3 おじさんありがとう!
このおじさんが丘のとこがわかってホントによかったの!こんな経験初めて!なんか新鮮〜!
「昔は、俺にも君みたいな娘がいたんだ。」
「今は?」
「……。風香は、遠い所に行ってしまったんだ。」
「そうなんだ。会いにいけばいいんじゃない?」
「でも、風香の行ってしまった所はとても遠くて、今はまだ行けない。」
大切な人と会えないのは切ないね。幸子はママとパパと一緒にいられて幸運なのかな?
「風香のために一生懸命働いているんだ。来年までは部屋も買うつもりなんだ。」
「頑張ってね!」
なんか丘が見えてくる!あれがこれから幸子が通うようになる学校なんだね!安っぽい!
「幸子は行くね!おじさんも頑張って!」
「うん。」
あっ!あそこに時計があるね。8時37分なら、政府なのかな?
「そこの学生、名前は?」
「幸子は幸子です!」
「7分遅刻ね、ここは罰点制度があるから気をつけて欲しい。」
「罰点?37分ならぎりぎり政府じゃないのですか?」
「セーフななわけないだろ、授業は30分に始まるから。」
「へえ、そうなんだ。」
幸子、結局遅刻しちゃったの……。でも、早くクラスに行かないと!
幸子は1年1組だよね。このドアーを開けると、
「おはようございます!」
「…君は?」
「幸子です!」
「君があの、え…何だっけ。とにかく、職員室まで付いて来なさい。」
幸子、7分遅刻なのに罰なのかな……。中学校って厳しいな……。
「え…何だっけ。幸子さん、君は一週間、無断欠席したことになっているんだ。」
「へえ…?どうしてですか?」
「ここのカレンダーを見てね。」
「カレンダー…。へぇ?まさか入学式は今日じゃなくて…!」
恥ずかしすぎるよ…!1月は31日まであると思ってたのに!
「今日は4月7日、入学式は4月1日だった。」
「そんな!」




