2 頑張って学校へ行くの!
丘が見つからない、どうしよう…!!あ、幸子の家だ、良かった〜!
「ママ、おかえり!」
「おかえりじゃなくてここは、って学校はどうした?」
「途中で迷っちゃったの!丘が見つからなくてね!」
「丘ヶ丘だからって丘を探してたのかよ。」
「うん〜!」
「もうこんな時間!急がないと初日から遅刻して先生に怒られるわよ。」
先生に怒られるのはイヤだよ!もう8時なのに、どうしよう。
「タクシー呼ぶね。外で待っていて。」
「はーい!わかりました!」
「まったく…。」
ここで待っていると車が来るっていうことだよね。テクノってすごいね!日本すごいね!でも、全然来ない…。あ、なんか黒い車だ!
「わーい!あなたがタクシーさんですか?」
「タクシー?違うよ。」
「でもママは外で待っているとタクシーさんが来るって言いました!」
「ああ、そういうことか。なら俺が代わりに送ってあげる。」
「へえー、幸子嬉しい!」
知らない人に助けられるなんて、幸子とってもラッキーだね!遅刻しなくてホントに幸いだ!
「どこに連れて行けばいいのかな?」
「丘に行きたいです!」
「丘?これじゃ良くわからないな。もしかして、市立丘ヶ丘中学のことか?」
「そうです、もうこれ以上遅れたら、先生に怒られて、恥ずかしくなって、友達ができなくなって…」
「そういわれても、既に遅刻なんだ。」
「へえ?そんな…!」
中学校の授業はいつ始まるの?もっと調べるべきだった!
「じゃ、幸子行かなくていいかも。でも今日学校休んだら、皆勤賞が…。」
ちょっと悪いことだと思うけど、最近はこうやって脱線する子たちも多いから、一日だけならきっと大丈夫!何して遊ぼうかな〜?でも皆勤賞ほしいの。
「やっぱり学校行く。」
「何だよ。」




