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転落転生 ~ある日、穴に落っこちた~  作者:  
第一章 「落下、そして異世界へ」
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第一話 「落下、そして異世界へ」

 冬。


 深々と降る雪の中を俺は早足に歩いていた。

 服装は上はダッフルコートをはおっており、下はややダボッとした灰色のズボンをはいていた。

 全体的に地味なイメージだと、自分でも思う。


「あぁ~、さみぃ~。ったく、何で関東で雪なんか降るんだよ」


 俺――西野にしの 有真ゆうまは愚痴を言いつつも家への道を急いでいた。

 そして、何故か突如として足下に現れた巨大な――直径15m近くある――穴に落っこちた。

 何言ってるんだと思うだろうが足下には巨大な穴があり、踏みしめるべき地面を失った俺の体は自由落下を開始する。

 落下の直前、反射的に手を伸ばしたが、当然、何も掴めずに体は重力方向に引っ張られ、穴のなかに落ちていった。

 そしてドンドン光は遠くなっていき、何かに背を打ち付けて、俺は気を失った。



  ★★★



 瞼に光を感じる。

 目を開ければそこには空が見えた。

 一応は生きているみたいだ。

 体を起こすと、特に痛みは感じなかった。あれだけの高さから落ちたのに。

 いや、俺は本当に落っこちたのだろうか。何か幻覚でも見たか、気絶でもして夢を見ているのだろう。

 試しに頬をつねってみる。

 痛い。現実だ。

 では、ここはどこだ?

 少なくとも俺の住んでいた所はこんなに開けた所ではない。第一、日本ならほとんどの道はコンクリートで舗装されているはずだ。なのにここは土だ。どう考えても日本じゃない。

 とにかく人に会おうと思い、道なりに歩いていると向こうから、…………馬が走ってきた。

 馬は野生ではなかった。背には人が乗っている。


「おーい。すいませーん」


 声をかけてみる。

 案の定と言うか無視された。


「つーか、どうすりゃいいんだよ」


 とりあえず、さっきすれ違った馬に乗った人の後を追うことにし、踵を返し、再び歩み始めた。

 初投稿です!


 大海の猫です!



 初投稿故によくわからない作品になっていると思いますが、できる限り続けていくつもりなので2話以降も読んでくれると嬉しいです。


 まぁ、2話目がいつになるか分かりませんが……気長に待ってくださると嬉しいです。


 と言うか死んでないのに異世界に行くのって転生って言うんでしょうか…………



20150407

本文を僅かに変更しました

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