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今回はエロシーン無し!
次回はエロシーン…
有るかもよっ!
まぁ書いてって
言われないと
書かないけどね〜
「…………里菜??」
里菜の目から涙が落ちていた。泣いてる…。
俺が…泣かした…。
俺は手を止め、里菜の頭を撫でようとした。
「やめてっ!」
里菜が俺の手を叩く。
「………………。」
「もう…嫌い……」
泣きながら里菜が答える。
どうしよ…俺…
何やって…………。
「里菜っ…ごめ…」
「出てってよ!」
里菜が枕を投げる。
里菜…………。
「早く帰って!…………もう…来ないで…」
俺は何も言えない。
言えるわけない。
俺は最低な事をした。
「わかった…………」
――――――――
わかった。
そう言って春太は部屋から出ていった。
春太が出ていってから、あたしは動けず、ただ泣いていた。
――――――――
あれから1週間。
俺と里菜は一度も会っていない。
里菜に話しかけようとしたけど、里菜は無視し続けている。
謝りたい。
でも、許されるわけない。
なら…………。
いっそ…………。
いっそ忘れてしまえばいい。
――――――――
春太が話しかけても、あたしは目を見ることができなかった。
あの時の春太は、あたしが知ってる春太じゃなかった…。
ただ、怖かった。
もう、あんな春太は見たくないよ…
でも………………。
――――――――
「春太君っ………。」
彩美にコクられたのは、あの日から3週間経った頃だった。
彩美は、ビジュアル的には何の問題も無い。
むしろ、クラスでも1位2位を争うような、整った顔をしている。
スタイルもいい。
断る理由は無い。
俺は、断る理由を必死に探した。
何かが詰まっていた。
その
「何か」が、何なのか、解ってはいたけど、それは理由にはならなかった。
彩美の告白に、俺は優しくうなずいた。
これで……いい。
――――――――
春太の事は…許せない。
だけど…それがどうしてか解る?春太。
大好きな人だから…
ずっと想ってきた人だから…悲しかった。
あんな事されたけど…
今でも…わかってる。
あたしの心のどっかに
大好きな春太が居る。