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俺は、里菜が好きだ。
こんな感情に気付いたのは最近だった。
幼なじみだった里菜はいつの間にか綺麗になった。
―――――――――
「里菜、付き合って。」
何度も聞く、春太のこのセリフ。
いつものようにあたしは流して宿題を進める。
「里菜??まじだから。」
「分かったから宿題しなさいよ、春太。」
「…分かった。」
しぶしぶ春太は宿題を始めた。
今あたしは幼なじみの春太と自分の部屋で宿題中。
最近、ずっと春太はあたしに付き合ってって言ってくる。
冗談なのはわかってる。
でもドキドキしちゃうよ…。
だからやめてよ。
顔が赤くなるのを見られないように下を向いてシャープペンシルを動かすあたし。
「なぁ…。」
春太の声。
あたしの大好きな声。
「なに?」
「いい加減にしろよ。」
・・・は?
なに言ってんだ春太。
「何が?あたし何かした?」
「答えろよ…」
―――――――――
我慢出来ない。
あー俺バカだ。
キレてどうすんだよ。
でも口は止まらない。
「いい加減答えろよ。」
「だから、意味わかんないじゃん?なに?」
「だからっ!付き合ってっつってんじゃん。」
「……。」
「なぁ、どうなの?」
「……は、…意味わかんない。…付き合うとかうけるよ…。」
里菜の言葉が突き刺さる。
「………だめか?」
「………無理だよ。」
「・・・・・・。」
「だ、だって、春太もてるじゃんっ。あたしなんかにそんな事言ってないで、可愛い子んとこ行きなよ〜」
冗談めかして言ってみる。……あれ?春太……怒っちゃった?
「……ふざけんな。」
「ふざけてないよ…」
「分かったよ。」
―――――――――
次に気付いたら、目の前に春太の顔があった。
「は、春太っ?」
「いいよ、我慢出来ない。」
そう言って春太はあたしに・・・・・・。
「やっ……ん…」
春太の舌が強引にあたしの唇をこじ開ける。
春太っ…やめてよ…
思いが伝わる訳もなく、春太は止めない。
春太??怖いよ…
「里菜っ!口開けろ!」
春太が怒鳴る。
春太……怖い……。
あたしは抵抗をやめてしまった。
それほど春太が怖い。
いつもとは違う。
やだよ・・・・・・。
「ん…ふぅ…」
慣れないキスに息が漏れてしまう。
やっと唇が離れたと思ったら、春太の手は、あたしのシャツの中に入っていた。
あたしは急いで春太の手を掴む。
「やめてっ春太…」
「やだ。」
一言言うと、春太はあたしのブラをはずす。
あたしの必死の抵抗もむなしく、春太はやめようとしない。
「ぁっ…やめっ…」
やだ…
こんな声出したくない。
春太…やめて…
だけどやめてくれない…
春太はあたしの胸にキスしたり触ったりする。
嫌なのに声を漏らしてしまう自分が恥ずかしい。
部屋にはいやらしい水音が小さく響く。
「はるた…やだ…っあ…ん…やだ…」
春太はやめるどころかエスカレートしていく。
ついにはあたしのスカートの中に手を入れた。
下着の上からやらしい手つきで撫でられる。
「…ぁっ」
―――――――――
里菜の両手を右手で押さえて左手で里菜の下半身をいじる。
嫌がってるけど、里菜のパンツはびしょ濡れだ。
ゆっくりと、パンツに手を潜り込ませた。
手に柔らかい感触。
ゆっくり撫でる。
「あっ…ん…ぁ…」
撫でるたびに里菜の声。
それがまた、俺を誘う。