫びを上げた。サキュバスという極上な女とヤれ食事や酒等も提供して貰えると喜んでいる。一方で女性囚人はそういた行為を覚え、サキュバスになるかどうかも選べる。サキュバスになれば魔界でも地上でも生活に困ることはない。
元々身体を売って生計を立てていた女性層が多い為直ぐ様了承を得た。ここよりも環境や待遇が良ければ当たり前の反応である。
アルマは全員分の査定が棲むと経済大臣に荷台を持ってくるようにいうと直ぐ様、荷台を持ってこさせたが、これでは金貨がのらないともう一台用意させ、囚人全員分の金貨を荷台に出し始めた。
荷台は金貨の山でいっぱいになり、経済大臣は生唾を飲み込んだ。
そして、魔界に繋がる扉を開くと牢屋から囚人達を出してサキュバス達がいるリリアーヌ城へ案内する。
「イフリート様、全員送り終えました。一度リリアーヌ様にご報告の為にお戻りを…」
「あぁ…ではアルベルトよ。また直ぐに戻ってくる。安心してくれ。悪魔は契約に忠実なのだから…」
イフリートは不敵に笑みを浮かべ、そう伝えるとアルマともに魔界へと戻っていった。
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~魔界・リリアーヌ城~
魔界に送られた囚人達は唖然として周りを見渡していた。
周りには裸同然のピンク色の肌をした美女や青紫色の色っぽいサキュバス達に囲まれていたからだ。
アルマとイフリートが戻ってくると、リリアーヌは微笑みかけながら近付いてきた。
「いや~こんなにも男や女の人間を連れてきてくれてありがとう。助かるわ♪」
「気にするな。おい、囚人どもよ。良く聞け。
ここのサキュバス達は飢えていてな。
お前らを襲いたくて仕方がない様だ。
そこの階段を下れば好きなサキュバスとヤり放題だぞ?」
イフリートと指を指した階段に男性囚人達は我先にと階段をかけ降りていった。そこには精に飢えたサキュバス達が大量におり、男達はゲスな笑みを浮かべた。
だが、そこにいたのは低級サキュバスのみで加減を知らず、休ませること無く精を絞り取られるが、魔界の媚薬や食欲よりも性欲が強くなるお香が焚かれており、本能のまま、襲われて続けたのだ。
一方で、女囚人達は堕天使の練習相手として使われて快楽と地獄の両方を味わうことになることをまだ知らない。
「そいや、地上に送ったサキュバス達も定期的に帰ってきて魔力を注いだら、戻っていっちゃうけどなにやってるのよ?」
「連れ込み宿で働かせているのだ。
精を取る回数もサキュバス達に好き決めさせている。
客がやる為にいくら程、金を払うか欲の深さを知る検証しているのだ。
後は地上で料理を覚えたサキュバスに『D13の料理を用意させる大仕事をさせる為だ。
それと悪魔と人間は恋をすることが出来るかの検証だな… 」
「… まぁ、あんたの契約で一番近いのは私達サキュバスと人間を対象に検証した方がいいのは解るわ。けどね、サキュバスは性欲が力なの… 精を魔力として蓄えたいだけで愛とか恋なんて抱かないわ」
「まぁ、そんな事は解りきってはいるさ。
だが、契約の為にはそれを知る必要があるのだ。
恋人同士との性行為とただ欲望の為の性行為の違いを知るにはな…」
イフリートはそう言うとリリアーヌの額に爪先を当て、これからの方針を教える。すると、リリアーヌは大笑いし、顔を染めたのだ。
イフリートはアルマをまだ暫く借りる事を伝えると同じく大悪魔のシュルガットと魔界の森の管理者であるクランプスにダエノールを地上に連れていく許しをえるとアルマに扉を繋いで貰い、再びティアネス王国城下街『アテナス』に戻ってきたのであった。
本当ならR指定18だと思うけどプレイまでは詳しく書いてないから大丈夫。多分。




