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第1章 合流
「ここは・・・『ブリックス』?」
「ブリックスとは、始まりの街。
職人はチュートリアルが終わった後、ここにとばされる。
でも・・・ゲームじゃない。
ゲームの世界にきてしまったのだ。
腰についている鞄から、『職人の書』をとりだす。
職人の書とは、職人職のスキル・熟練度などが確認できる。
見た所、ゲーム時代のステータスを引き継いでいる。
安心していると、
「紫苑!」
後ろから聞き慣れた声がする。あかりだ。
「なんなの!?パソコンの前に座ってたはずなのに、ものすごい光がして、目を開けたら
森でモンスターに襲われたんだけど!」
ああ・・・
オオカミか・・・
「とにかく、今は状況を説明して!」
仕方ないのでまだ日が高いが、宿屋にいく。
これから、どうするか・・・